⑥「名の無い小説、君の物語(ハナシ)」
春のそよ風 公園の木陰 ベンチの下
ただ一人 何気なく一つの小説を膝に置いて
ひっそりと物語を開いた
まだ私の知らない 新しい1頁
次々に本の中へと引き込まれてゆく
温かな気持ちで迷い始めるラビリンス
待ちきれない迫る幼い心が
まるで自分を主人公にさせて行く
現実の時間を忘れてゆくほどに
私は想いを馳せてゆく
予期しないStorys 重なり合うScenes
フィクションが現実かのように感じてく
かなしいほど優しい言葉 幾度となく木霊する逞しい台詞たち
Ah 誰か本当の世界でも自分のすぐ傍でずっと居てくれるばなんて…
小鳥達の羽撃く音で 青空を見上げる
「主人公は歩き始めた」
文字をなぞるように私も歩き始める
この腕に小説を抱えながら
ゆっくり歩幅を広げてく
現実をちょっとずつ でも確実に
私はこの足跡を地につけてゆく
予期しないStorys 重なり合うScenes
ノンフィクションが夢のように感じてく
誰も素直になれない 立ち止まってしまう勇気
Ah みんな想う 小説なら何て語るだろう 耳元で何を囁くの?って
肩に手が触れる感覚 「大丈夫だよ」と傍で言う
まだ私の知らない 新しい1頁
次々に本の中へと引き込まれてゆく
温かな気持ちで迷い始めるラビリンス
待ちきれない迫る幼い心が
まるで自分を主人公にさせて行く
「主人公は歩き始めた」
文字をなぞるように私も歩き始める
この腕に小説を抱えながら
ゆっくり歩幅を広げてく
生きてく事がストーリー
歩いたり立ち止まったりするのもその1頁なら…
まだ日々は長く続いてくのだろう
自由に綴ろうか 私達の物語を…




