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ガガが操る大型パワーショベルに,大型ダンプをバックさせて寄せてゆく与助。
運転席の窓ガラスを全開にし、車内のルームミラーで、後方を確認しながら、時々、窓から顔を出してハ
ンドルを操り、ガガの重機にバックで寄せてゆく。
与助が運転するダンプが適正な距離まで近づくと、ガガが重機のレバーに付いているクラクションを鳴ら
す。
あわてて、ダンプをストップさせる与助。
これから村となる土地を囲うように、円を描くように、石灰でラインが引いてあった。
ルカが運転するダンプがそのラインの少し離れたところにダンプアップで、土砂を撒けてゆく。
大型ダンプから撒けられた大量の土砂を今度は村の者たちが、その土をスコップなどを使って土嚢袋に詰
めてゆく。
土を喰わされてパンパンに膨らんだ袋を別の者がせっせと石灰のラインに沿って並べ、積み上げてゆく。
この作業を延々と繰り返す。
積み上げられた土嚢袋は奥行きも高さもかなりのものになり、村を防御する、土塁となってゆく。
DDは、少し離れたところから、その様子を眺めていた。
その様子はDDには少しシュールな光景に見えた。
「戦国時代の人間が大型ダンプで、残土運びをやってる・・・・・・・・・。」
そこへピョンがぴょんぴょんやってきた。
「ねぇ、DD,ちょっと、悔しくなっちゃたかな?」
ピョンが面白そうにDDを眺め、ひげに手をやっている。
「うるせえっ!」
頬を紅潮させてむきになるDD.
内心、オイラだって・・・・・・・・・。
DDは、若干の悔しさと、寂しさを感じていた。




