26・温泉施設探検記
続きを投稿しました。
壊された自動ドアから建物の中に入って行くと、そこは土産物屋かなって思われる雰囲気で、棚とか台とか冷蔵庫みたいな物が壊されたり倒されたりして無惨な姿を晒していた。入って直ぐのホールは大丈夫だけど、破壊された棚とかの回りには部品やガラスが散乱しているので、入って行くのには注意しないといけないかな。
薄暗い中に時々キラリと光る物が有るから、ガラスの破片とかかな?建物の奥の方の左右の壁にドアが有るから、ドアの向こうも一応確認してみた方が良いよね。
僕はゆっくりと進んで、棚とかで通路が塞がれていない場所を探しながら、そして障害物で躓かない様に足元に注意しながら歩いて行く。足元では、金属とかガラスの破片とかを踏む度に耳に付く嫌な音がするけど、今はそんな事は無視をして歩いて行く。
ゆっくりと歩いて時間が掛かるけど、転んで怪我をするよりは良いよね。痛いのも血を見るのも嫌だからね。
何とかドアが有る壁に辿り着いたので、順番にドアを開いて行く。と、思ったのだけど一番左のドアから男子トイレ、障害者用トイレ?多目的トイレが正解かな?女子トイレの表示が付いていた。どのドアも何か硬い物を叩き付けた様に、穴が空いたり凹んだりドアが傾いたりと、酷い有り様だよね。
苦労してここまで来たのに、まさかのトイレでした。でもトイレのドアが有る対面側にもドアが有るから、次は向こうのドアを調べる事にする。
奥の壁伝いに移動して対面側のドアまで辿り着く。ドアには≪関係者以外立入禁止≫の表示が有る。土産物屋の倉庫とかかな?こちらのドアも荒らされているので、原型を留めていないよね。
ゆっくりとドアノブを回してドアを開けてみる。て、言うかドアが歪んでいて閉められていないので、少し開いているから無理やりこじ開けるって言うのが正解かな。ドアを開けると短い廊下みたいに成っていて、更に二つ入り口が有り≪事務所≫と≪倉庫≫の表示とボロボロになって外されたドアが二つ転がっていた。
事務所の方は僕の家のリビングより広いくらいかな?窓ガラスは割られて、外が丸見えになっているよ。事務所の中も荒らされていて、ニュースで見る台風か竜巻が通った後みたい。
倉庫の方は入り口から、棚の残骸が散乱していてとても入れそうには無いかな。広さも僕の部屋くらいで窓が無いから、この荒れた感じを見ると余り近付きたくは無いかな。
この建物は一番小さいのでそんなに時間を掛けずに、中を調べられたのかな?
次は右に九十度回転したL字の長辺側の、大きな三つの建物を調べてみようと思う。
短辺側から近い大きな建物に入ろうとしたけど、自動ドアが有ったと思われる入り口にはベニア板が打ち付けられていて、とても入れそうに無い。でも、壁がガラス張りだったみたいなので、ガラスが割られて壁が無くなっている所が何ヵ所も有るから、入り口には困らないよ。
ガラスが割られて壁が無くなっている所から中に入って行く。壁に張られていたガラスは、粉々に砕けているから強化ガラスとかかな?ガラスが嵌められていた枠の部分に、ガラスの破片が残っていないから手で掴む事も出来るから、建物の中に入るのはそれほど難しくは無いよ。
中に入るとこの建物の中も台風か竜巻が通った後の様に、テーブルや椅子が滅茶苦茶になっていて、建物の真ん中の辺りにはテーブルや椅子を積み上げて、奇妙なオブジェが作られていた。これを作った人は、物を壊すのに飽きて、このオブジェを作ったのかな?オブジェを作る時に人数が沢山居たらそこまで難しくは無いかもしれないけど、少人数でこのオブジェを作るのは少し面倒な気がするのは僕だけかな?
これたげ沢山テーブルや椅子が有るって事は、レストランとかだよね?近くに有るファミリーレストランや道の駅とかのレストランと同じくらいか少し広いかな?その空間に沢山のテーブルや椅子が有るからきっとそうだよね!
