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緋色の眼を持つ少年  作者: カモメ
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緋色の眼を持つ少年第十五話

僕はそれ以上、この場に居るべきではない。

そう判断し…

僕の部屋へ帰り、宿題を済ませ…


台所へと向かい…

一人で冷たいご飯に、冷たい肉じゃが…

有り余る程の漬け物で済ませた。


風呂は湧いていたので…

サッサと済ませ

ベットに潜り込んだ。


布団を頭までかぶり…

眠ろうとしても、眠れない。

今日は人が変わったように美由紀さんが、僕に近寄ってきた。

戸惑い…逃げるように帰って来ると…


今度は、初さんと言う先祖の怨霊と出会った。


こんな一日の出来事が…

頭の中でグルグルと回る。

いつの間にか窓ガラスから日が差し込んできた。


僕は眠ったのか?眠れなかったかすら解らず…


ベッドから起き上がり…

台所へと向かった。


『和美…早かったな?

もうすぐ朝飯が出きるから少し待ってろ。』


僕は…

『うん…』と返事をして…椅子に座り出来上がりを待った。



いつもの様に朝飯を済ませ、ランドセルに、今日の時間割りを詰め込み…

玄関で靴を履き…


子犬たちに栄養を吸いとられ過ぎない様に何時もより多目に餌を盛り…


門の横に繋がれたマルに餌をやる。


昨日の夜に吠えかかるマルとは、違う…

何時ものマルだった。


僕は振り返り…

『行ってきます!!』と…

元気よく学校へ向かった。

微かに、透さんの

『ああ…』と言う返事が聞こえた様な気もしたが…

今さら確かめる気にもならず。

僕は、登校の道についた。


緩い坂を登り…下り始めると…

美由紀さんの白い洋館が見える。


僕は俯き…早足で白い洋館の前を走り抜けた…


美由紀さんの視線を感じながらも、決して眼を会わせてはいけないと…

俯き…早足で駆け抜けた。




やはり…学校ってつまらない…

ひたすら給食を待ち…

昼休みが終わる頃には、眠気がさしてきた。


眠ってはいけないと…

睡魔と戦ううちに、睡魔を打ち払うべく…


首をグキリ…と回した。





教室の後ろに…

溶け込む様に…





美由紀さんが立っていた。


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