33・壁って強いね
続きです。
暑いし寒いし大変ですね。
宜しくお願い致します。
魔法陣を描いた術符(護符)で具現化した色々な属性の壁に向かって、初級の攻撃?魔法を放って見る。
攻撃魔法と言っても、各属性で造った、球体や円錐形を飛ばすだけなんだけどね。それでも威力はそれなりに有ると思う。だって生身の身体に、火で出来た玉とか円錐の大きな刺が飛んで来たら避けるしか無いよね。もし避けられなかったら大火傷になるか、もしかしたらそこが燃えて無くなってしまうかも知れない。超高温の火の玉とかなら、確実に当たった所は燃え尽きてしまうよね…。
そう思うと魔法は人の命を奪う事の出来るので、とても危険な物だよね。現代の日本は治安が良いから海外に比べたら大きな事件とかは少ないけれど、それでも決してゼロでは無いよね。もし僕が事件に巻き込まれたりするのなら、自分や回りの人達を護る事が出来る手段にはなるけれど、やり過ぎてしまうと逆に僕の方が犯罪者になってしまうかも知れない。
魔法での犯行が証拠になればの話だけれどね…。犯行って言ってる時点で犯罪者になってると思うけど…。だけどもしそうなってしまったら、僕自身は罪の意識や人を傷付けてしまった事に後悔してしまい、簡単には立ち直れない気がするんだ。もしかしたら正当防衛とかが適用されて罪には問われない可能性が有るけれど、僕のガラスのメンタルはそう簡単に回復出来る物では無いと思う。
やっぱり魔法は僕の憧れる物なのだけれど、それと同時に魔法を使う事には責任が有ると思うんだ。
壁の魔法で防御を固めたとしても、その壁に攻撃をして傷付く人が出るかも知れないし、人を無理矢理壁にぶつけて傷付ける人も居るかも知れない。
攻撃の魔法なら当然相手は怪我をする可能性が高くなる。いくら威嚇の為に相手を直接攻撃しなくても、魔法が何処かに当たった事で出た残骸や破片とかで怪我をする人や、もしかしたら死ぬ人だって出るかも知れない。
そんな事を考え出すと、とても魔法は使えないよね。何だか堂々巡りみたいに、たら、ればの繰り返しで気分が沈んでしまいそう…。
だからじゃ無いけどそこで思い付いたのが補助の魔法、ゲームで言うバフとデバフ。僕が今使えるのは身体強化の魔法だけだけど、それ以外の魔法が使える様になれば、たら、ればのループから抜け出せると思っている。
もしもの話だけど、智ちゃんや館林さんに暴力を振るおうとしている不良が居るとする。何故、智ちゃんや館林さんかって言うのは、直ぐに思い付いたのがこの二人だったからって言うのも有るけれど、もし智ちゃんがこう言う場面に直面していたら何がなんでも駆けつけたいし、僕の手で助けたい。って言う僕のヒーロー願望の現れです。(恥ずかしい…)
その不良の前に颯爽と?僕が現れるのだけど。僕は慌てて駆けつけたために手ぶらで、武器になる様な物は何も持っていない。当然、僕の様なひ弱そうなチビが目の前に現れたら不良は舐めて掛かるだろう。魔法を知る前の僕だったら、パンチ一発でノックアウトする自信は有るよ。
でも、今の僕は今までのの僕じゃ無いんだ。今の僕は魔法を使う事が出来るので、ファイアーボールの魔法の一撃で不良を真っ黒焦げにして撃退する事が出来る…。
いや、しちゃ駄目だろう。それは殺人になってしまうかも知れないし、そうならなくても傷害にはなるよね。だから、補助の魔法が有効だと思うんだ。
颯爽と?現れた僕はひ弱なチビだけど、不良のパンチをヒラリと躱し蹴りをヒョイッと避け不良が疲れて動けなくなるまで逃げ続ける事も出来るし、わざとパンチを喰らっても良いよね。身体強化の魔法で防御力を上げておけば、パンチを喰らっても痛くは無いかも知れないし、最悪僕を殴った事で不良が逆に怪我をするかも知れない。
それ以外にも、不良の体重を増やして動きを鈍くしたり、疲れやすくしたり出来るし、僕の動きを早くする事も出来るよね。魔法が有ればひ弱でチビな僕でも不良から智ちゃんを護る事が出来るんだ。
そんな事を考えていると何だかモチベーションが上がって来るよね?テンションが上がっているのかな?
あま、どちらでも良いけど。
取り敢えずは各種属性の壁に向かって、各種属性の具現化出来る形状の物をぶつけてみる。
火属性の壁に火属性をぶつけてみても、火の壁の勢いが増すだけで攻撃とは言えないよね。正に火に油を注いだ状態だね。
水属性をぶつけると目に見えて壁を造っている火の勢いが弱まって見える。
風属性をぶつけると火の勢いが増して元通りの火属性の壁に戻ったみたい。
土属性をぶつけると少しだけど火の勢いが弱まった感じがした。
地水火風だったっけ?ジャンケンみたいに、それぞれに強いとか弱いとか有ったよね。そう言う事なのかな?