建物の作り?間取りって言うのかな?もファミリーレストランに似ているからそうとしか思えないよね。入り口が有って、入り口の前にレジとかは無くなっているけどそこからドリンクバーとかが有りそうなスペースも有るし、奥の方にはキッチンやトイレも有るしね。ここはレストランで決まりだね。物凄く荒らされているからこの建物の中は余り見なくても良いかな。
次はレストランの隣の建物のに入ってみよう。ここは温泉施設なのにお風呂の建物に当たって無いので次こそはお風呂が有る建物かな?
レストランの隣の建物も大きく、駐車場側の壁はこの建物もガラス張りだったのか、壁が無くなっている部分も有る。この建物も入り口になっていた所には、ベニア板で入れなくなっている。
この建物も割られて無くなった、ガラス張りの壁の有った所から中に入る。中に入ると広いホールになっていて、受付になっているのかな?
病院の待合室みたいにソファーが置かれているけど、ボロボロになっていてとても座れる状態じゃ無いよね。
今僕が居る待合室みたいになった所から受付みたいになった所の奥に一ヵ所だけ通路が有って、左右には隣の建物に行くための通路?が有るのかな?隣の建物は後から行けるので、今はこの建物の中を調べるのが優先されるから受付?の奥に有る通路に入るしか無いよね。
受付?の奥のには建物の真ん中部分から左右対称の作りになっていて、ここも広い待合室とかロビーの様になっていてソファーの残骸とかソファー型のマッサージ器?の残骸とかも有るよね。冷蔵庫みたいな物の残骸も有るから、ここはお風呂上がりに寛ぐスペースだったのかな?この部屋に入った正面はガラス張りの壁になっていたみたいで、ガラスは全て割られて外に広がる夜の景色が見られる。って言っても、建物と平行に細い庭が作られてその奥は壁になっているだけなんだけどね。
この待合室かロビーの左側に男湯、右側に女湯の表示が有るからここがお風呂の建物なんだね。誰も僕の事を見ている人がいない筈なのに、いきなり女湯から調べる勇気は僕には無い。だから先ずは男湯から調べて見る事にした。
待合室から左側に有る入り口から中に入ると、広い脱衣場になっていた。それはお風呂だから当たり前だよね。ロッカーが壁際や間仕切る様に置かれ、十人位が一度に使えそうな洗面台も有るけど、洗面台の鏡は割られたりここでもスプレーで謎漢字が書かれている。
脱衣所とお風呂場の壁はここもガラス張りだったのかな、ガラスの破片とガラスの枠?フレームが残されているだけだった。広いスペースに高い天井で大小様々なお風呂が作られていて奥の方にはサウナかな?個室みたいなスペースも有って、外側はここもガラス張りの壁になっていたのか外が丸見えになっていた。ガラス張りの壁の外には長細い露天風呂が建物と平行に作られていて、細長い庭が有ってその奥は壁になっていた。
お風呂場は壊す物がガラス張りの壁くらいしか無かったので、他の建物や部屋と比べたら中は広く天井も高いかな。ここなら魔法の練習が出来るかもね。外側のガラス張りの壁は無くなっているけれど、中は広く天井も高いし既に色々と壊されているから、火事とかで燃えない限りは少しくらい壊してしまっても解らないよね。
そして、いよいよ女湯の中に入ってみようと思う。誰も居ない筈なのにとても緊張するよね!物凄く悪い事をしている気になってしまって、僕以外にだれも居ない筈なのに何度も回りを見て、人が居ない事を確認してしまう。そして、おっかなびっくりに女湯に入って行く。
どうせ僕は気の小さい、ビビリだよ!
…誰も居る訳は無いのは解っていたけれど荒れ果てた男湯より、少しだけ?豪華さや華やかさや可愛らしさの有る、そんな感じなのかな?僕のセンスでは良く解らないけどね。女心の理解できない僕には全く解らないけど、そこには女性向けに作られたけど荒らされてしまって廃墟と化したお風呂が有りました。
読んで頂きありがとうございますm(_ _)m




