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もしも魔法が使えたなら  作者: きすぎあゆみ
39/46

39、登校日あるあるかな?

続きです。

宜しくお願い致します。

 ラジオ体操が終わって参加の印鑑をラジオ体操カードに押して貰うと、また後でって事でほとんどの子は家に帰って行った。ごく一部の児童はランドセルを公園に持って来ていたので、登校班の集合時間まで公園で遊ぶつもりらしい。


 僕にはそんな考えは無かったかな。中々の猛者達だね。少しでも時間が有れば有効活用出来る子達だ。


 僕も外で遊ぶ時は徹底的に遊ぶけれど、基本的に時間が有れば読書をしたりしたいインドア派なので参加はしないよ。


 秀二は参加するみたい。ランドセルは持って来ていないけれど、集合時間ギリギリに一度家に帰って来るって事で一部の児童の仲間入りしていた。朝から元気だよね。


 ラジオ体操のお陰で目は覚めたけど、最近は不規則な生活なので寝不足気味なのは仕方が無いかな。


 僕と智ちゃんも一度家に帰るからまた後でって事で、公園で姿月先生と館林さんと別れた。姿月先生も着替えたり学校に行く準備が有るだろうし、館林さんもそうだよね。


 僕は家に帰ったら夏休みの宿題の残りでもしようかな?とは思う物の多分テレビを見ながらだらけていると思う。夏休みもあと三分の一しか残っていない。智ちゃんや館林さんが言うように自由研究をするのなら多分時間的に厳しいよね?やっぱり宿題をした方が良いかな?


 本当はもう少し寝たいけど、今から寝たら登校時間までに起きられる自信が無いから寝られないと思う。こう言う中途半端に空いた時間の使い方が下手だから、僕は何かと要領が悪いんだよね…。


「高木は自由研究に何をするか決めた?」


 そんな事を思っていたのだけど、智ちゃんに話し掛けられたので頭の中での考え事は一時中断した。


「…一応は、いくつか候補を決めたかな…」


 好きな女の子と二人で居るのに他の事を考えるとは…でも真面目な事を考えていたから問題は無いかな?他の女の子の事とかだったらアウトだったと思うけどね。


「ふーん、で何をするの?」


 まさかこのタイミングで自由研究の話題になるとは思っていなかった。


「最近流行りの太陽光発電とか風力発電で動く何かかな?車とか?」


 取り敢えずは国営放送で放映している某理科の実験番組を観た時にやっていた、内容を思い出して言ってみた。


「男の子ってそう言う工作系が好きだよね…私も好きだけど」


「そうかな?でも最近流行りだし、ホーンセンターとか本屋でもキットを売っているしね」


 そうなんだよね。このキットはホームセンターや本屋で売られているし、百均に行けば百円じゃ無いけど売られているしね。


「確かに手っ取り早いかも」


 どこかしらの店に行きさえすれば大抵は買う事が出来るから、これを買ってしまえばどうにか出来ると思っていた。


「でしょ!」


「でも、それって理科の授業で似た事をしたし、理科の実験番組でもやっていたし、もしかしたら人と被る可能性は有るよね」


 智ちゃんが言っている事は確かにその通りなんだけど、これが一番手っ取り早いかなって思っただけだからね。


「まあ、授業でやったと言われればそれはそうなんだけど、後は人と被るのは覚悟してるよ」


 それは覚悟の上だよね。それに楽だしね。


「多分男子はそれを自由研究で出す人が多いと思うよ」


「それは仕方が無いから気にしないよ!」


 智ちゃんから見ると、男子は皆単純と思われているみたい。


「でも、人と被るのって嫌じゃ無い?」


「それほど気にはならないけどね、自由研究をやらないよりは何かしら提出した方が良いと思うし」


 確か自由研究を提出するのとしないのとでは、成績の評価が違ったような気が?


