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もしも魔法が使えたなら  作者: きすぎあゆみ
11/46

11・転校生襲来

続きを投稿します。

宜しくお願い致します。

 学校から帰って来て、お母さんが作ってくれていたお昼ご飯を温め直して、秀二と二人でたべる。今日は温め直すだけで食べられる、お母さん特製の野菜ときのこが沢山入ったカレーだ。僕も秀二も大好物なので、大盛りを平らげた。


 僕は食休みにリビングのソファーに座って、テレビを見ていたら、秀二は出かける準備をしていた。秀二は友達と遊ぶ約束をしているらしい。


「どこかに遊びに行くの?」


「うん、友達と約束してるから!」


「暗くなる前に家に帰ってきなよ」


「うん、わかった。そんなに遅くはならないと思う」


「気を付けて行ってきなよ」


「はーい、行ってきまーす」


 元気よく修二は友達のところに遊びに行った。修二も遊びに行った事だし、僕は日課である魔法の鍛錬をする事にする。リビングを片付けてから、二階にある自分の部屋に入る。


 まず最初にベッドの上で、本当に日課になってしまっていた座禅を組み心を落ち着けてから、体の中にある魔力を循環させて自分の魔力の状態を確認してみる事にした。


「すぅーはぁーすぅーはぁーすぅーはぁーすぅーはぁーすぅーはぁー」


 座禅を組み、丹田を意識しながら腹式呼吸を繰り返す。少しずつ丹田の辺りが温かくなって来たのでその温かくなってきた物をお腹から左肩へ、左肩から左腕に、左腕から左手を通って右手へ、右手から右肩へ、一周させたら、二周目へ、二周目から三周目へと繰り返し行う。


 更には、体の様々な場所から場所へと、魔力を循環させていく。≪魔力の体内循環≫を一通り行った後に、体外魔力の流れを感じてみる事にする。


 自分の周りに漂っている魔力の流れを感じ取り、更にその魔力の本流と思う流れを遡って行く。自分の周りを漂っていた時の魔力の流れは細く貧弱な感じがしたのに、遡って行くに従い大きく力強い流れになり、その大きな魔力の流れには多くの枝分かれした様な支流があり、その先には純粋で不純物の無い魔力の池みたいな所や、か細く先細り次第に消えていく魔力の流れも感じられた。

 

「今日も特に問題無し!魔力の動きや精度も少しずつ良くなっていると思うし、体外魔力の感度がかなり良くなってきている!」


 魔力の循環を終えたので、本命である魔法の各属性の魔法発動の基本練習をしようとして、結界魔法を発動しようと準備をしていた所で、家のインターホンのチャイムが鳴っている事に気が付いた。


「ピーンポーン」


「…!」


 とりあえず気が付いていない振りをして、魔法書の結界魔法を発動するための魔法陣のページを開く。魔法陣に片手を置き結界魔法発動のキーワードを言おうとしたところで、インターホンのチャイムが再び鳴らされた。


「ピーンポーン」


「…!」


 せっかく今から魔法の鍛錬をしようと思ったところだったのに、出るべきか出らざるべきか、考える必要は無いと思うけれど、やる気になっているところを止めるのも何故か負けた気がしたので、気のせいだった事にする事にした。


「ピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーンピーンポーン」


「……うるさい!」


 流石にチャイムの連打には対応せざるを得ない状況になって来た。僕はベッドから降りると、部屋を出てリビングに向かった。リビングに有るインターホンの画面を見ると、修二が映っていた。一体何事かと思いインターホンの通話ボタンを押して話しかけようとした所で、玄関から修二の声が聞こえてきた。


