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仔犬を抱えた少年が 、女に訴えかけた。
「お雪さん、早う! あやつらに 捕まったらどこぞへ連れていかれまする!」
少年の言葉にうなずく女。
二人の様子から、 追われているのか? と聞くガガ。
ガガは一歩前に出る。
二人に、オレの後ろの方へ退がっていろ! と言い放つ。
ガガの言葉に素直に、二人がさがる。
ルカが、仔犬を抱える少年の肩にそっと手を置く。
「お気をつけください! あやつら、武器を持っておるやもしれませぬ!」
少年にお雪、 と呼ばれた女が、ガガに忠告する。
ガガが、前方の暗闇を凝視すると、 やがて二人の男が姿を現した。
ガガたちの前に立った男たちは、頭に鉄製の陣笠を被り、 小袖に簡素な胴丸を身に着け、手には槍を持
っていた。
粗野な雰囲気の男たちだった。
「おぬしら なにものぞ!」
槍を突き出し男が言い放った。
もう一人の男も槍を突き出し身構えた。
ガガは手に持ったライフルを構えた。
男たちに銃口を向ける。
「 撃たれたくなければ 立ち去るんだな」
槍を構えた男が嘲笑った。
「そのような棒きれで、なにができようぞ!」
いうなり男が槍ごと突っ込んできた。
ぎりぎりで男の攻撃を躱すガガ。
ガガは、強いショックを受けていた。
こいつら 銃を恐れない!
ステップバックで距離をとるとライフルを構えなおした。
ヤー、と槍ごと突っ込んでくる男。
ガガは、構わずライフルの弾を放った。
闇夜を切り裂くような銃声とともに、男の槍が砕け跳んだ。
男が突き出した槍が 握った先からきれいに消失していた。
男は恐ろしいものを見る目で、ガガを見る。
ガガと、仲間の戦闘を見ていたもう一人の男は、 わーっ と叫び 走って森の中へ逃げ込んだ。
槍を破壊された男も、 逃げ出した男を追いかけるようにものも言わず逃げ出した。
構えたライフルを下すガガに向かって、 お雪が
「そなたたちは 一体 何者?」
呆然とガガを見つめるお雪と少年。
その時、 へっ へっ へーっくしょん
と大きなくしゃみをするDD.。
湯冷めしちまったい・・・・・・・。