「あっそう、高木がそれで良いのならそれで良いと思うけど」


「それよりも、田坂は何をするの?」


 僕が自由研究で何をするのかを聞くくらいだから、智ちゃんも自由研究の内容を決めている筈だよね。


「…ナイショ!」


「えっ…ず、ずるいよ!僕は教えたのに教えてくれないなんて!そんなの詐欺だよ!」


 僕の自由研究の内容を聞いておいて、自分は言わないってずるいよね。聞かれると全部話してしまう僕も悪いのかも知れないけれど、でもそれでも納得いかないよね。


「えーそうなのかな?」


 僕と智ちゃんは家に向かって歩いているのだけど、今日僕達いつものメンバーは集まる予定だからその時に言おうと思っていたのにまさかこのタイミングで言うとはね。僕だけが言わされて結局智ちゃんからは聞けずじまいだったから、なんだか不公平だよね。


 僕と智ちゃんは一旦別れて、登校班の集合時間まで家で学校の準備とか夏休みの宿題とかする事にした。塾の宿題も有った気がするしね…。


 でも僕は普段見れない朝のテレビ番組を見ながら、のんびりとしていました。




 久々の学校は楽しく過ごせたのかな?クラスの一部の人達は塾でも会うし、その他の男子はたまに遊んだりするしね。どこに行ったとか、誰と遊んだとか、新しいゲームを買ってもらったとか色々と情報交換をした。中にはごく一部スマホを持っている人がいて、この夏休みにスマホを買って貰った人達と電話番号を教え合っていたりしていた。基本的に学校に携帯電話は持って来てはいけないからね。


 殆どの人達はプールとか海水浴でとか遊びに行ったりとかスポ少で真っ黒に日焼けしていた。余り日焼けしていないのは僕を含めてごく一部の人達。このごく一部の人達の中に館林さんも入っていた。ラジオ体操の時には気にならなかったけれど、智ちゃんや館林さん達仲の良い女子グループの殆どの人達も日焼けしていたからね。それか日焼けしにくい体質なのか、都会から来たから日焼け止めとかお肌のメンテナンスを欠かさないのかもね?


 その他は担任の姿月先生から新学期に提出する提出物の確認と、全校集会で校長先生の長く有難い言葉くらいだったかな。


 午前中には、行事事が有る時なんかに行う集団下校をした。集団下校って言うのは登校班で下校する事で、始業式や終業式、運動会とか、夏休みの登校日などの年数回しか無いけれど、全校児童が一斉に下校する時にする物だ。当然班ごとに下校するから寄り道とか近道はもっての他。登下校の道順は決められているので、決められた道を通らなければいけない。


 これが結構面倒臭いんだよね。一応保護者や先生が車の通りの少ない道を選んでると思うけど、朝なんかには意外と抜け道に使う人も多いから車の通りが多いし、スピードを出している車も多い。それにわざと遠回りをしているのか、僕達からしたらもう少し車の通りが少なくて近道が有るのにねっていつも思うよ。


 だけど登校の時もだけど集団下校の時にも所々に先生や警察風の制服を着た警備員みたいな人が立っているから、近道は出来ないんだよね…。


 登下校の道に関しては、もう少し児童の意見も聞いて貰えないのかな?


 そんなこんなで今日の予定の半分は消化出来た。午後からは智ちゃんと館林さんが家に来るので、夏休みの宿題の最後の追い込みと自由研究の話をする予定。朝のラジオ体操の時に智ちゃんには言ってしまったけど太陽光発電システムを使った何かで良いと思う。智ちゃんと館林さんが何をするのかは解らないし、学校や下校の時にも教えて貰えなかった。


 秀二は今日、友達と約束したみたいだから学童には行かないで集団下校で一緒に帰って来た。家に帰ると制服から私服に着替えてお昼ご飯を二人で食べた。学校が長期休みの平日のお昼ご飯は、普段一人で食べる事が多いから秀二と二人でご飯を食べるのはちょっと新鮮。


 テレビを見ながら学校や友達の話をしながら、時には智ちゃんや館林さんの事を聞かれたけど久々の二人でのお昼ご飯。何で秀二は僕と智ちゃんや館林さんの事が気になるのかな?

朝からとても暑いですね。

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