世の理とか真理とか何とか言ったよね。そんな感じで各種属性には得意不得意な属性が有るみたい。大体の予想はしていたけれど、予想通りになるとは物事には何かしらの法則性が有るって事なのかな?
さて、それよりもそれ以外の属性も有るから、それも試してみないとね。
水属性の壁、風属性の壁、土属性の壁に各種属性の具現化した物をぶつけてみた。水属性の壁は火属性の壁とほぼ真逆な反応をしたのでこれも想定内の事かな。
だけれど風属性と土属性の壁の反応は完全に予想外だった。
風属性の壁はどの属性の物も取り込み、壁の威力が増したみたい。火属性を放てば火属性を取り込んで火と風の壁になって、水属性を放てば水と風の壁になって、風属性を放てば風の壁が大きく厚くなり、土属性を放てば土と風の壁になった。
風属性は他の属性と合わせる事が出来る属性なのかも知れない。
土属性の壁はどの属性をぶつけても形が変わるだけで、それ以外には何も問題は無いみたい。火属性をぶつけたら当たった所が少し焦げた程度。水属性をぶつけたら当たった所が凹んで水で濡れたかな?風属性をぶつけたら当たった所が抉れた程度。土属性をぶつけたらぶつけたら土属性の塊がそのままの状態で土属性の壁からニョキニョキと生えていた。
基本の属性はそのくらいなので、次はそれ以外の属性を試してみようかな。今の僕が解るのは聖属性、光属性、影属性、闇属性、氷属性、雷属性、重力属性、空属性、無属性でそれ以外にも色々と有るみたいだけど、それは今後覚えていく事になるのかもね。
聖属性と光属性は似ているけど似ていないそんな属性で、回復系の魔法だったり邪悪な存在や不浄な存在を退ける系の魔法だったりと被る所も有るけれどでも根本的な物が違うので、別々の属性に分類されている。
影属性は読んで時の如し、影を操る事が出来る属性でマンガやラノベに良く出てくる、影縛りとか、影の手を操る魔法とかが有名かな?
闇属性はいかにも邪悪な感じがするけれどそれは又別の属性の事で、暗黒属性とかになるのかな?闇属性とは暗闇属性の事。一部暗黒属性と被る部分も有るけれど、闇属性はどちらかと言うと間接的な魔法が多く影属性とも被る部分も有るから少しややこしいかな。
暗黒属性は僕には適応が有るみたいだけど、闇属性と影属性に被る初歩なら何とか使える程度で初級は未だ使えない。≪魔法の書≫にも記述が少なくて自分で何とか模索しているところ。マンガやラノベみたいに闇堕ちしたら使えるのかもね…。流石にそこまで世の中に絶望とかしていないので、丁重にお断りしますって感じかな。暗黒だけに闇堕ちしないといけないなんて、なんだかお先真っ暗って言いたいよね!
氷属性もその名の通り氷を操る魔法なんだけど、水属性の上位互換とも言える。氷属性と風属性の2属性を使う事で雪を操る事も出来るみたい。だけど2属性を操る事が出来るのは、中級かそれ以上になってからみたいだから今の僕には無理みたい。
雷属性もどちらかと言うと風属性の上位互換になるみたいで、実体の無い雷と言うか電気を操るみたいな事になるので、僕の身体から離れるとたちまち雷は勢いを失って消えてしまう。今の僕には苦手な属性の一つでも有る。
重力属性は重力を操る属性で、重力を操る事で物を重たくしたり軽くしたり出来る便利な属性だ。僕の体重を極限まで軽く出来たら空を飛べるかも知れないよね。
空属性は空間属性の事で、今僕が≪魔法の書≫の結界魔法を使って居るけどこれも空間属性に入るみたい。その他にも空間を広げる魔法とか、離れた所に移動する魔法とか、色々と有るみたいだけど人間には非常に難易度が高い属性みたい。人間にはって事はもしかしたらマンガやラノベでは定番の、エルフやドワーフとかが居るのかも知れない。それって歴史的大発見になるかも知れないよね。実際に居ればって事には、なるのだけれどね!
無属性は僕が普段良く使っている、身体強化の魔法が有名なのかな?その他にも物質強化とか、サイコキネシスみたいに物を動かしたり、目を強化して視力を良くしたりや透視出来たり、思考能力を良くしたりとか色々と出来るみたい。今の所は身体強化以外は何も出来てはいないけどね。
これらの属性を魔法陣を描いた術符(護符)で具現化した壁にぶつけてみようと思っている。
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