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最強の勇者は敵だった  作者: 臥亜


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王都大混乱

王都中央通り。


市民が逃げ惑っていた。


「逃げろ!!」


「勇者が暴れてる!!」


兵士たちが盾を並べる。


「陣形を維持しろ!」


「止めろ!王城へ行かせるな!」


その時。


通りの奥から、一人の男が歩いてくる。


アルトリウス。


勇者。


彼は静かだった。


焦りも、怒りもない。


ただ王城を見ている。


兵士の一人が震える声で言う。


「……本当に勇者なのか?」


アルトリウスが止まる。


兵士たちは剣を構える。


「これ以上進むな!」


「王命だ!」


沈黙。


アルトリウスは小さく息を吐く。


「……そうか」


剣を抜く。


その瞬間。


空気が歪む。


未来固定。


兵士たちの動きが、ほんのわずかに遅れる。


アルトリウスが踏み込む。


一閃。


盾ごと兵士が吹き飛ぶ。


石畳が裂ける。


「撃て!!」


城壁から矢が放たれる。


魔導砲が光る。


爆発。


煙が通りを覆う。


だが。


煙の中から、アルトリウスが歩いてくる。


傷一つない。


兵士たちが後退する。


「化け物……!」


アルトリウスは言う。


「邪魔をするな」


そして剣を振る。


「――天裂スラッシュ」


空気が裂けた。


衝撃波が通りを貫く。


兵士たちが一斉に吹き飛ぶ。


遠くで城の鐘が鳴り続けている。


王都は完全に戦場になった。

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