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アラクネと黒髪ボッチ(改作)  作者: 雷誅 萬刃
11月 終わりゆく生活
27/28

蛞蝓

お待たせしました、

「ん……んん……」

「起きた?」

「おはよ……白露」

「おはよう。よく寝れた?」


 眼前を何かが覆い尽くしているせいで白露の顔が見えない。


 邪魔だな……白露の顔見たいのに……もしかして、これは白露のおっぱいなのか!?


 完全に上が見えない。なにかこう……神々しさすら感じられる。


「お腹空いてない?はい、これ。ちゃんと食べてね」

「うん。美味しい。美味しいよぉ……」

「よしよし……ゆっくりでいいから」

「うん……うん……」


 焼いただけの稚拙な料理、生臭さ以外は感じられない風味。


 お世辞にも美味しいなんて言えない。それなのに、心が満たされる。涙が溢れてくる。


 そうか……食事で満たしてたのは胃袋だけじゃなかった。心も満たしてたんだ。


 俺は……そんなことも分からなくなってたのか。いや、違う……


 今ようやく理解できたんだ。俺は愛されてなんかなかった。


「もう、なんで泣いてるの?」

「なんでだろうね……こんなに満たされてるのに……」

「大丈夫……私はここに居るから」

「うっ……くぅっ……」


 見捨てられないから見捨てられなかっただけ……脅かされることはなかった。


 だが、愛されることもなかった……。それは人と関わろうとしなかった俺のせいだ。


 愛情が欲しかったのにその事実から目を逸らし続けた。


 それなのに、今こんなに愛情を向けられている。それが幸せで……怖い。


 自分の意思で彼女を振り向かせたわけじゃないからだ。


 偶然俺は白露に愛されている。だから、偶然それが失われるような気がして、怖い。


「大丈夫だよ。これからは辛いことなんてなんにもないんだから」

「ずっと楽しい事してようね」

「うん……うん……」

「よしよし」


 何も返せてないのに、俺は今もこうして白露の愛情に呑気に浸っている。


 俺は……本当に怠惰で救いようがないっ!!


「奏」

「ん……何?」

「大好き……永遠に。私は今、心の底から幸せ。君が居ないと私はもう幸せになれない」

「好き。好き」


 白露が俺の顔を包み込み、己の唇を重ね、唇をねぶり、舌を口内に侵入させてくる。


 もこうして白露に任せるがままで、自分からは何もしてない。


「ちゅ……♡んちゅ♡ちゅ♡れろぉ……ぶぢゅるるるっ♡じゅるるるる……れろれろ♡」

「好き……ごめん……ごめんね……」

「私も大好き……私は信じていいんだよ」


 俺の手が持っていかれた。何か柔らかいものに触れている。


 これは……おっぱい。忘れもしないこの前初めて触ったおっぱいだ!!


「あっ♡遠慮しないで……頭のてっぺんからつま先まで」

「もちろんおっぱいも全部全部君の物なんだからぁあっ♡」

「……」

「無言になるくらい好きなんだ♡んっ……♡はぁ……ブチ犯す♡」

「フーッ♡フーッ♡交尾♡交尾しよぉ♡」


 目を細めて口を下品に歪め、完全に発情しきった顔を晒してる白露を見て──


 今までの思考が全部吹っ飛んだ。


次は1週間後です

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