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緋色の眼を持つ少年第十九話
玄関を上がり…
浩子さんの所へ行くと
固定電話の受話器を持ち…
『和美!!今担任の先生から電話が入っているの!
アンタ!急に学校を飛び出した!?
って、しかも…具合が悪そうだって…
先生心配して電話をくれたの。』
先生にどうやって美由紀さんの事を理解して貰えば良いのか解らず…
僕は浩子さんの前でうなだれた。
浩子さんには現以外の類いの者は見えない。
下手すると美由紀さんの事すら理解して貰えないかも知れない。
僕は暫く項垂れていた。
すると…浩子さんは
『ランドセルも何もかも学校に置いて来たらしいじゃない?
どうすんのよ?』
『透さんと後で取りに行く』と小声で口ごもる様に答えると…
『透も忙しいのよ?
自分で取りに行きなさい!』
僕は激しく首を横に振り…学校に行くことを拒否した。
『先生には後で取りに行くって伝えとくわよ…』
浩子さんに対し僕は、何の反応もしなかった。




