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35.戦いの後

ゴンザナシとマトンの前に図鑑が浮かんでいる。

ゾウのページが増えたようだ。元の色は見ていないのでわからないが、

ランクが上がったことによって色も変わったんだろう。


「よっしゃあああああ!」

「やったー!」


喜びの叫びが辺りに響いた。祝いの言葉をかけるために2人に近づく。


「おめでとう!いい戦いだったな。」

「おめでとうございます!凄かったです!」


素直に祝福の言葉をかける。ラナは特にはしゃいでいるようだ。


「ありがとう。やっとランクBになれたよ。」

「ありがとー。倒せてよかったー。」


2人からは喜びと共に安堵が伝わってくる。


「鼻の攻撃は上手く捌けたけどゾウに太陽を背負われた時はあせった、

 マトンに助けられたな。ありがとう!」


「あれくらいできないようじゃゴンザナシの相方は務まらないからねー。

 でも本音を言うとあたしもあせったー。あははー。」


戦ってすぐに反省会か。こういう点もあって現在の立ち位置にいるんだろうな。


「私には鼻での攻撃がまるで見えませんでしたよ…

 このまま冒険者を続けても勝てるようになるのか正直不安です。」

ひどく弱気になっているな…先程までの祝福モードとの落差が大きい。


「俺達に出来たんだ。ラナちゃんもきっと大丈夫さ。」

「そうだよー。時間はかかるかもしれないけど地道に進めば大丈夫ー。」


「…そうですね、落ち込んでいても始まらないし引き続き頑張ります!」

立ち直りが早いな。いいことだ。


「魔子の量ではゴンザナシが少し負けてたんだがうまく立ち回ったな。

 まぁあの程度の差なら何とかなりそうだとは思ってたが。」


「…うん?ポノは魔子量の比較ができるのか?」

ゴンザナシが理解不能といった様子でこちらを見ている。


「数値として見えるわけじゃないから比べることしかできないけどな。

 事情があって昨日できるようにしたんだ。」


「昨日って、急にできるようになるものなのー…?」

こちらも同様だ。そんな目で人を見るものじゃないぞ…


「えっ、じゃあ私とヌーやダチョウを比較できるってことよね?」


「あっ…できるな。失念してた、すまん。」


「…その様子だと本当にうっかりしてただけみたいね。」


「昨日は色々あったからな。」


「今までスルーしてたがその首にいる蛇も昨日捕まえたのか?」


「そうだ、名前はヨルム。よろしくな。」


「ヨルムー?聞いたことあるようなー、ないようなー?」

と、マトンは首を傾げている。この世界でも有名ならそのうちバレるか…?


「えっ、蛇ちゃんに名前があったの?よろしくね、ヨルムちゃん。」

ラナにも言ってなかったんだったか。こちらは全く気付いていない様子だ。


『ドウスル?正体ヲ明カスカ?コノ者達ハソレナリニ親シイ仲ナノダロウ?』


『うーん…そうだな。多少驚くだろうけどその方がいいかもしれないな。

 特にラナはヨルムが直接やり取りした方が早いだろうし。』


『ワカッタ…ンッ、エヘンエヘン。』

念話で咳払いをしてどうする…



「聞クガイイ人ノ子ラヨ。我ガ名ハヨルムンガンド。

 神ト巨人ヲ両親ニ持チ、身ノ丈世界一周ヲ超エル由緒正シキ大蛇ダ!」


この場にいる誰とも違う声を聞いて3人は周りを警戒し始めたが、

辺りにそれらしい姿は見当たらない。…やがて言葉の内容を思い出し、

発された声が誰のものなのかを理解して驚愕の叫び声をあげた。

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