閑話 馬車の中でただただ話すだけの話
閑話です。サブタイトルの通りの内容です。
読み飛ばしても大丈夫です。
★馬車にて★
やり残したことが多々ある王都。とか考えていたのだが、思い返してみると、そんなにする事も無かった。
あ、高尚系少女には会えるだろうか。”僕”は嫌いじゃない。
むしろ好きだぜ!
面白いから。
というか、雰囲気が良いっすよね。
あの強がっちゃっている感じ。
それでさ、「計画?そんなのは知らねぇ、俺は俺のやりたいことをするまでさ!」みたいな主人公に最初は反対するが次第に「あなた達は私の計算外の人間です。 もっと近くでみていたい」みたいな感じになっちゃうんですよ。
まあ、俺はそんなキャラじゃないし、英雄的主人公じゃないし。
目立ちたくないし。
ヒロインとか困る。
人類と一人の少女を天秤にかけるなら、人類を選ぶし。
まあ、一人の少女を選ぶ方が格好良いんだがな。
「なあ、ウル」
「なんすか?」
「英雄についてどう思うか?」
「んー。難しい質問っすねぇ。憧れますよ」
「そうか」
「でも、現実にいたら困るかな」
「敬語を使いなさい!」とヨーゼフさん。
「すいません!」
「すいません?すみませんですよ!」
「すみませんっ!」
「気をつけてください」とのこと。
ヨーゼフ先生は、素晴らしいですね。マジで。
それにしても
「何故、困ると思った?」
「確かに英雄っていうのは、色々な人を助けるのですが、どこかが損をしているかなって思います」
「そうだな。しかし、俺達が損をするとは限らないぞ」
「確かにそうですけど・・・一人の人間によって今までつくられてきたものが、消えるんですよ?」
「確かにそうですね」とライト。
ほう。”僕”も確かに賛成だ。
ゼウス エクス マキナが出てくるのならともかく、な。
ゼウス エクス マキナとは機械仕掛けの神だ。
とある劇で、みんながみんな四方八方に散った正義や思想をうまい具合におさめる役割を果たす。
「英雄仕掛けの茶番劇か」と呟く。
誰にも聞こえないと思ったのだが、ライトが聞きつけたようで、「なるほど、良い得て妙ですね。素晴らしい表現です」と誉めちぎってきた。
褒める?否、誉めるだ。
なんだかライトはことあるごとに名誉あるガルディ様にお仕えする事ができて光栄だとかなんだとか、キラキラとした眼で言ってくる。
最初はお世辞だと思っていたのだが、常にこの調子だ。
まあ、裏切られないと思えば良いかな。
閑話休題、「それにしてもな、英雄はやはり楽なんだよな」
「何の話ですか?」
とライト君が聞いてきたので演劇の話と答えた。
「そうですね。白馬の王子とかですね」とライト。
しかしな、ライトよ、俺には裏技があるのだよ。
世界が違うということはそれだけで有利だ。
シェイクスピアとか、最強カードだよな。
悲劇的だけど。
いや、喜劇の方がウけるかな?
まあいい。
”僕”と同時にこの世界にきた人間がいてもおかしくはないからな。
神が詭弁を弄するとは思えないが、あの神なら有りうる。
抜け目の無く秘密主義で軽い言動の筈なのに絶対的強者の余裕があって、
神々しかった。
まあ、関係ないがな。
劇はまた今度にしよう。
かなりどうでも良い話なのだが、この世界の音楽はなぜか7拍子(3+4)が多い。
あ、無理っすと思いました。
音楽をしている人には分かるがかなり複雑だ。
なので弾けませぬ。
しかも、ピアノは半音程低い。
ピッタリ半音なら良いのだがな。約半音だと気持ち悪い。
「そろそろ着くようですね」とヨーゼフさんが言った。
了解っす。
厄介事に巻き込まれないようにしたいっす。
不幸体質ではないよな。
断じて、違う!
ガタリと音を立て馬車が止まる。
兵が来たので貴族印を見せ、門を通る。
やってきたぜ王都。
毎回毎回、無駄話を書いてきた作者。
何故書くの?と訊かれたら、この小説が気軽に読めるから、難しい話をして作者は一応知っているというのをアピールする訳でございます。
さて、何故だかこの小説のアクセスが上昇していたので、驚きました。
何故だろう?とネットで検索してみたら、ブログに紹介されていたようです。
紹介されていた事も嬉しかったのですが、それよりも、その紹介文がとても素晴らしく感激しました。
今なら大体の事を許せるかなと思います。
明日も投稿できるかなと思います。




