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ガガたち一行は 6年3組の教室にいた。
教室の中央にサークル状に並べられた 机とイス。
それぞれの椅子に座り、机の上にはテーブルクロスの代わりに敷かれた白い布。
その上には サバの味噌煮、やきとり、イワシの煮つけ、白米、みそ汁、漬物、お汁粉、
パイナップルの砂糖漬けなどが並ぶ。
ガガたちと向かい合うように、 黒板を背にして 初老の男性、お雪、少年、少年に抱えられた仔犬。
そして そのサークル状に座るガガたちを囲むように村の人々が立っていた。
お雪の隣りの初老の男性が ガガたちに対し 深々と頭を下げてあいさつした。
「こたびは、我が娘を無事に連れ帰ってくだされ、ありがたきことに存じます。
たいした馳走もございませぬが、どうぞゆるりと召し上がって下され。」
お雪の父親の挨拶が終わると早速、 じゃ、遠慮なく、とDDが箸をとった。
まだ温かい湯気の立つごはんを嬉しそうに食べ始める。
一応、ピョンとノロの前にも食事が並べてあったがさすがに手をつけることはなかった。
箸を動かしながら ガガが尋ねる。
「ところでさ、ずいぶんもてなしてもらってるようだけど、この料理はどうやって手に入れたんだい?」
箸をとることなくガガたちを見守っていた父親が答える。
「この町に残りしものをあちこち探し なんとか口にできるものを取り集め拵えたものでございます」
それに対しガガは
「これだけのものを探すのも大変だったんじゃないか?」その質問に対し
「はい、日に日に口にできるものも少のうなっております」
その貌に暗いものが走る。父親の言を引き継ぐかたちでお雪が
「昨夜、ガガ様にお目にかかりましたのも、近隣にて口にするものを探しておりました折、賊に追われま
したことがきっかけにございます」
お雪がそう話すと、「食べ物だけじゃないんだろ?」
とガガ。
「水もだろ? 水も以前のようには勢いよく出なくなっているんだろ?」
その言葉に父親も頷き、
「左様にございます。水も日ごとに心細くなっております」
ガガは腕を組んだ。
「町に残っている食べ物を探し続けても いずれはなくなる、水も同じだ」
父親は黙ってガガを見る。
「だったら、ここを出よう。」
ガガの言葉に、不思議な顔をするお雪の父親。
「ここを出る?」
「あぁ、オレたちが力を貸す。土地を探して畑を作る。米も野菜も自分たちで作れるようにするん
だ。」
「されど、われらには・・・・・・」
父親が言いかけるとガガは、
「作物のことはあんたたちの方がよく知ってる。オレたちにはあんたたちにないものがある!」
「・・・と、申されますと、それは?」
「
道具も機械も人手もある」
ガガは相手をまっすぐ見た。
「一から村を作ろう!ここで生きていくために!」




