表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の勇者は敵だった  作者: 臥亜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

11/17

最強の敵

夜。


王都の外れ。


炎が街を照らしている。


倒れた兵士。


壊れた建物。


アルトリウスは広場に立っていた。


その前に、少女が立つ。


リュカ。


息を切らしている。


それでも剣を構える。


アルトリウスが言う。


「来たか」


リュカが言う。


「止める」


アルトリウスは少しだけ驚く。


「俺を?」


リュカは頷く。


「うん」


震えている。


でも逃げない。


アルトリウスは剣を構える。


「いい覚悟だ」


リュカが踏み込む。


「ライトニング・スラッシュ!!」


閃光。


速い。


だが。


アルトリウスは軽く受け止めた。


「甘い」


一撃。


リュカが吹き飛ぶ。


石壁に叩きつけられる。


立ち上がる。


また突っ込む。


「はあああ!!」


連撃。


だがすべて弾かれる。


アルトリウスは動かない。


ただ防いでいるだけ。


リュカの剣が止まる。


アルトリウスが言う。


「終わりだ」


一閃。


リュカの剣が砕ける。


衝撃。


リュカが地面に転がる。


起き上がれない。


アルトリウスが歩いてくる。


見下ろす。


「強くなれ」


静かに言う。


「今のお前じゃ」


空を見上げる。


「世界は救えない」


その時。


遠くから声が響く。


「それはどうかな」


アルトリウスが振り向く。


瓦礫の上。


レオンが立っていた。


剣を肩に担いでいる。


闇の魔力が揺れている。


レオンが笑う。


「続きは俺がやる」


アルトリウスの目が細くなる。


「……いいだろう」


リュカは地面で息をする。


視界がぼやける。


最強。


本当に。


桁が違う。


でも。


彼女は拳を握った。


「……まだ」


小さく呟く。


「終わってない」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