31・魔方陣(改良型?)を使ってみました
続きです。
宜しくお願い致します。
朝の4時半頃に家に帰り着いたので、今日は目覚まし時計のアラームの時間を確認してからベッドに入った。多分大丈夫だと思う…の筈だよね。
それから予定通り朝の六時に目を覚まして、一応は予定通りの一日を過ごせたと思う。土曜日だったので智ちゃんと館林さんが僕の家に来たけど、普通に対応出来たと思う。夏休みの宿題で僕が解らない問題の解き方のヒントを教えて貰ったり答え合わせをしたりと、今年の夏休みの宿題は今までの僕の人生の中では一番順調に消化されている。
そこで話題に上がったのが夏休みの自由研究だった。僕は一・二年生の時にはお母さんに手伝って貰って(実はお母さんの言いなりで)自由研究をやった。近くの川に行って石を拾って来て、どこで拾ったどんな種類の石なのかとか、朝顔の観察と合わせて他の植物の観察とかやった(お母さんにやらされた)記憶が微かに有った。
面倒だとかやらなくても大丈夫とかぼくが愚図ったりすると、お母さんの雷が落ちたっけ…?
その後は、面倒なのと夏休みの宿題で手一杯になったので(先延ばしにして最後の何日かで宿題をやっていたから)、三年生からは自由研究はやってない。それなのに六年生になってから自由研究が復活するとは…いくら好きな女の子からの提案だったとしても断固反対したい。
…反対出来ればだけどね…。
自由研究で何をやるのかは明日の日曜日に各自発表する事にして、今日は解散した。逃げられるのなら逃げたしたい。だけど無理だよね…どうしよう…。
ほぼ毎週の様に美少女二人が家を訪ねて来るので、どっちが本命なんだってお父さんとお母さんに聞かれたけどそんな事言える訳ないよね。ここは個人情報で非常にデリケート問題なので黙秘を続けていたけれど、秀二があっさりとばらしてしまったけどね。
僕は隠していたつもりなんだけど、そんなに解るものなのかな?
それとも僕が嘘を吐くのが下手なのかな?
今日も夜中に家から抜け出して、温泉施設で魔法の練習をする。
昨日は初歩と初級の魔法の練習をしたから、今日は僕が描いた魔法陣を使ってみようと思っている。以前僕の部屋で魔法陣を使った時の失敗を繰り返さないために、魔法陣には改良を加えている。改良と言っても魔法陣を描く時に、どんな現象を起こさせるかのイメージをしながら描くだけなんだけどね。
魔法陣を描きながら、何の属性でどの様な効果を現させるのかその二つの作業を同時に行うためにはどれだけ苦労した事か…ものっすごく大変だったよ。魔法陣を描くだけでも魔素≪オド≫を込めながら正確に図形と属性の印を描かないといけないのに、そこに正確なイメージをしながらという作業がプラスされる。
魔法陣を描くだけなら慣れて来てので問題はなかったけれど、魔法陣に起こさせる現象をイメージしながらとなると話が違って来る。魔法に起こさせる現象をイメージする事にも慣れているけれど二つを同時に作業する事になる。この二つを同時に行うためにどれだけ失敗した事か。魔法陣を描く事だけに集中してもいけないし、魔法のイメージだけに集中する訳にもいかない。
だから最初の一枚が完成するまでに、何十枚の紙を無駄にした事か…。思い出しだけでも、飽き性の僕に良く我慢できたなと自分の事を褒めてあげたいよ。
その後も違う属性の魔法陣を書くたびに失敗作が増えていって更に何十枚の失敗作を生み出した事か…いやはや僕がここまで頑張れるとは、人って変われるんだね。
魔法を知る前の僕だったら絶対に諦めて投げ出していたと思うのだけれど、魔法と出会って実際に魔法が使えるのを知ってしまったから、諦めると言う選択肢は僕には無くなっていたのかもしれない。少しでも多く沢山の魔法を知りたい、覚えたい、使ってみたい、それが今の僕の心境かな。
だから今日までの短かったけれど長く感じたここまでの道のりを思い返すと、不思議な達成感と言うか満足感なのかな?みたいな物が有る。
今晩は様々な苦労の末に完成させる事が出来た、魔法陣とそれを描いた新たな術符(護符)を試す事が出来る。以前作った失敗作になる可能性が高い術符(護符)は処分してしまったので、今僕の手元に有る物は全て新たな方法で描かれた物しかない。
