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気づいたら異世界の貴族になっていた  作者: 浅井翼
異世界にて 元気にやってます。
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15話 スラム街の一週間 2日目 ポジティブシンキング×2

視点変更有り。



俺の名はバール。 

どこにでもいる平凡な男だ。


いつもは自分を平凡だとか言わねーんだが。



思い出す…



「俺はおまえ等を憐れまない。なぜならおまえ等は憐れまれることなど無いのだからな。被害者ぶるな、悲劇なんて無い。前を向け。ここは何処だと心得る。名誉あるガルディ領だ。全員、俺等の町の発展に尽くせ。以上だ」 





とんでもない野郎だ。


奴は猿でも分かるバカにしたような説明の後、これを言った。

貴族は見栄を張る。

難解で複雑で曖昧なことしか言わねー奴とは違うよな。

あーしょうがねーな。

子分が話しかけてきた。

「親分、オレさ、」


「ったく、面倒だな。俺らがよ後で楽が出来るよう手伝ってやるか。俺らの為だ」


 「親分!そうっすね!オレはただジャガイモ食いたいだけっすからね。別にあいつは関係ないっすよね」


あからさま過ぎる…


 俺らは水路だったな。


こんなん一ヶ月で終わらせてやる。

「おい、てめーら、やるぞ!」


「「「うす!」」」


 俺はバール。


俺は俺の為に行動する。

ただの筋肉しか取り柄がないような平凡な男だ。

それで十分だろ?

『バールズ(二十人規模)の組長にして化け物のオヤジと言われるスラム街の取締役』



★ある会話★


「バールさん。結局そうなったのですか?」


「まあな。お前は?」 


「私は今回は傍観者ですよ」


「何もするなよ」


「もちろん、私の管轄外ですし」


「まぁな お前は損も得もないからな」


「まぁそうです」






★ ある酒場にて視点変更★


薄暗い酒場にある男がいた。


 憎い。



奪われたから奪う。

貴族なんて死ねばいい。

そうだ。

あいつを殺そう。


酒場の薄暗い空気は気持ち悪い…

どうして、俺がこんな場所に居なきゃいけない!


俺は偉くなるべき人間だ。

なのに、亜人に従うなんてあり得ない。


亜人なんて魔物の親戚だ。

失敗作の出来損ない。


酒を飲む

嫌な事が消える。


あのキチガイ貴族は金、どれくらい持ってるかな?


あいつらは俺からずっと毟り続けた。


だから金貨百枚位持ってるんじゃないか?


あのキチガイはどうせ後ろから指図するだけだ。


酒を煽る。

ただのアルコールの味しかしない。

くそ不味いな。


チッ。


俺ならあいつより上手くやれる。


どうして分からない?

バールズだって俺を捨てたことを後悔させてやる。

俺はふさわしい所にいれば英雄にだってなれる。

貴族のせいだ。


あいつをどう殺してやろう。

あの猫の亜人を人質にしてやろうか。


駄目だな。


貴族は平気で切り捨てる。

奴らは人間じゃない。


亜人だって…生きているじゃないか!


だからあいつに直接、ナイフを刺して。


そうしたら、悪は消えたってなるから、

俺は英雄になれる。

完璧過ぎる計画だ。


ラインカフが殺されたときは素晴らしかった。

殺した奴は英雄扱いだったな。


だから俺が今度はそのステージに立つ。


…ナイフ一本の成り上がり、最高だな俺。


やっぱそうでなきゃ。


俺なら出来る。

あいつは人望などないはずだから誰か手伝ってくれるだろう。

皆、俺の味方だ。楽しみだな。


この酒場も見納めか…



「俺に今の内媚び売っとけよ」と周りに言う。


チッ無視かよ。 


もう遅い…

俺の天才的な頭でお前らの顔は覚えたからな?

後悔しろ!


以下無駄話


主人公の演説はプロパガンダ(プロパカンダ)と言います。


政治的な宣伝とか洗脳とかいう意味です。


厳密には違いますが


今回の場合は世論(範囲は狭いですが)を意識的に誘導したとかそんな感じです。


勿論、意図的にやってます。


さて、酒場ですがスラムの酒場というイメージをしてくださればまず認識の齟齬は起きないでしょう。

今回の後半の主人公とでも言う人は作者が客観的にみると、


自己陶酔と矛盾思考の塊


ナンセンスな独善思考


厭世家気取りの癖に人を信じて求めて…


そんな感じです。





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