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詩集・『碧き影の星の歌と紅蓮の瞳孔の揺れた焔』①  作者: 風快李吏


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⑨「相棒」

人にもモノにも得な事と苦手な事がある

今まで知らなかった出来事 経験すれば

きっと 見たことのない新たな世界広がるはず けれど…



主人(マスター) (ワタクシ)をそんなふうに扱わないで下さい

使用方法 注意事項をよく読んで

私は何か意味を生み出す為の道具

芸術やサインを現す為の筆談具



どうかどうか 悪ふざけは止めて下さい

深夜にこっそり起きて 私で貴方の友の顔に悪戯(イタズラ)するのは



主人 何故笑い声を押し殺してまで何をしたいのですか

私は貴方とは逆 とにかく泣きたくなる

始めて私を選んだ時 一緒にいた半透明の取扱説明書を読みましたか

私は伝統と歴史の塊

どうかどうか 早く気づいて 私は紙に書く物です



貴方の友人の顔 両手足に髭や皺を描かないで 変なイラストを描かないで

どうか 肌に描かないで下さい

確実に肌荒れしてしまうから



もう知らない みんな目が覚めて始めて 叱ろうとしても

どうせ私は道具 ただの物 想いは届かない

ならば諦めて私も手伝いましょう

主人 貴方と一緒にニヤつきながら



主人 次からは私を正しく使ってくださいね

私は紙に書く物です 何度も何度も口説く言うのは貴方の為

どうかどうか 間違えた素肌に私を触れさせないで

その優しい手でしっかり握って


在り来りでいい 正しくあるべき姿で居させてください

どうかどうか (パートナー)と一緒に居させて欲しい


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