25・温泉施設に到着
続きを投稿しました。
宜しくお願い致します。
残りは約五キロメートル。ここまで来ると、別の小学校の校区だけどその事を指摘してくる人はいないから、まあ、良いかな。
身体機能が上がって調子に乗っているのも有るけど、思った程疲れていないので更に調子に乗ってしまう超が付く程超単純な僕がいます。超が二つ付いたかな?
(一気にラストスパート!)
僕は一気に加速して行き、残りの約五キロメートルを思い切り駆け抜けて行く。多分車と同じ位のスピードが出てるかもしれない。目撃者がいないから問題は無いよね!
残りの約五キロメートルが物凄く短く感じられた。温泉施設の入り口が有る交差点に到着。温泉施設の回りには低いブロック塀とその内側を植木で囲まれているので中の様子は見えないけど、明かりが点いていないので人はいないと思う。出掛ける前に魔素≪オド≫を確認した時にも大きな魔素≪オド≫は感じられなかった。
念の為に意識を集中させて、僕の回りの大きな魔素≪オド≫を探す。どれくらいかな?僕から離れた所には大きな魔素≪オド≫が感じられるけど、近い場所からは小さな魔素≪オド≫しか感じられない。僕から離れた所から感じられる魔素≪オド≫は、温泉施設の回りから少し離れた所に建っている家の住人だよね。
そう言う事なので、この温泉施設の中には誰も居ないとみて良いと思う。さてと温泉施設の中に入ろうにも、正面の入り口には僕の身長よりも高く頑丈そうなバリケードが作られ入れそうも無い。バリケードの鉄板?には色んな色のペンキのスプレーを使って漢字で「夜露死苦」とか「仏恥義理」とか「死ね」や「殺す」なんて書いて有るけど何か有ったのかな?ヨロシクは何とか読めるけどブツ何とかって何?
何か良くない事をしていた施設だったのかな?
入れそうな所を探すために、温泉施設の回りを一周回ってみる。所々植木が枯れて人が入れそうな所が有るけど、蜘蛛の巣が張って有るのでそこは通りたくは無いかな。正面以外にも二ヵ所入り口が有るけれど、二ヵ所共にバリケードが作られいてそこにもスプレーで落書きがして有るし、僕よりも高く頑丈そうなので入れそうも無いかな。
仕方が無い、入り口から中に入るのは諦めよう。僕は一周回った時に見付けた植木が枯れた所から温泉施設の中に入る事にした。それも道路に面していない裏の方からね。もしここに出入りするのを見付かると、不法侵入とかになるかも知れないし、子供がこんな時間に出歩いているのもいけない事だよね。
国道に面した入り口から真裏側で見付けた、植木が枯れた場所に来た。植木が一本枯れて無くなり、歯抜けになっている。でもその歯抜けの部分には蜘蛛の巣が張られているので、僕だったら通らないかな。でも今は他に中に入れそうな入り口が無いので、我慢して通る事にする。
回りを見て蜘蛛の巣を払えそうな棒とかが無いか探したけど何も見つからなかった。仕方が無いので靴を片方脱いで、靴で蜘蛛の巣を払う事にした。靴の底の部分で蜘蛛の巣を引っ掛けて、下に下ろす様にすると蜘蛛の巣があっさりと千切れた。それを僕の身長よりも低い所で、何度も繰り返す。
無数に張り巡らされた蜘蛛の巣だけど、僕の身長から低い所だけは何とか取り除けた。上の方にはまだ蜘蛛の巣が張られているけど、そこまで取る必要は無いよね。下を通る時に何かが降って来るのなら、上の方の蜘蛛の巣も除けるけどね。
低いブロック塀を越えて植木が枯れて歯抜けになった所から、温泉施設の中に入った。中に入ると一メートル位先に壁が有って、それは温泉施設の建物の一部なんだけど、さてとどちらに行こうかな?
確かラノベとかではどこに行こうか迷った時とか?道に迷わない様に?左手を壁に付けて進むとかって無かったかな?そう言う事で壁を左手側にするから、右に向かって進む事にした。特に意味は無いけどね。車でこの辺りは通る事は有るけれど、この温泉施設の中に入った事は無いし、どこに何が有るのか良く解らないからここは慎重に進む事にする。
蜘蛛の巣に掛かりたくは無いからね。
左手側を建物の壁にしてゆっくりと進む。進んだ感じだけど、僕の家よりも遥かに大きな建物の様に感じられる。僕の家の二、三軒分は進んだかな?ようやく壁が終わって、建物の端に来たみたい。そこを更に壁づたいに進むと、建物と建物を繋ぐ渡り廊下に?出た。渡り廊下を横切って更に進むと、また壁の端に出たみたい。
長方形の建物の短辺側の端に来て、僕の目の前に広がっていたのは今では朽ち果てたアスファルトの広い駐車場だった。街灯が無いけど、見渡す限りのアスファルト。車が百台位止められるのかな?今まで行った事の有る道の駅の駐車場と同じくらいか、それよりも広いのかな?
そう言えば、街灯が無いのに見渡す限りって可笑しいよね!今日は雲一つ無い夜空で月も出ているけど、何でこんなに良く見えるのかな?そう言えば、ここに入る前に植木の間に張られた蜘蛛の糸を除ける為の棒とかを探していたけど、そう言えばあそこは月の影になっていた様な気が…?
何か変だよね?
まあ、そのうちその理由も解るかな?僕は取り敢えず駐車場の真ん中辺りまで歩いて行った。アスファルトが所々ひび割れ、ひび割れた隙間から草が生えている。アスファルトも平らでは無くて、デコボコしていて歩き難い。良く見て歩かないと足がつまずいて、転んでしまうかもしれないね。僕が生まれる前には既に閉鎖されていたから二十年近く放置されていると思うけど、人間が作った物は手入れをしないとここまで荒れ果ててしまうんだね…。
駐車場から僕が入って来た方に振り向くと、普通の家よりも大きな建物が五棟右に九十度回転したL字型に並んで建っている。小さい建物でも、小学校の教室二部屋分は有るかな?大きなたてものだと教室四、五部屋分位は有るかも。
どの建物も入り口の自動ドアは無くなり、窓ガラスは割られ壁にはペンキのスプレーで謎漢字やアルファベットや炎の絵が描いて有ったりする。割られた窓ガラスや無くなった自動ドアの部分には、板で塞がれている所も有るけれどその板が無くなったのか、新しく窓ガラスが割られたのかは解らないけど兎に角建物の中に入る入り口は沢山有るので、どの建物も入る事は出来る。
もしかしたら中に入れないかもと思っていたけど、そうならなくて良かったよね。左手側が右に九十度回転したL字の下の部分になるからそこから、小さな建物が一棟建っていて、長い縦棒部分に小さな建物が一棟と大きな建物が三棟並んでいる。長い縦棒部分に有る小さな建物は、何か大きなタンクの様な物が三つ並んでいるので建物と言っても、屋根と壁でタンクを囲っている感じかな。
パッと見一番左手側の建物が一番小さいので、その建物から探検してみようと思う。今日は下見と少しだけ魔法の練習が出来たら良いので、先ずはこの温泉施設の建物の探検をして魔法の練習が出来る場所を探す事から始めようと思う。暗くて一人で心細いけど、魔法の練習をするためにはここは我慢するしか無いよね。
勢いと思い付きで書いております。
読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。
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