デビルスパイダー ②
デビルスパイダーは蜘蛛の糸を射出してきた。
私は口から神の息吹を放つ。私の口からあのドラゴンが使っていたような光のビームが放たれた。デビルスパイダーは危険を予知したのか察知して避けられている。
いいじゃないか。こういう相手こそやっていて楽しいものだ。
「マンダーラさん! そっち行きましたよ!」
「ひぃいいいいいい!?」
マンダーラさんは剣をふるうが当たらなかった!
私はデビルスパイダーを追いかけ、右手を竜に変身させて爪で切りかかる。足に当たり、デビルスパイダーは体勢を崩した。
ダメージがそこそこ入っているようだ。かすっただけでこのダメージ。ステータスの高さが伺える。
「マンダーラさん、大丈夫ですか!?」
「ご迷惑をおかけしましたぁ……」
マンダーラさんにダメージはないようだ。
デビルスパイダーはそのまま飛びかかってくる。真正面から開けようと思ったが嫌な予感がしたので避けると、マンダーラさんが直撃していた。
「うわぁ!? 毒ぅ!?」
「なるほど。安易に受けちゃダメですか」
そもそも私の防具は初期装備だ。
竜人となってステータスは高くなってるとはいえど過信は出来ないな。
「マンダーラ先生、残り体力は」
「まだたくさん……。でも毒でじわじわと……」
「嬲り殺しか。早いところ決着をつけて解毒をしてもらわないとですね」
デビルスパイダーはカサカサと森の中を縦横無尽に動く。
蜘蛛の強みとしてはこうした閉塞空間で縦横無尽に立ち回れること。蜘蛛の巣という罠は厄介だ。
「竜変身」
私は背中にドラゴンの翼を生やした。
ドラゴンの翼をはためかせ、空を飛ぶ。部位扱いで消費MPが少ないのは助かる。
だが空を飛んだのは初めてで、少し勝手がわからない。
私の目の前に蜘蛛の糸が迫ってくる。私は紙一重でかわした。
「空を飛ぶ感覚はこういう感じなのですね……。ずっとパラグライダーしてるような」
飛ぶ速度はどうなのだろう。
試しに前に全力で飛んでみると、ものすごく速かった。
ぎゅんっ!とデビルスパイダーとの距離が一気に縮まる。速度感としてはとても速い……。
「っし、慣れてきました。最高速度でぶち抜きます」
私は空をぐるぐる飛び回る。
勢いをつけ、その勢いのままデビルスパイダーとの距離を詰める。
右手をドラゴンの手に変化させて。
「漫画といえば必殺技ですよね! 私考えてみました!」
「ひ、必殺技?」
「竜の衝撃!」
急降下し、そのままデビルスパイダーの身体をドラゴンの手で抉り取る。
デビルスパイダーの体力がゴッソリと削れ、そのまま倒れ伏したのだった。
デビルスパイダーの素材がドロップする。
《必殺技:ドラゴインパクト を登録しました》
え、なにそれ。




