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詩集・『碧き影の星の歌と紅蓮の瞳孔の揺れた焔』①  作者: 風快李吏


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㉙「影ふみ」

子供達は今日も陽の下で遊ぶ

旧くからの定められた規則ルールの中で

両手足を無邪気に動かす

「誰かがひとりハグれなければならない」



暑い日差しの中 誰かが私を

「もうノガさない」と引き留める…

結局 この足許から去るのでしょう

肩に触れれば 仲間と 今度は



私の陰に踏み入れれば全てはそれまで

それまでにこの声を聞いて欲しい

手を重ねて 握って 抱き締めて

その温もりを感じさせて



手を伸ばして もう一度 例え 貴方が私を凍てつかせても



夕日に 彼方へと遠ざかる

きっとまた傷付く事を怖れて かなしい程

盗人がそっと夢見し人の頬を触れる様に


伸びる陰が途切れて消え失せれば全てはそれまで

でもまだこの遊戯ゲームを終らせないで

手を鳴らして 背かず 反応して

息を切らし 笑ってみせて


迷いの丘 風吹く 鳥は旋回を繰り返し 西へ消える



貴方はいつも私の影を追い掛けて

遠くに 離れては 曖昧に駆け寄る

零れた影を見落としながら



私の陰に踏み入れれば全てはそれまで

それまでにこの声を聞いて欲しい

手を重ねて 握って 抱き締めて

その温もりを感じさせて



手を伸ばしてもう一度 そして放さないで

例え 貴方が私を凍てつかせても




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