蛞蝓
お待たせしました、
「ん……んん……」
「起きた?」
「おはよ……白露」
「おはよう。よく寝れた?」
眼前を何かが覆い尽くしているせいで白露の顔が見えない。
邪魔だな……白露の顔見たいのに……もしかして、これは白露のおっぱいなのか!?
完全に上が見えない。なにかこう……神々しさすら感じられる。
「お腹空いてない?はい、これ。ちゃんと食べてね」
「うん。美味しい。美味しいよぉ……」
「よしよし……ゆっくりでいいから」
「うん……うん……」
焼いただけの稚拙な料理、生臭さ以外は感じられない風味。
お世辞にも美味しいなんて言えない。それなのに、心が満たされる。涙が溢れてくる。
そうか……食事で満たしてたのは胃袋だけじゃなかった。心も満たしてたんだ。
俺は……そんなことも分からなくなってたのか。いや、違う……
今ようやく理解できたんだ。俺は愛されてなんかなかった。
「もう、なんで泣いてるの?」
「なんでだろうね……こんなに満たされてるのに……」
「大丈夫……私はここに居るから」
「うっ……くぅっ……」
見捨てられないから見捨てられなかっただけ……脅かされることはなかった。
だが、愛されることもなかった……。それは人と関わろうとしなかった俺のせいだ。
愛情が欲しかったのにその事実から目を逸らし続けた。
それなのに、今こんなに愛情を向けられている。それが幸せで……怖い。
自分の意思で彼女を振り向かせたわけじゃないからだ。
偶然俺は白露に愛されている。だから、偶然それが失われるような気がして、怖い。
「大丈夫だよ。これからは辛いことなんてなんにもないんだから」
「ずっと楽しい事してようね」
「うん……うん……」
「よしよし」
何も返せてないのに、俺は今もこうして白露の愛情に呑気に浸っている。
俺は……本当に怠惰で救いようがないっ!!
「奏」
「ん……何?」
「大好き……永遠に。私は今、心の底から幸せ。君が居ないと私はもう幸せになれない」
「好き。好き」
白露が俺の顔を包み込み、己の唇を重ね、唇をねぶり、舌を口内に侵入させてくる。
もこうして白露に任せるがままで、自分からは何もしてない。
「ちゅ……♡んちゅ♡ちゅ♡れろぉ……ぶぢゅるるるっ♡じゅるるるる……れろれろ♡」
「好き……ごめん……ごめんね……」
「私も大好き……私は信じていいんだよ」
俺の手が持っていかれた。何か柔らかいものに触れている。
これは……おっぱい。忘れもしないこの前初めて触ったおっぱいだ!!
「あっ♡遠慮しないで……頭のてっぺんからつま先まで」
「もちろんおっぱいも全部全部君の物なんだからぁあっ♡」
「……」
「無言になるくらい好きなんだ♡んっ……♡はぁ……ブチ犯す♡」
「フーッ♡フーッ♡交尾♡交尾しよぉ♡」
目を細めて口を下品に歪め、完全に発情しきった顔を晒してる白露を見て──
今までの思考が全部吹っ飛んだ。
次は1週間後です