「兄ちゃんやっと出てくれた。寝てるかと思ったよ!」


 インターホンに向かって話しかけようとしたところで空振りをしてしまい、更には侵入まで許してしまった。僕はため息を吐きつつ玄関に向かった。


「遊びに行ったんじゃなかったのか?」


「その予定なんだけど、ちょっと寄り道!」


「はぁ?何それ?」


 寄り道じゃなくて一時帰宅と思うけど、何の事やら。


「じゃーん!きららちゃん登場!」


「えっ何で?」


「こんにちは!」


 修二の後ろ、玄関ドアの陰には館林さんが申し訳無さそうに立っていたが、僕からは完全に死角になっていたので気が付かなかった。


「きららちゃんが兄ちゃんに興味があるって!」


「…?」


「今日、学校から帰る時に話したんだけど、兄ちゃんの事が気になるらしいよ!」


「…えっ?」


「智ちゃんには黙っていてあげるから、今日はきららちゃんと仲良くしなよ!」


「…何でここで田坂が出て来る?」


「またまたーわかってる癖にー!」


「…訳わからん」


「じゃあ、僕は予定通り遊びに行くから、後は宜しくー!」


 言うだけ言って、修二は予定通り?遊びに行った。


「…館林さん、取り敢えず家に上がる?」


「うん、お邪魔します!」


「…」


 玄関に立っていても仕方がないので一応声をかけてみたけど、僕の想定外の結果になってしまった。帰ると思って言った事なのに、帰るどころか逆に面倒を抱え込んでしまった。


「これを使って」


「ありがとう」


 下駄箱から来客用のスリッパを出して、館林さんに使って貰う。


 さて、どうしよう?女の子と遊んだ記憶は殆ど無いので、何をしたら良いのか戸惑ってしまう。知ちゃんなら、皆で野球やサッカー、ケードロや六虫、又はゲームとか、男子と同じ遊びをしても普通に混ざって来るし、下手な男子より全然上手いしで全く問題は無いのだが、館林さんとは今日初めて会った訳で、人と話すのが苦手な僕としては、何を話して良いのか全く思い浮かばない。ましてや女の子と二人っきりでなんて、…どうしましょ?


「…館林さん、ゲームとかはするの?」


「ゲームは普通にする位かな」


「じゃあ、ゲームをしようか?」


「うん、良いよ」


 取り敢えず僕の数少ないゲームソフトの中にある、対戦型のゲームを始めた。超有名な某スライム的な生物が落ちて来て同じ色を消していくゲームや、某ブロック的な物が落ちて来るゲームをしたのだが全く勝てなかった。僕自身上手いとは思っていなくて、友達が持っているので真似て買ってみた程度なので、適当にプレイしていたら勝手に連鎖をして行くパターンだったのだが、館林さんと対戦すると気が付いた時には、画面のほとんどが邪魔者で埋め尽くされている状況になっていた。その後は何も出来ずに画面を埋め尽くされて負けてしまう、その繰り返しだった。


「また、私の勝ちだね!」


「う、うん、館林さん物凄く上手いね!」


 無茶苦茶上手いし、容赦無し!こちらがアクションを起こす前に、気が付いたフルボッコにされていました。丸。状況説明終わり。ここまで一方的に負けるとなると、1回位は勝ってやろうと思うが、勝てる気がしない。


「そうかな?普通だと思うけど」


「だって、他の人相手だとここまで一方的に負ける事は無かったよ。3回に1回は勝てたから、やっぱり館林さん上手いよ!」


 ここは全面降伏の形で、気持ちよくお帰り頂く方向で、と思い、館林さんを褒めてみる。僕の少ないボキャブラリーでどこまで褒められるかは、疑問だけど。


「へへー、ありがとう。褒められたと思っておこう!」


「いや、本気で凄いと思って言ってるから」


「田坂さんよりも上手いかな?」


「何でここで田坂が出て来るのかわからないけど、田坂も上手いけど5回に1回位は勝てたけど」


 褒めて気持ちよく帰って頂こうと思っていたのに、妙な方向からの切り返しが来たけれど、兎に角帰ってくれないかなと思いつつも、取り敢えず帰ってくれないかなと思う今日この頃でした。

勢いと思い付きで書いております。

読んで頂いている皆様、内容の齟齬等はご都合主義と言う事でご容赦下さいませ。

感想やアドバイスを頂けると嬉しいです。

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