④「夜鷹」
声を潰して 枯れてしまった音を
あなたは綺麗だと言った
泣いてばかりで 押し殺したこの声に
慰めをかけて
強がる私の弱い心
誰にも悟られぬように
大きくて 小さなこの身体で
一人 抱え込んではもがいて
行く先なんて知らない
家路に帰しても私の居場所などない
このうやむや抜け出せたのなら 自由になれる地へ
私に力 勇気の羽根があればまた羽撃たけるけど
二つの儚い塵はこの瞳を閉じさせる
今更 救いの手など要らない
無意味なだけ
上辺の問題が解決した 私をみて
あなたはまた強くなったと
こんなにも心は踏みにじられてるのに
私 丈夫じゃないの
何でも誤魔化したがるあなた
いつも何かに震えて
気付かれないように腕を組んで
一人 抱え込んでは 俯いて
行く先なんて知らない
家路に帰しても私の居場所などない
夜空の蒼い瞬き
目を細めて見詰める 幾つもの街灯たち
かえって私の不安を煽るようで
全ての感情は 中途半端に凪がれる
今更 救いの手など要らない
無意味なだけ
完成さを求めるばかりではこの旅路は進めやしない
何か欠けている それでいいんだと
錆びた想いを塗り替えて また描き出せそうか
過去をやり直せないのは分かっていても あなたも 私も
行く先なんて知らない
家路に帰しても私の居場所など
抜け出せたのなら 自由になれる地へ
私に力 勇気の羽根があれば また羽撃たけるけど
二つの儚い塵はこの瞳を閉じさせる
今更 救いの手など要らない
無意味なだけ
それでも 澄んだ蒼い光 求めて
私は 歩き出そう
理由があるのか知らなくても




