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バリアントマン  作者: Hide Akira
13/15

━13章━

ある日の昼にブレイマンが「マルク、今さらだけど相手も星は違うけど人間だ、生きるか死ぬかになるけどその覚悟はありますか?」といつもとは違う厳しい目で話してきた。


「えっと━━━。怖くないです。死ぬというのが分からないから・・・・・・」


「そういう事ですか。聞いといて良かった。もう一つ良いですか?」


「何ですか?」


「人間である、相手を殺せますか?」


「悪い人なんですよね?」


「殺さなきゃ、地球もこの星の人間も守れないんですからやります」


「分かりました。それでは、最初に私を殺してみて下さい」


「なっ、何でですかっ!?」


「━━━それは、私は実験の為に複数の人間を殺し、遂に、完成させたんですよぉ〜。そのチカラをこの身で確かめなくては科学者として悲しすぎる。私が勝てば失敗、負ければ真の成功。さぁ〜、始めますよ」と蒸気のようなのが体が搾り出されていた。


「結局、スクイズ人は、みんな地球人を滅ぼしたいんだ━━━。うぐっ、ぐぅーっ、はっ、はっ、あぁーっ!!」


「絶滅させないと言ったんですよ。最低、男女が1人ずついれば何とかなるでしょう、と思っていましたが今の地球人にそんなチカラに気持ちも無い。ある程度の人間を選び残し、少しでもこの地球が滅びない望みがあるのならと考えていました。マルク、信じるなら守ってみなさい、人間を━━━。さぁ、手加減なんかしたら死にますからね、覚悟して下さい」と両手からウインボルを放った。


マルクのシールドは止めた。


「ボッ、ボクは━━━、うっわぁ〜!!」とブレイマンと同じように蒸気を搾り出すと、「うはぁ〜っ!!」とウインボルを放った。


「だから言ったでしょ、運動能力をっ、鍛えろと」と正面に出るとマルクの腹を殴った。


「なっ、何故?━━━」


「無になれば、シールドは止めようとしないんですよ」


「くっ、くそっぉ〜!!」と殴ると、「そんなに、殴る気で殴ってきたら、シールドが止めてくれますよ」と髪を掴んだ。


そして足からウインボルを出し蹴り上げると、マルクを包むと体が上昇して、ウインボルが消えるとそのまま地面に顔から落ちた。


「全身を包むほどのウインボルならシールドも役に立たないんですよ。だから正面からの攻撃だけしか意味が無いと言ったんです。さてと、終わりですか?」


「まだ、まだ、まだ、まだ終わりじゃない。生きてるっ、くわぁーっ」と立ち上がった。


すぐにブレイマンは後ろへ飛んだ。


そのまま走って行くと大きな手が一瞬現れて、それを越えて止まると体が鎧に包まれたような姿になっていた。


「まっ、まさか、シールドが体を包んだ━━━。まさか、こんなにも早くシールドボディを形成できるなんて信じられない」


「シールド? これが、この赤く硬い体が、シールド?」


「楽しい、なんて楽しい奴なんだ。かかって来なさい」


マルクは走って行くと、ブレイマンに向かって手を伸ばすと一瞬現れたシールドが砕けて左頬を殴った。


「ぐぅっ、ぐふぇっ」と血を吐いた。


するとすぐに腹を蹴り飛ばした。


「うっ、うわぁ、ぐふぇっ。シールドと、シールドがぶつかればシールドは壊れる。だが、取り込んだ方はシールドが維持され続け壊れない。同じように取り込めば、条件は一緒。うはっ!!」と走り抜けてマルクの後ろに回ると、緑の同じ姿で腰に肘で殴った。


「あぁぁ・・・・・・」と腰を押さえて膝をついた。


「もう終わりですか? くそっ、またっ、失敗かっ!!」と頭に殴りかかると、「うわぁっ!!」と飛び上がったマルクはチカラを溜めて作った赤い玉を、右手から飛ばした。


赤い玉はブレイマンの胸に当たると、炎が全身を包むと頭に浮かんだ言葉「スクイーズ」とマルクが小さな声で言った瞬間、炎が体を搾るように小さくなって消えると灰が一つだけ残りブレイマンは消えてキャンディに似たのが落ちた。


着地したマルクの体から熱風が後ろへ流れるとシールドは消えて、キャンディのようなのを拾った。


「殺したんだ・・・・・・。ブレイマンさんを、殺した。スクイズ人どもを全て殺してやる」と涙を流して言った。


そして「ブレイマンさん、ありがとう」と言うと雨が降り出し家へ戻った。


「マルク、マルク助けてっ」と母親の声が聞こえて研究室の方に行くと父親と2人が両手、両足を鎖で縛られて横に倒されていた。


時すぐに助けるとブレイマンの事を話した。


するとマーガルはコンピュータにブレイマンに頼まれていたメッセージを表示させた。


(マルクへ。これを見ているという事は実験のテストが完了したと言うことですね。ありがとう。最後にシールドを取り込んだ時の名前をプレゼントします。ザンクルットです。シールドを使う者をスペクターと言います。そのチカラを使って、地球人を守って下さい)


マルクが「実験の為に人間を殺したってのは?」と2人の顔を見た。


マドカは「私はマーガルに会うまで他の人間は知らないっ」と強く言った。


「だが研究室のコンピュータのデータには、複数の名前がある。だけど島にはいない。実験として人間を死なしていた確率は高いな」とマーガルは静かに言った。


「本当なんだ・・・・・・」


3人は体を寄せ合い泣いた。


そして次の日、予定より早くなったが2人と別れてマーガルが作ってくれていたボートでマルクは島を出た。


その頃、サンドフィールドの港町ニゲライアで釣りをしている男がいた。


老人の男が「ボルテックス、ご飯だ。ちゃんと食べるんだぞ」と言って去って行くと弁当箱を開けてサンドウィッチを食べた。

※シールドボディ:マルク(地球人)/ザンクルット


※シールドボディ:ブレイン(スクイズ人)/リザードドラグーン

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