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ラブコメの主人公はお好きですか?  作者: 利苗 誓
第13章 中学生 前編
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第573話 らのくんはお好きですか? 2



「……」

「……」


 薄暗い個室で、男女が二人向かい合っていた。


「……なに?」

「……」


 らのくんは暮石の首筋を撫でる。


「あっ……」


 暮石はらのくんのされるがままに、首筋を預ける。

 らのくんは暮石の首にそっと手を添えた。


「……」

「……」


 らのくんはゆっくりと手に力を入れ始める。


「なぁに?」


 暮石は少しずつ苦しそうな表情になっていく。


「どう?」

「どう、って……」


 らのくんは適度な力を入れたまま、暮石の首元を押さえ続ける。


「気持ち良い?」

「気持ち……」


 暮石は苦しそうな表情でらのくんを見る。


「気持ち良く……ない」

「本当に?」

「……」


 暮石が推しと慕ってやまない男に、薄暗い個室で首元を押さえられている。

 その異様な状況に興奮しては、いた。

 らのくんの指が暮石の首筋に一本、また一本と吸いつく。


「らのくんって変態?」

「どう見える?」

「どう、って……」


 暮石はらのくんから目を逸らした。


「……エッチ」

「何か問題でも?」


 らのくんは暮石に近づいた。


「……」


 らのくんは暮石の耳元まで顔を近づける。


「やぁだ」


 暮石はらのくんから顔を背ける。


「ひゃんっ」


 らのくんは暮石の耳を舐めた。

 暮石は眉を顰め、らのくんを睨みつける。


「言いたいことでもある?」

「だって、急に舐めるから……」


 らのくんに睨みを聞かされ、暮石はトーンダウンする。


「なに? 俺のこと嫌いなの?」

「別にそんなじゃないけど……」

「……」


 らのくんは暮石の耳元に近づき、


「俺の言うこと聞けよ」


 命令するかの様な口調で、そう囁いた。


「――――」


 暮石は恍惚とした表情で、らのくんからの言葉責めを受ける。


「ふたばちゃん?」

「なぁに」


 らのくんが暮石の耳にふっ、と息を吹きかける。


「ひゃんっ!」


 暮石はその場に崩れ落ちた。

 暮石は涙目でらのくんを見上げる。


「エッチ! 変態スケベ!」


 ぽかぽかと暮石がらのくんを叩く。


「はは」


 らのくんはその場で小さく笑う。


「ね」


 らのくんは背後から暮石を抱きしめる。


「力抜いて」

「なぁに」


 らのくんの身体が暮石を覆いつくす。

 らのくんの指が暮石の首筋を通り、


「やぁだ」


 そのまま暮石の身体をまさぐる。


「止~めて」


 暮石の服の中に手を入れ、直接素肌を撫で回す。


「大丈夫だって、誰も見てないから」


 薄暗く狭い個室に、男と女が一人ずつ。

 外から見られないような死角に二人移動して、席に座っている。


「……力抜いて」

「やぁだ」


 らのくんが暮石の太ももを触る。


「触って良いなんて言ってない」

「触っちゃ駄目とも言ってないけどね」


 薄着のため、防御力が低い。素肌が丸見えになっている。

 暮石の太ももが、らのくんの手によって、好き勝手にされる。


「むちむちだね」

「もう~」


 暮石がらのくんを叩く。


「むちむちじゃない!」

「良いじゃん、むちむちで」


 らのくんは暮石の太ももからふくらはぎにかけて、丹念に、それでいてゆっくりと撫でる。


「マッサージしますよ~」

「マッサージいらない」


 らのくんは暮石の脇腹をくすぐる。


「あはは、あはっ」

「くすぐっちゃうぞ~」


 暮石はその場で小さく暴れる。


「くすぐったいって~」

「え~?」


 らのくんはひとしきり暮石の脇腹をくすぐり、胸に移行する。


「ん……」


 らのくんは暮石の胸に手を乗せた。


「発育良くない?」

「皆こんなもんだよ」

「ふたばちゃんの友達も?」

「うん」

「ふ~ん」


 らのくんは半眼で暮石を瞥見し、胸を何度も揉み、そのまま暮石の身体を撫で回す。


「ん……」


 暮石は時折、声を殺す。


「じゃ」


 らのくんは暮石の身体をさんざまさぐった後、暮石のパンツに手をかけた。


「だぁめ! ここは本当に駄目!」

「何が?」


 らのくんが暮石のパンツを脱がせる。


「本当にだぁめ!」


 暮石はらのくんに抵抗し、パンツを履きなおす。


「俺のこと推してるんでしょ?」

「推してるけど、それとこれとは話が違う!」

「あ~あ、俺ふたばちゃんのこと嫌いになっちゃうよ?」

「~~~~~」


 暮石は顔を真っ赤にしたまま手で顔を隠す。


「ふたばちゃんは処女?」

「……」


 暮石はこくり、と頷いた。


「まだシたことないんだ」


 らのくんは再び暮石のパンツに手をかけた。


「待って、本当にだぁめ」


 暮石は何度も抵抗する。


「何がイヤなわけ?」


 らのくんは若干の苛立ちを声ににじませ、暮石に問い尋ねる。


「だって……」


 怒りで青筋を立てているらのくんの表情に、暮石はシュンとする。


「ここそういう場所じゃないし、見られたくない……」


 暮石は自分の手で自分の体を抱いた。


「ふ~ん……」


 らのくんは立ち上がり、指をくるくると回しながら、その場を回り始めた。


「……」


 そしてらのくんは暮石の前でしゃがみ込み、顔を近づけた。


「ふたばちゃんってそういうこと気にする子? 俺失望しちゃったなぁ」

「……」


 暮石はうつむいた。


「別に外から見える場所でもないんだし、良くね?」

「……」


 暮石はうつむいたまま、何も言わない。


「そんな細かいこと気にしてちゃだめだよ、ふたばちゃん。ブロックしちゃうよ?」

「……」


 らのくんは再び暮石に近寄った。


「やぁだ」

「だ~め」


 らのくんは暮石の上着を脱がせる。


「……」

「結構大きいじゃん」


 暮石の服が徐々に脱がされていく。

 下着一枚まで暮石は服を剥ぎ取られた。


「見られたくない」

「かわいいよ」


 らのくんは暮石の頭を撫でる。


「かわいいよ、ふたばちゃんは」

「ん~……」


 らのくんは再び暮石のパンツに手をかける。


「やぁだ」

「だ~め」

「やぁだ」

「だ~め」


 らのくんと暮石の一進一退の攻防が何度も何度も繰り返され、


「おい!!」


 二人の情事の最中、カラオケの扉がバン、と勢いよく開かれた。


「何やってんだ、お前!」


 鳥飼あかねその人がカラオケルームに入り込み、らのくんの頬を殴りつけた。




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― 新着の感想 ―
警察伴って突撃してたら良かったのに 未成年淫行未遂だけど警察のお世話にな
これは烏飼も過保護になるわ 大学で再会しちゃうパターンかな?
これは間違いなく男に騙される馬鹿な女…
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