12.兎狩り+α
さて、西の道へ向かうとするかな。出てきたのが南口だから…こっちの方向か。
とりあえずは人並みのスピードで走り出す。
…思ったよりも時間がかかりそうだ。
決して小さくはない町を回りこんでるわけだし、そりゃそうか。
先程のゴンザナシを動きを思い出せば
冒険者の身体能力が高くても何も不思議はないはずだ。
ということで音速手前くらいまでスピードを上げる。
スピードを上げた甲斐もあって、すぐに町の西側から伸びている道に到着した。
ここからは歩くか…兎以外にも何か倒してない動物がいるかもしれないしな。
外をのんびり歩くのは久々な気がするな。大体獲物を目がけて走ってるし。
雄大な自然の中を歩いているだけで心が洗われるような気分になる。
…目的は狩りだけど。
しばらく歩いていると草原から耳が飛び出しているのを発見した。
まぁあれが兎だろうな…
こんなに小さくてかわいい生き物を狩るのには多少の抵抗があるが、
他の動物だってかわいくなかったわけじゃないし今更だ。
自然の摂理だと思って諦めてもらおう。
ノウサギ:G
世界各地に生息する草食動物。ランクの割には素早い。
ドロップ
・バニーヘアバンド
バニーヘアバンド:G
バニーガールに扮する際に使用する、兎の耳が付いたヘアバンド。
ただの装飾品であり、防御力等はない。
つ、使えねぇ…しかしコレクターとしては取っておかなければ…
さて、目的は果たしたわけだしここで帰ってもいいが、
せっかくだからもう少し進んでみるか。何か他の動物がいるといいな。
他に人影も見えないので再び速度を上げて走っていると、前方に川が見えた。
何気に初めての川だ、きっと初見の生き物がいるに違いない。
川に近づいてみると水面から顔を覗かせている生き物がいた。カバだな。
水中で威力のある打撃を繰り出したらどこまで影響が出るかわからないので、
その辺の小石をカバに投げる。ぶつけられたカバは当然こちらに突進してくる。
と、水中にいた他のカバ達もいっせいに向かってきた。
とりあえず最初の一頭を殴る。カバは絶命し、目の前には図鑑が。
カバ:C
カリファ大陸南部に生息する草食動物。噛み付きが強力。
水中で戦うと更に手ごわい。
群れの場合は手を出すと全員で襲い掛かってくるため注意が必要。
ドロップ
・カバナイフ
まだ戦闘中だというのにすぐに消せるとはいえ視界を一部塞がれるとか…
こんなところにダメなゲームのシステムを組み込むんじゃない!
余裕がない相手だった場合、図鑑のせいで死ぬ人もいるだろうな。
などと文句を言いつつ図鑑を消している間に、体のあちこちを噛み付かれていた。
既に周りはカバだらけだ。全部殴るのは面倒だし周囲に巻き込まれる人もいない。
「温度反転!」
周囲の気温だけではなく体温も氷点下まで下げられたカバ達はすぐに絶命した。
これも便利だな…人を巻き込めないのが難点だが。
火の鳥とか炎の魔人がいたら空気ごと凍るのかな。遭ったら是非試してみたい。
さすがに群れを倒しただけあって、周囲には大量にナイフが落ちている。
カバナイフ:C
カバの牙で作られたナイフ。頑丈だが高熱には弱い。
使うことはないだろうな…コレクション用も含めて3本もあれば充分だろう。
余った分は組合に買い取ってもらえたりするのかな?




