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消えた亡者




「すまない、軽率な行動だった」





「あほ言え、あれは完全な不意打ちだった。お前が原因じゃあない」






「そう言ってもらえると助かるよ、ラオージュ。ところで彼は目覚めたかな?」






「知らん。けど、まぁ、ソラちゃんが診たんだ。そのうち目は覚ますだろ」





「あ、兄貴ぃぃぃぃぃぃぃィ!!!!!」





「うるさいぞ、お前ら。アーシェ王子様の御前だぞ」





「ラオージュ、彼らをいじめるんじゃないよ。それよりもそんなに

慌ててどうしたんだい?」






「フラン姉貴の墓が……掘り起こされて棺桶が消えちまってる!!」






「「!!」」







「これは………いつの間に…」







「すまねぇ!!俺達がこの場から離れてなければ!!」






「………お前達は何も悪くねぇ。自分を責めるな…」






「あ、兄貴!!」





「………悪い、一人に…させてくれないか…」






「すぐに捜査を始めたい。すまないが、読んできてくれないか?」






「え……でも、王子兄貴が言った方が……」






「……気持ちの整理をしたいんだ」






「………わかった、すぐに呼んでくる。待っていてくれ!」


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