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妄想物語  作者: 妄想男
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 方向音痴というのはいつの時代でもいるのだろうか?  


まぁ、戦国時代の人間がいきなり現代に放り込まれれば、勝手が違うのは分からないでもないが。


それにしても、 お雪に案内してもらって、 彼女たちをバスで 彼女の父親を含む村人たちの待つ


ところへ送り届けようとしたが、なかなか辿り着けなかった。



「ねぇ、 さっきもこの道 通ったよ」 



ルカが隣りで意見する。 



わかってる! ガガも言い返す。 



運転するガガの隣りで、お雪にナビをしてもらっているが、



彼女の指示通り 右に曲がり 左に曲がりして 何度も同じところを行ったり来たりしている。



お雪の連れの少年は、最初のうちこそガガが、バスを運転している姿を興味深く 眺めていたが、



今は ムクと呼ばれる仔犬を追いかけまわしてバスの中を何往復もしている。




「あのさぁ、その村の人たちが集まってるってところ、なんか特徴とかないのかい?」 



 めずらしくDDがいいことを言う。



 お雪は 目を閉じ 額に指をあて必死に考えた。 



 そして


 「大きな家でございました。 家の中にはいくつもの部屋があり、部屋に入ると正面に大きな黒い板が


   あり、 それに向かって台と腰かけが並んでおりました」




 大きな家?



 顎に手を当て考え込むルカに対し  学校だと思うよ、 と横から ピョンが口を挟んだ。



 DDも、 そうだよ! 学校だよ!



 すごいじゃん!   ピョン! 



 と褒めるルカに対し ボクァ、優秀ですから。



 とひげを引っ張るピョン。 



 早速、オレたちは学校を探した。





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