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最強の勇者は敵だった  作者: 臥亜


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騎士団長戦

その頃。


森の中。


騎士団長が剣を構えていた。


レオンの前で。


周囲には倒れた騎士たち。


レオンは肩を回す。


「思ったより強いな」


騎士団長は低く言う。


「勇者の護衛などと思っていたが」


「貴様は何者だ」


レオンは笑う。


「ただの通りすがりだ」


剣を構える。


黒い魔力が刃にまとわりつく。


騎士団長の目が細くなる。


「魔族の力……?」


レオンが踏み込む。


「違う」


一瞬で距離を詰める。


剣と剣がぶつかる。


火花。


衝撃。


地面が割れる。


騎士団長が押し返す。


「人間が持つ力ではない」


レオンが言う。


「俺もそう思う」


闇が広がる。


剣が黒く染まる。


「でも」


斬撃。


「使えるなら使う」


騎士団長が吹き飛ばされる。


木を何本も折って止まる。


しかし立ち上がる。


「面白い」


兜を捨てる。


魔力が膨れ上がる。


「王国騎士団長を舐めるな」


突撃。


地面が爆発する。


レオンの目が光る。


「来い」


二人が衝突する。


森が崩れた。


その頃。


リュカは離れた場所で立っていた。


遠くから轟音が聞こえる。


レオンの戦い。


そして――


王都の方角。


煙が上がっていた。


リュカの胸が締め付けられる。


「……アルトリウス」


彼の言葉が蘇る。


俺を止めろ。


リュカは拳を握る。


震えている。


怖い。


相手は勇者だ。


世界最強。


でも。


彼女はゆっくり剣を抜いた。


夕日が刃を赤く染める。


「逃げない」


小さく呟く。


「私が止める」


そして走り出した。


王都へ。


勇者を止めるために。



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