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もしも魔法が使えたなら  作者: きすぎあゆみ
32/46

32壁、壁、壁

続きです。

宜しくお願い致します。

 一際強く術符(護符)が光ったと思ったら、術符(護符)が有った場所の地面からニョキニョキって言ったら良いのかな?早くは無いけど遅くも無い、そんな感じで壁が迫り上がってきた。魔法の時と同じくらいの縦横1メートルで厚さは10センチの土製の壁がそこに現れていた。


 地面って言うか床?が大浴場のタイルだったからかな?土の壁を造る魔法だった筈なんだけれど、床のタイルが所々に見えるから何か不思議な感じ…いや、違和感かな?がする。


 いや、タイルだけじゃ無くて砂利とか砂とかも混ざって、斑な色合いになっていて不思議なオブジェみたい。もしかしたらコンクリートも混ざっているかも?触った感じはヒンヤリと冷たく今の季節だとずっと触っていたいかな?


 軽く拳で叩いてみると土や砂の部分は少し柔らかく感じられる。ほんの少しだけど拳の痕が付いているからね。軽く叩くだけでも衝撃が吸収されている感じがする。だから少し強めに叩いてみた。さっきよりは拳が埋まったけど土の壁には影響は無いみたい。固すぎず柔らかすぎず、ボクシングとかの練習で使うサンドバッグ?あれってこんな感じなのかな?


 この前僕の部屋で土属性の魔法陣を試した時には、周りに土が無いからなのか魔法陣から土が湧いて来た様に見えたのだけど、今回は少し違った。床のタイルが含まれているって事は、近くに土が有るから床のタイルが土の壁の材料に使われたのかな?


 でも、そうなると少しおかしいよね?土の壁の材料にその場に有る物を使ったって事は、土の壁の下は空洞になっているって事なのかな?どうなんだろう?今の僕には調べる方法が無いから何とも言えないよね…。


 …まあ、今はその事はどうでもいいかな?それよりも土の壁を出す事に成功したので、今まで気になっていた事を調べてみようと思う。それは土の壁の強度。土で作られた壁なのでどれくらいの強度が有るのかが気になっていたのでそれを調べてみようと思っている。


 土属性の魔法には土、泥、砂、石も含まれているけれど初級の魔法では土属性の基本で有る土を主に扱うようになる。土を球状にして飛ばしたり、円錐形にして飛ばしたり、土の壁を作ったりとかね。そう言えば地面に穴や溝を掘る魔法も有ったね。


 そんな風に土を使って色々と出来るのだけど先ずはこの土の壁の強度が知りたい。もしもの時には僕の盾になって貰う可能性も有るからね。


 そう言う事なので大浴場のホールから椅子を持って来ました。フレームが鉄製で座面と背もたれには多分スポンジが入れられていてそれをビニール製のカバーがして有ると思う。多分だけど革製とかでは無いかな?その椅子の背もたれを両手で持つと、軽く振りかぶると僕は土の壁に向かって軽くぶつけた。


 鉄製の椅子が土の壁にぶつかると手が少し痺れるくらいの衝撃が有った。土の壁は鉄製の椅子が当たった所が凹んでしまっていた。土だからだろうね。強度も土を固めた程度なのかな?


 そして僕は再度鉄製の椅子を振りかぶった。今度は僕の全力の力で土の壁に、鉄製の椅子をぶつけてみた。力みすぎたのか僕のコントロールが悪かったのか、鉄製の椅子は土の壁の端の方にぶつかり、ぶつかった所から半円形に約50センチくらいが抉れた様に凹んでしまった。何か変なオブジェみたいになってしまったけど、これくらいでは土の壁は崩れないみたい。


 案外強いのかな?それとも椅子が端に当たったから抉れてしまったのかな?だけど土の壁はまだ建っているので、今度は身体強化を使って全力で土の壁を鉄製の椅子をぶつけてみた。三度目の正直なのか残った土の壁の真ん中近くに、鉄製の椅子をぶつける事が出来た。土の壁全体が椅子が当たった所を中心に大きく凹み、土の壁が湾曲した壁になってしまった。


 ここまで大きく変形しているのに、土の壁が消える事が無いのは僕の魔素≪オド≫が残っているからなのかな?僕の両手も鉄製の椅子が土の壁に当たった瞬間は衝撃が伝わって来たけれど、それだけで痛みとかは特に無いみたい。これも身体強化を使っているからなのかな?


