━6章━
「マーガル、悪いが中で少し休ませてくれ」と2人は中に入るとカクバールはロッキングチェアに座り、マーガルはソファーに座った。
「それで、マオウに変化はあったのか?」
マーガルはテレビをつけた。
「動きは無いみたいだな」
「うん。アルス総統は対策会議を始めると言っていたがどうなるのか━━━」
「━━━そうだった。何しにここへ来たのか忘れるとこだった」と車にアタッシュケースを取りに行き戻って来た。
そして中からフィルムケースを出すと「マーガル、これが電話で話してたのだ」と見せた。
受け取って見ると「これが、生物の一部?」と天井の明かりに当てて不思議そうに見た。
「それがどうなのか、お前に調べてほしくて来たんだから。悩まず、調べてくれ」
「分かった」と地下の研究室へと入って行った。
顕微鏡に少し削ったのをセットして覗くと「これは、本当に生物だ」と更に拡大させて見ると六角形のようなのが細かく並んで見えるけど、ヘビやトカゲなどは違う。これが一枚と考えたら、もっと大きいはずだ。ドッ、ドラゴンがいた? 恐竜?なのか・・・・・・そもそも鱗なのか? マオウの鱗━━━」とフィルムケースに戻して上に行くと兄は寝ていた。
しばらくそっとしておくと、カクバールは目が覚めた。
「兄さん、コーヒー入れるよ」
「マーガル、あれは何だった?」
「あんなのは見たことが無い。兄さんが寝てる間、考えたけどマオウが関係してるかもしれない」
「そっか・・・・・・。ちょっと電話するから」と誰かにかけたが繋がらなかった。
2人はコーヒーを飲んでマーガルがテレビをつけようとすると、携帯に着信があったので出た。
「マーガルです」
「ドットだ。久しぶりだな、元気か?」
「は、はい」
大学で助手をしていた時のドット教授だ。
「実は知ってると思うがマオウの事なんだ。調査チームに選ばれて、お前にも協力してもらおうと電話したんだが、どうだ、 協力してくれないか?」
「ちょっ、ちょっと待って下さい」と兄の顔を見た。
「どうした?」
「ドット教授、知ってるよね?」
「もちろんだ。あんな有名な教授を知らない訳ないだろ。それにお前が世話になったんだから」
「マオウの調査に呼ばれたらしく、ボクにも参加してほしいって言ってるんだけど?」
「ちょっと待てっ。変われっ」
「えっ!?」
「あっ、あの、マーガルの兄のカクバールです」
「あぁ、考古学者の」
「そうです。話は聞きました。マオウに関係があるかもしれない遺跡を調査してるんです。オレも、その調査に参加させてもらえませんか?」
「なるほど。聞いてみよう。後でまたかけなおすよ」と電話が切れた。
「兄さん━━━」
「さっき繋がらなかったから、良かった。ラッキーだっ」
「まだ分からないんだろ?」
すると電話に着信が「カクバールです」と出ると「OKだ」と聞くとマーガルに手でサインを送った。
「それで何だが、今はどこだ?」
「えっと・・・・・・実家は知ってますか?」
「たしかレスヴェゲスだったよな?」
「そうです」
「よしっ。そこに軍のヘリが行くから待っていてくれ」
「分かりました」と電話を切った。
「それで・・・・・・」
「家に行くぞ。軍のヘリが迎えに来てくれるそうだ」
「軍のヘリ━━━。分かった」
2人は車に乗って家に向かった。
その頃、政府はシアフォールの港に兵や戦車など配置させていた。




