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勇者よ、それがお前が望んだことなのか?  作者: 安藤昌益


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最後通牒?➁

の関係

「禍々しい波動を感じられました。各地の聖女、巫女達からも報告を受けています。」

 大聖女、ノアケ・ボノボは、シュン帝都帝都大聖堂の奥深い一室で、勇者センシュウ・イチジツと二人きっりで、テーブルで対面で座っていた。

「それは、ここから発生したのかな?」

と冗談で切り返した。

「全く・・・。かつての魔法城からです。魔王が復活したということです。あなたが以前から懸念していたことが起こったのです。」

「ハイエルフの大聖樹の巫女は、どういう波動だと言ったのかな?清々した波動とでも感じていたのかな?」

と言って彼は、鼻で笑った。大聖女は、少し怒った顔で、窘めようとしたが、彼の方が早かった。

「直ぐにこのことを公表、布告しよう。亜人達は、人間とエルフ、それに同盟する無亜人達に対して宣戦を布告したと。もう、これは最後通牒をよこしたということだ。速やかに進軍を開始する、と各国に伝えなければならないな。」

と彼は淡々とした口調で言った。流石に躊躇なくむの開戦宣言に、今度は彼女が躊躇した。

「いいんですか?確実に魔王だとは。」

「時期もあっているし、その他の証拠からも明らかだよ。ことは急ぐ。躊躇なく、先手を打って勝利する、勝を続けて奴らを屈服させる。それだけだよ。そのために君の協力で各国の尻を叩いてきたんじゃないか?私の領内は既に臨戦態勢を敷いている。何時でも進撃できるし、奴らの侵攻を撃退できる。ようは、その犠牲をどの程度少なくできるかどうかと言うことだよ。」

 自信に満ちたというか、覚悟を決めているという顔の彼をしばし見つめて、

「そうね。私とあなたの30年間の計画の最後を飾る時が、私の最後の仕事の時が来たということね。もう躊躇している時ではないわね。直ぐに、各国の招集を働きかけます。」

と最後は断固とした、という調子で彼女は言った。

「頼むよ。」

と彼は満足そうに頷いた。

「まさにそのとおりですね。来るべき時が来たのですね。速やかに。」

と言ってから、

「私はもしかしたら、あなたの二度目、三度目の時の妻ではなかったのかと期待したことがあったんですよ。でも、そうではなかったようですね。」

と寂しそうな表情を見せた。そこには、もしかしたらという微かな期待ともしそうなら言ってほしいという思いがあった。


「もし、かつて君ほどの魅力的な女性を妻にしていたら、他の男のものになることを平気で見て言われるほど善人ではないよ。」

と彼は答えた。心の中で、

「2回。君は私の愛する妻の一人だったよ。あの時の素晴らしい魅力は今でも覚えているよ。」

と心の中で切なげに叫んではいたが。彼の脳裏には、彼女が彼の上で激しく腰を動かし、喘ぎ声を上げる姿が浮かんだ、鮮明に。

「私ではないけれども、あなたの親衛隊長、側近のダークエルフが3回の妻だったのでないかとも思ったこともありましたよ。でも、あなたはその素振りも見せなかった。しかも、2人の結婚に協力したとのことですら・・・、うれいかったようで寂しくも思いましたよ。」

 対面座位で彼女と一体になっている姿も鮮明に浮かんだ。あの彼女が、と彼女を知っている者なら驚くだろう、激しく喘ぎ声をあげ、腰を動かしている姿。さらに、2人を四つん這いにして、おねだりする二人を楽しみながら、交互に自分自身を交互に入れて、楽しんだ時のことを、結構あった、というより後半はこれが3人の関係だった、が強く脳裏に浮かんだ、やはり鮮明に。彼女達の臭いまでするように感じてしまった。

 今回の世界では、2人とも子供がいる。大聖女ボノ歩の子供は3人。みな、20歳を過ぎている。ダークエルフのチュウは、エルフは長い寿命と長く若々しくいられることもあって問題はないが、妊娠率が低い。そのため、まだ1人目はわずか数歳である。他方、スウも動揺であり、3人の中ではいち早く結婚して、夥しい精液を受け取っていながらも、センシュウの子供はようやく、最近になって出産したばかりだった。

 妊娠すると、あるいは出産後性かなり落ちるということが言われるが、スウは、安定期になると求めて来たしむ、出産後も彼を求めて来た。それは、それ以前んより激しくなったとしか考えられなかった。ハイエルフの女が淫乱なのか、彼女が特に淫乱なのかはわからない。

 それは、前の世界での2人も同様ではあったが。

「3人とも愛してしまった俺がせっそうもないということかもしれないが。」

 ちなみに今、彼の前にいるボノボは50歳近くだが、チョウから写し取った長い寿命と若さは彼女にも転写していたから、彼女とは何百年間共に生きている。チョウとは、もちろんである。

「その歳でも、あんたは自由文魅力的だよ。」

 彼は、弁解するように、慰めるように心の中で呟いた。

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