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詩集・『碧き影の星の歌と紅蓮の瞳孔の揺れた焔』①  作者: 風快李吏


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㉑「玉兎」

全てを差し出せば最期オワリだと想っていた

貴方に許されるならば

何故私を魂だけでも救ったのです?

望みさえしていなかったのに

永遠の夜の中 光に閉じ込められた



もう一度あの日に戻れればやり直せるなんて

何度も何度も後悔はしたけど

何もかもが過ぎ去って

鎖に繋がれた自由だけがこの身体を縛る


全てを差し出せば最期オワリだと想っていた

この身は去り行く命を救ったけれど

なのにこの地から遠ざけたのです?

信じられた友とまだ居たかったのに

悠遠のソラモト)》心猿に囚われた


もしもあの世界に戻れる翼があれば

私はきっと別の道を選んだだろう

誰もが辱めを売るのを畏れ

その目の前で愚かな行為をした

心は逆波に触れられたけれど

揺れる焔のクスケムリ消えずに今もこの眼をオビヤかして



全てを差し出せば最期オワリだと想っていた

貴方に許されるならば

何故私を魂だけでも救ったのです?

望みさえしていなかったのに

この永遠の夜の中にこの悠遠の光の中に



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