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タカの目

あたいの名前はスカイ・ホーク。12才の金髪碧眼の美少女だ。

アメリカのニューヨーク生まれで特技は射撃、どんな遠い的にもあててみせる。

わたしは生まれつき異常に視力が良くてどんな遠いところにある物体も集中すれば見える。

その特技を生かして射撃をマスターした。

米軍にスカウトされてあちこちの戦場を飛び回ってる。

狙撃手になったりパイロットになったり大忙しだ。

FBIに頼まれてスナイパーとしてマフィアのボスや独裁者の暗殺もさせられてる。

目がとびっきり良いので戦果は抜群だ。

勲章をいっぱいもらって今や元帥の地位にいる。

中東での戦争が一息ついたので2週間ほど休暇をもらいベガスに遊びに来ていた。

西部劇が好きなのでガンマンの格好をしている。

超ミニデニムにカウボーイハット。露出多めだ。

スタイルには自信がある。背も高く足も長いしボンキュッボンだ。

男どもの視線が痛いぜ。

あたいはスロットとルーレットで500万ほど溶かした。

国から無限にお金が支給されるからお金に興味はねえ。

ベガスに金を落としに来てやっただけだ。

ちょうどポーカーの世界大会をやってるみたいだからそれにも参加しよう。

何度か出場してるが、優勝するとまわりがびっくりする。

それが面白い。

人を驚かすのは大好きだ。

初日は目の力で超圧勝した。

豪華な飯を食って宿泊して翌日のday2あたいは予選テーブルに座った。

対面にオシャレな格好のネコ耳美少女がいる。か、かわいすぎる。

お菓子のグミを笑顔でむさぼり食べてる。

こんなガキンチョがよく100万円持ってたな。親が裕福なのか?

あたいがガン見しているとこちらの視線に気づく。

「ひとつあげるにゃん♩」

ネコ娘はグミをピンと指で弾く。あたいはキャッチする。

「サンキューベイビー」

りんご味だ。悪くねぇ。あたいはアニメ好きだから日本語も少し勉強してる。

「あたいはホークだ。あんたの名は?」

「子猫香にゃん♩」

「子猫ちゃん。よろしくな」

「こちらこそよろしくにゃん♩ホークちゃんみたいな超エリート軍人とポーカーできて光栄にゃん」

「あたいのことを知ってんだ?」

「昨日全体のチップリだったから気になって調べたにゃ。きれいで強いだけじゃなくてポーカーも超天才にゃん!」

「よせやい。照れるだろい」

あたいたちは笑顔であいさつをかわす。

勝負がはじまった。

あたいは勝負にはほとんど参加せずエースの1と10から13のカードに爪で跡をつけることに専念した。

そのために爪は鷹のように長くしている。

丸、三角、四角、星、バッテンなど簡単なマークだ。

印をすべてつけ終わってからが本番だ。

カードにつけた爪痕なんてあたい以外には見えない。

超人的な視力を持つあたいだけにわかる印だ。

すべてのカードに印をつけなくてもハイカードさえわかっていればじゅうぶんだ。

あたいの連戦連勝がはじまった。ポーカーはだいたい強いカードで勝負してくる奴が多い。

相手の手配にハイカードがあるかないかで、コールかフォールドを決めればいい。

楽勝だぜ。

テーブルに5人ほどいたがあっという間に4人ほどぶっ飛ばしてやった。

残りは子猫ちゃん1匹だ。

勝負にほとんど参加しせずあたいがフォールドしたゲームでポットを獲得しているからかなりスタックは深い。ラッキーが続いているようだが子猫ちゃんには致命的な弱点がある。

こいつはポーカーフェイスってもんができてねぇ。

いいカードが配られたら笑顔になり花を咲かせブタをくばられたらドヨーンと絶望した顔をする。

わかりやすすぎんぜ。

「えーい、勝負にゃん♩」

ネコはリバーでオールインした。手配はテンズのワンペアだ。あたいはクイーンズのワンペア。

スタックもカバーしてるし飛ばして終わりだ。絶望に散れ。

「受けて立つよ。コール」

あたいはクイーンズを見せる。さあ、絶望した顔を見せな。子猫ちゃん。

追い詰められたはずの子猫ちゃんに絶望は見られなかった。

子猫ちゃんの開いたハンドはクインズだ。

リバーで9が落ちたからスリーカードが完成してる。

「そんなバカなッ!」

あたいは思わず立ち上がった。

あたいはテンズに丸をつけた。わかりやすく、大きくはっきりと。

「やったにゃん♩」

子猫ちゃんは大量のチップを獲得して大喜びしている。

あたいのチップはあとわずかだ。

あたいは動揺を隠せない。

どういうこった?なぜナインズに丸がついている?

もしかして、あいつが爪で印をつけたのか!

あたいの能力を見破って逆手に取った?

信じられねぇ。

だけど、それ以外、考えられねぇ。

かわいい顔してなかなかやるじゃないか。すっかりだまされちまったよ。

「あんたはあたいを本気にさせた。血祭りにあげてやんよ!」

あたいはメラメラと闘志を燃やした。

あたいにはもうひとつ秘策がある。

相手の目に一瞬、映ったカードの数字を読めるのだ。

とてつもなく集中しないといけないから目に血管が浮かび上がるし多用すると血管が破れて目から血が出る。だけど勝利には代償がつきもんだ。こいつはここでぶっつぶす!

ディーラーがハンドを配る。さあ、ハンドを確認しろ。

子猫ちゃんはカードを持ち上げると目の前に掲げて戻した。

これじゃ目に反射しないからカードの数字が読めない!

手軽だが完璧なイカサマ対策だ。

「オールインにゃん♩」

ちっ。おまけにオールイン要求されちまった。強いのか?弱いのか?

まったくわかんねぇ。

顔だけ見りゃ本物を持っているが、ポーカーフェイスできないってのもブラフかもしんねぇ。

もはや油断ならねぇ相手だ。

タイムバンクカード3枚はあっという間に使い切る。

目の力が使えなければ、あたいはなんにもできねぇ。

「くっ。フォールド」

「ホッとしたにゃん♩」

子猫ちゃんはブタのカードを見せてくる。

やはりポーカーフェイスできないのもブラフか。

完全に遊ばれてる!

次のゲームであたいはキングスが配られたのでオールインした。

コールした子猫ちゃんのハンドは最強のハンドエーシーズだ。

ターンもリバーもキングが落ちることはなかった。

あたいは天を見上げる。

「完敗だ。知略も運も上をいかれた。あんた最高だね」

「照れるにゃん♩」

あたいは立ち上がって子猫ちゃんにグーの拳を差し出す。子猫ちゃんはグーの手をあて返す。

「グッドラック。キティ」

「ありがとにゃん♩」

子猫ちゃんの笑顔にキュンとなる。あたいは子猫ちゃんといっしょにスマホで自撮りして連絡先を交換してホテルの部屋に戻ってベッドに寝転んだ。

いつ目の能力を見破られたのか。不思議だぜ。

あたいのことをネットで調べたって言ってたな。

けど、軍歴を見てあたいが異常に目がいいんじゃないか?って疑問を持ってちゃんと対策を打つのはすげえな。

いくら目がいいと言っても限度がある。想像をはるかに超えた能力をあたいが持ってるって想像できるってことはもしかしたらあいつも・・・・

今度聞いてみよう。それにしてもかわいかったなちくしょう。

子猫ちゃんと遊ぶもうそうをしているといつのまにか眠っていた。


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