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定食屋はじめましたが、お客様はモンスターです  作者: 田井雫
腹ペコエルフと野菜炒め
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一章 エルフと野菜炒め 2

「いったい、どうなってるんだこれ」

今まで経験したことのない現象に頭の整理が追いつかない。

と、その時である。空間の向こう側から投げこまれたように飛んできた何かが「カラン」と床に転がった。

拾い上げてみるとそれは夕食後に食べようと買ったプリンの、空の容器だった。その後も牛乳や食材がゴミとなって帰ってくる現象が続く。

ふと試しにリンゴを1つ空間に投げてみた。すると微かに『シャクシャク』という音がした後、先ほどと同じようにリンゴの芯だけが戻ってきた。

「…まさか、誰かいるのか?」

思い切って空間に手を伸ばしてみたものの手ごたえは無い。

最初は呆気にとられていたが徐々に怒りがこみ上げてくる。この空間が何なのかはわからない。だがはっきりしていることは何者かが家の貴重な食材を食べ尽くし、そのゴミを投げ捨てるという暴挙。

「どこの誰かはわからんが…許せねぇ、俺のプリンまで食いやがって!」


すぐに報復が思いついた。先ほど作った野菜炒め、そこに「七味唐辛子」「胡椒」「粉末からし」それらをふんだんに振りかけ混ぜ込んだ。

食材を無駄にするのは流儀に反するが仕方ない。俺の怒りを知るがいい。

皿に乗せた野菜炒めを空間の前に近づける。スッと吸い込まれるように野菜炒めが消えてしまった。待つこと数秒。

『~~~!』

反応あり、とにかく犯人の面を拝ませてもらおうか。後の事など考えてはいなかった俺は空間に身を乗り込ませたのだった。

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