 土の壁の強度は衝撃を与えると変形はするけれど、崩れる事は無いみたい。強いのか弱いのかは良くは解らないけれど、衝撃を逃がす為に変形をしているのなら強度が有るけれど柔軟性も有るって事なのかな?今の僕の本気の一撃を耐えるだけの強度は有るからって、僕の本気の一撃の威力がわからない。だけど身体強化を使っても大丈夫って事は、大人が本気で殴っても大丈夫かもしれない。


 まあ、強度の心配はどうにか出来るかもね。それと柔軟性もね。魔法陣を描く時に強度を硬くするイメージと柔軟性を持たせるイメージをより強くすればそれは解決出来ると思うし、土属性の場合には上位互換になるのかな?泥、砂、石があるので、中級や上級になれば解決は出来ると思う。


 この事は何も魔法陣に限った事ではなく、魔法を使う時にも言える事だよね。強度とか柔軟性とかのイメージをする事で、魔法で土の壁を出す時にも強度や柔軟性をその場に合わせて変える事が出来たらそれだけでも魔法の使い勝手が良くなるよね。土の壁に限った事ではなくて、その他の魔法でも言える事だよね。


 これはこれでいい経験になったのかもね。魔法を使う時にしていたイメージ、主に色や形や具現化させる現象とかにプラス強度や柔軟性も追加すると、その他の魔法でも色々と面白い発見が出来るのかもしれないのかな?


 例えば割れない水の球とかね。水の球なので、不定形で割れそうなのに割れない。そして凍っていないのに硬い。しかも柔らかい。自分で言っているのに訳が解らなくなるようなそんな謎な物質が作れてしまうかもしれない?あくまでも魔法での話なんだけどね。


 これで土の壁の魔方陣は一応成功かな?まだまだ改良の余地は有るけどね。色々と想定して色んなタイプの土壁を造るのも悪く無いかもね。


 この平和な世の中で生活しているのに、僕の考え方が少しアレな方向に進んでいるのは何故なのかな?魔法を知ってしまったから、変にテンションが高くなっているのかな?


 まあ、それは良いとして…。


 試してみたい魔法陣を描いた術符(護符)はまだ有るから、一つづつ試して行こう。


 火属性の火で出来た壁、マンガやラノベでは定番のフャイヤーウォールって言えば早いかな。


 水属性の水で出来た壁、マンガやラノベでは定番のウォーターウォールって言えば早いかな。


 風属性の風で出来た壁、マンガやラノベでは定番のエアウォールって言えば早いかな。


 土の壁はアースウォールで良いのかな?


 何故か全部英語?だよね?あま、これはマンガやラノベで得た知識だから仕方が無いのかな?


 魔方陣は漢字に似た文字だし…何かしらの法則みたいな物が有るのかな?


 …何故か僕って壁ばっかり作っているよね…何処か病んでいるなかな…?


 攻撃系の魔法と違って周りに出来るだけ影響が出ないようにと思っていたのだけど、壁の魔法ばかりとは…。この壁を乗り越えて行けとか…?


 …それはさておき。 


 その他にも色々と魔法陣を描いているので順番に試して行こうと思う。壁系の魔法以外にも攻撃に使えるような魔法も実は準備してある。それなのに何故壁系の魔法にこだわったかって?それは攻撃系の魔法を使おうと思ったら攻撃をするための的が必要だよね。


≪魔法の書 初級編≫の結界魔法で護られた空間にいるけれど、攻撃魔法の威力が今一良く解らない。昨日試してみたのだけれど一応初級の魔法は得意な属性の物は一通り使う事は出来るのだけれど、それは発動出来るって事で有って実際には的とかには当てていない。


 だから一通り魔法陣を試してみたら次には、攻撃魔法を使ってみようと思っている。

山が花粉で霞んでいます。

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