ミミックかな?
誤字脱字修正ありがとうございますm(_ _)m
「多分、ミミックだろうな?」
つい呟きが漏れる。あいつには散々苦労させられたからな。
マリンから教えて貰ったんだが、ミミックとは元々『擬態』と言う意味で、いろんなものに化けてる魔物の総称だったらしいけど、冒険者にとって一番遭遇する宝箱に化けたものをミミックと呼ぶようになったそうだ。だから、昔はダンシングコインの事もミミックと呼んでいたそうだ。
僕たちは今、地下二層に入ってすぐの部屋に居る。メンバーは、僕、先生、ミー、マリンの四人だ。アムドさんとレイ・ライは何かあった時のために拠点に残って貰っている。モヒカン達を率いてリポップしたダンシングコインを倒しているはずだ。
「ミー、どうする」
なんだかんだでミーは僕らのブレインだ。その指示が間違ってた事はあまり無い。
「もし、あれがミミックなら遠距離からぶっ倒した方が安全だけど、ただの宝箱だったら中のお宝が壊れてしまうから悩ましいものだわ」
そうだよな。ここの迷宮でドロップしたものは、ダンシングコインは金貨かポーション。ミーが言ってたけど、迷宮には良くドロップする品物が決まってる事が多く、もしかしたらここはポーションが良く落ちるか、もしかしたらポーションしか落ちないかもと言っていた。ポーションしか落ちない迷宮は宝箱の中もポーションしかない。ポーションと一括りに言っても、レアなものは目ん玉飛び出るくらいの金額で取り引きされてるそうだ。遠くから攻撃して中身がポーションで瓶が割れてしまったら目も当てられない。
「ミー、スカウトなんでしょ。じゃ、出番じゃない? 宝箱調べて来たら?」
能天気にマリンが言う。あ、そっか、こいつミミック見た事無いからな。
「アンタ、何バカな事言ってるのよ!」
ミーが目を剥く。顔が怖い。
「もし、アレがミミックだったら、大怪我よ。前回は先生が瞬時に腕1本もってかれたのよ!」
「え、先生が腕1本? まじで? え、という事は先生もっと手が沢山あったの?」
マリンは驚く。先生の戦闘能力知ってるからな。けど、まあ、腕1本もってかれたって言われたらそう考えるよな。
「無いわよ。くっつけたのよ。先生の再生能力見た事あるでしょ」
「え、取れた腕がくっつく程の再生能力もってるの?」
「腕じゃなくて胴体両断されてもくっつくわよ」
「なにそれ、凄い。先生ってただのボブゴブリンじゃないのね」
なんか、マリン、レイ・ライは先生をリスペクトしてる。不満だなー。僕の方が強いのに。
「という訳でいつも通り先生よろしく」
ミーが先生の背中を押す。




