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緋色の眼を持つ少年  作者: カモメ
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緋色の眼を持つ少年第三十二話

二人の女の子は玄関でお邪魔します。と挨拶し…

応接室へ、入ってきた。


美保ちゃんの抱くチョコをスマホを取り出しカメラに写す瑞代ちゃん…


今度は瑞代ちゃんにチョコを預け…

スマホで写す瑞代ちゃんに『二人ともスマホなんて持ってるの?』と、驚き混じりの声で尋ねた。』


『和美くん…

小学生でも、スマホは常識よ…

クラスでも半数以上が持ってるわ』と、美保ちゃんが答える。』


それを補うように

『連絡網なんて今じゃラインで済ますの…

これ…今じゃ常識よ』と答える瑞代ちゃんに


『僕は携帯すら持ってない。』と答えると…


二人声を揃える様に口を揃えて…


『おうちの人に買って貰った方が良いわ…

安全面なんかでも、直ぐに助けを呼べるし

ラインで友達も増えるわ』

そう言われてもな…

そんな事口に出して頼めるような…

僕の立場では無いことくらい僕が一番知っている。


その時居間と続いている扉が開き…


浩子さんがお菓子とジュースを盆に乗せ…

開口一番


『今は小学生でもスマホは必需品なの?』


『そうですよ…今はスマホは小学生でも必要なんです。』


『そうねぇ…和美…今度、透に買って貰いなさい。』

『良いの?』


『必要ならね…

はい…スマホの話は終わり…

お菓子とジュースを召し上がってね…


それから…

和美…食べ物を食べるときは、犬は連れて居てはいけません。

外に連れて行きなさい。』

ここで、透さんに、初さんは勝手口から入ってくるから応接室なら、構わないと、言われたなんて口に出来ない。


仕方無く二人の女の子からチョコを預かり外のマルの元へ連れて行った。


急いで応接室へ戻ると、二人は、互いに互いをスマホのカメラで撮り合っていた。


僕は心臓が止まりそうになった。


応接室の隅に佇む様に初さんが立っていた。

もしも…

スマホに写り込みでもしたら…


考えるだに恐ろしい。


まず…二人のパニック…

そして、光の速さより広まる

『永井の家はお化け屋敷…』の謗りを受ける事は火を見るより明らかだ。


慌てて二人に…

『ねぇ?…中原さんと何を話していたの?』と聞いてみると


二人はコチラを振り返り…

『奥さんのメアドを教えてもらってたの』

顔が自分でも自覚出来る程強ばっているのがわかる。

二人は僕の動揺など気にも留めず…


『ショコラの成長を教えて下さい。と頼んだの』


『ふう~ん。それで…』


『勿論!オッケーよ』と二人は笑顔を浮かべ答えた。

僕は、振り返り初さんを探したがもう…

部屋には居なかった。

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