新たに描かれた術符(護符)の中から土属性の魔法陣が描かれた物を一枚取り出す。以前失敗してしまった物が土属性の魔法陣だったので、先ずはその時のリベンジのために土属性を選んでみた。前に失敗した時に描いた魔法陣は、魔法陣を描く時に土をイメージしただけでどんな効果を具現化させるかのイメージをしていなかった。その事が失敗の原因になったのだと思う。
この魔法陣は初級の土属性魔法で土製の壁を作る魔法をイメージして描いた物。自分の出したい所に縦横1メートル厚さは10センチの土の壁を作る事が出来る魔法だ。初級の魔法なので一瞬で壁を出すことは出来ないけれど、土製とはいえかなり丈夫な壁を作る事が出来る。
かなり丈夫な壁というのは僕が試した訳ではないのだけど頑丈な筈だ。いやいや、そうで有って欲しい、僕の願望です。
僕は屈んで足元に術符(護符)を置くと手を軽く当てて、魔法陣の魔法発動のキーワード「土よ!」と唱えてから僕の体内に有る魔素≪オド≫を流す。キーワードは必ずしも声に出す必要はないのだけれど、声に出した方が格好良いし魔法を使っているって気になるよね。
この時に気を付けないといけないのは、魔素≪オド≫を流し過ぎても少な過ぎても駄目だって事かな。今から使う魔法陣に込められた魔法が初級なので、初級の魔法を使う時に必要な魔素≪オド≫の量でなければいけない。
口で言ったら簡単そうに思えるけれどこれが結構難しい。初級の魔法で使う魔素≪オド≫の量を覚えておかないといけないからね。流す魔素≪オド≫が多ければ、良くて術符(護符)が燃えてしまうだけで済むのだけれど、最悪の場合には魔法が暴走してしまって術符(護符)が爆発してしまう可能性も有るみたい。今回は土属性の魔法なので土に埋もれてしまう可能性も有るのかな?
流す魔素≪オド≫の量が少なければ何も起こらないみたいなので、その方が安全なのかな?でも流す魔素≪オド≫の量が少ない時にはメリット?が有って流す魔素≪オド≫が少なければ魔法は発動しない、だから何回かに分けて魔素≪オド≫を流して魔素≪オド≫を術符(護符)に貯めておけるらしい。後は魔法発動のキーワードなりイメージで魔法を発動させる事が出来るみたい。
と、言う事はだよ!もし仮に沢山の術符(護符)に魔素≪オド≫を魔法が発動出来る量まで流してから保管して置いておくと、使いたい時に魔素≪オド≫無しで魔法が使える事になるかもしれないよね。それってもしかするとマンガとかラノベで、敵を罠に掛けたい時とか敵に追われている時とかに罠を仕掛ける事が出来るって事だよね。
これらの事は≪魔法の書、初級編≫に書かれていた事なので、この事も試してみたいと思っている。
だけれど、今は魔法陣が実際に発動するかを試してみないとね。大丈夫だとは思うけれど世の中には絶対は無いから!マンガとかラノベで良く有るよね、こういう時に限って何か問題が起こる事が…。
初級の魔法を発動させる量の魔素≪オド≫の量が解らないので、慎重に魔素≪オド≫を少しずつゆっくりと術符(護符)に流していく。…爆発とかしたら怖いからね。そうすると術符(護符)に描かれた図形と文字が魔法陣の外側から少しずつ発光しだす。込める魔素≪オド≫が少しずつでゆっくりとなので、術符(護符)も少しずつゆっくりと魔法陣の中心に向かって図形と文字が輝きだしていく。
遂にその時がやって来た。術符(護符)の図形と文字が全て輝きだした。僕は術符(護符)から少し離れた。基本的に魔法陣を発動させると、魔法は魔法陣が描かれた場所を中心に、魔法の効果を現すからね。このまま術符(護符)の近くに居たらどんな影響を受けるか解らない。
もしかしたら土の壁の中に埋もれるかもしれないし、最悪の場合は下から現れる土の壁に撥ね飛ばされる可能性も有るかな?こればっかりは何回か試してみるしかないのかもしれないのかな。兎に角、実践有るのみだよね。
内容に齟齬が有ると思いますが、ご容赦願います。
朝は寒く、昼間は花粉症です。




