争い
「何勝手な事言ってるのよ。そんな誰得な勝負するわけないじゃない」
当然ミーは反論する。
「そうよ、バトルで一番弱いのは私だから、私に脱げって言ってるようなものじゃない」
マリンは胸を張って情けない事言っている。うん、僕もマリン確定だと思う。なんとかマリンを説得出来ないかな? その胸拝んでやりたい。
「簡単じゃない。負けなければいいだけよ。ミー自信ないの?」
アムドさんに言われてミーはマリンを見る。ミーはマリンには負けないと思ってるんだろう。
「何よ、私はしないわよ。負けるの分かってるし」
マリンは後ずさる。まあそうだよね。
「そうか、けど、負けたらゴーレムを燃やせるぞ」
アムドさんの言葉にマリンは考え込む。それって考える事なのか?
「負けたら脱ぐ。けど負けたらゴーレムを簡単に倒して強くなれる」
なんか、マリンは小声でブツブツ言い始める。やたら早口だ。
「脱いだら裸を見られる。けど、ここに居るのは女四人と男は先生だけ。先生になら別に裸見られてもなんて事ないわね。もし、負けても強くなれる訳だし。私にはメリットしかない。うん」
マリンはブツブツ言った後、大きく肯く。僕が変身した男って事完全に忘れてるよね。ま、いいけどね。
「その話! 乗ったわ! 全員まとめてぶっ倒されてやるわ! いや、ぶっ倒してやるわ!」
今間違いなく、打っ倒されるって言ったよね。心の声が漏れたのか? そんなに裸になりたいのか?
そして、3人は向かい合う。やる気十分だな。
「で、何で勝負決めるかよね」
ミーは指ポキポキしてる。そりゃ、戦闘能力低い人決めるから、戦いに関係ある勝負だよな。何があるかな? 木刀での模擬戦?
「普通に相撲でいいんじゃないか?」
アムドさんは当たり前のように言う。そういえば、森に住むエルフはやたら相撲をとりたがるって聞いた事がある。多分アムドさんはハーフエルフ。相撲が当たり前の世界で育ってきたのだろう。昔話の世界みたいだな。
「いいわよ。相撲上等じゃない! 東方ルールでいいかしら」
マリンも相撲好きなのか?
「良いわよ、あたしは何でも負けないわ。誰が女の子の中で最強なのか見せたげるわ!」
ミーは間違いなく当初の目的を忘れてるな。誰が一番弱くて、エサのウッドゴーレムを狩るのを決めるはずなのに。全員ぶっ倒してここの女性最強の座が欲しいのだろう。けど、残念ながら僕も一応今は女の子だから、多分僕が最強だけどね。
そして、僕はミーに言われて地面に円を描く。土俵の代わりだろう。ちなみに大人しいと思ったら、先生は横になってぐっすり眠っていた。
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