39話 「共有」
楽しいだけじゃ、
続いていかない。
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だから、
隠さないでいたかった。
夜。
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仕事終わり。
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蒼は車を走らせながら、
携帯を耳に当てていた。
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「でさ〜今日さ、店長またやらかしてて」
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澪が笑いながら話す。
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「いつも通りだな」
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「ほんとそれw」
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他愛もない会話。
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でも、
それが心地いい。
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「……あ、そういえばさ」
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少しだけ、
澪の声が止まる。
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「ん?」
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「……いや、なんでもない」
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「そうか?」
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「うん」
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少しだけ、
引っかかる。
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でも、
蒼はそれ以上聞かなかった。
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「てか次の休みさ」
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「凪っぽいね」
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「あぁ」
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「サーフィンできなそう」
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「まぁ自然相手だしな」
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少しだけ間。
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「……じゃあデートする?」
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「……」
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蒼が少し黙る。
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「なんで黙るのーw」
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「いや、なんか」
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「デートって言われると変な感じだな」
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「彼氏さん?」
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「うるせ」
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澪が笑う。
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「どこ行く?」
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「古着屋とか?」
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「私アパレルだから選んであげるよ」
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少し得意げに言う。
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「……じゃあ楽しみにしてるわ」
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「任せなさい」
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電話を切る。
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静かになる。
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澪は、
少しだけ表情を落とす。
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(……大丈夫だよね)
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自分に言い聞かせるように、
小さく息を吐いた。
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後日。
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休みの日。
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蒼が迎えに行く。
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「おはよー」
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「おう、おはよう」
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車に乗る。
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「なんかさ」
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「サーフィンじゃないと変な感じするね」
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「そうか?」
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「うん」
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「なんかデートしてるって感じ」
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蒼が少しだけ照れた顔をする。
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「古着屋どこ行く?」
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「ここがいいとかある?」
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「いつも行ってるとこ以外がいいかも」
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「じゃあアーケードの方行くか」
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「あぁ」
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店に入る。
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「これとかどう?」
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「……あんま着ないから抵抗あるな」
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「いや絶対似合うって」
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ただ服を見ているだけ。
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なのに、
不思議と楽しい。
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「ズボンは?」
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「今育ててる途中だから、なるべくこれ履きたい」
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「なるほどね!」
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「じゃあズボンはいいか〜」
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「あ、待って」
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「私も見たい」
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結局、
澪の方が服を持っている。
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「ありがとうございましたー」
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店を出る。
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「結局お前の方が買ってんじゃん」
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「良い物に巡り会えたって感じw」
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「気にしない気にしない」
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「蒼も買えたんだし!」
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「そしたら次、靴見よ!」
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靴屋に入る。
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革靴コーナー。
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一瞬、
澪の表情が曇る。
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正利。
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頭をよぎる。
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蒼は、
それを見逃さなかった。
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でも、
何も言わない。
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「あ!これとかよくない?」
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「さっきのTシャツに合いそう」
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「……あー、いいかもな」
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「でしょでしょ!」
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「可愛い〜」
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「私も欲しくなってきたw」
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「いいよ」
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「一緒に買ってやる」
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「え?」
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「お揃いだけどいいの?」
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「別にいいよ」
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「それがいいと思ったんだろ?」
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「……うん」
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「じゃあ、お言葉に甘えて」
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お揃いのスニーカーを買う。
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店を出る。
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「なんかさ」
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「私たち高校生みたいw」
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蒼が笑う。
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「大人の青春だろ」
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「歳なんて関係ねーよ」
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「俺らにとって、それが今だったってだけだ」
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「澪がサーフィン始めたのと一緒」
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「なんか詩的〜w」
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前から、
高身長の七三分けの男が歩いてくる。
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澪は、
すぐに目を逸らす。
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でも、
別人だった。
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蒼は、
それも見ていた。
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「……澪」
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「この店入るか」
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古い喫茶店。
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席に着く。
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「コーヒー二つ」
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「かしこまりました」
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少し静かになる。
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「で」
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「なんかあったのか?」
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「……え?」
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「今日会ってから変だぞ」
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「この前の電話の時から」
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「自分から言うまで待ってたけど」
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「言わなそうだったから聞く」
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澪が、
少しだけ苦笑いする。
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「……鋭いね」
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「前の旦那がさ」
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「この間、職場の近くうろついてたらしくて」
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「人違いかもしれないんだけど」
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「それ聞いてから、なんかモヤモヤしてる」
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「……そうか」
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「なら尚更言えよ」
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「ごめん」
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「謝んな」
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コーヒーが置かれる。
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「とりあえず」
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「今から言うことやれ」
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「こういうのは初動が大事なんだよ」
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蒼が、
静かにプランを話す。
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「……なるほど」
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「分かった」
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「とりあえずやってみる」
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「ありがとう」
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「いいって」
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少しだけ、
間。
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「……こういうのも」
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「大人の青春なのかもなw」
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「やめてよ〜w」
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嬉しいことも、
不安なことも。
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分け合えるなら、
それはきっと、
ひとりじゃない。




