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過去編
先ほど述べた通り、赤子だった頃の私は可愛く、その笑顔で母と父を幸せの絶頂へと導いていた。私が笑えば世界の全ての人間が笑顔になり、その人々を幸せの絶頂へと導ける自信があった。
幼少期、その頃の私もまた可愛く、その笑顔で(以下略)。
そして意外なことにその頃の私は勉強が出来た。教育熱心だった母がまだ幼稚園に入る前の私を塾のようなところに入れ、そこで私は色の名称を、日本語からではなく英語から覚えたのである!
「あれはレッヅ(赤色)!これはイェロー(黄色)!」
今の私がやると、頭を小突かれてしまうが、その頃の私は頭を撫でられていた。その頃の母の口癖が「この子は天才よ」であった事は今でも覚えている。可哀想に…
小学校に上がった頃の私は、まだ可愛かった。だが、母と父が私の笑顔に慣れ始めていた。私の笑顔は昔ほどの破壊力もなく、私の笑顔は[幸せの絶頂]から[安心感]へと降格した。
そしてその頃は、すごく意外な事に私には友達がいた。と言うか誰とでも気兼ねなく話せていた。そう、男性器がない人間(女性)とも気兼ねなく話せていたのだ!
今思うとあの男性器がない人間(女性)と気兼ねなく話していたのは自分ではないのかもしれない…まあそんな事いくら考えても答えは出ない。まあ多分あれは私ではない。




