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接近
「健ちゃん、さっき隣にいたこって誰?」
こそっと聞く。
「あー、あいつは…昔近所にいた子なんだ。
友希って言うんだ。」
「へぇ、そうなんだ。」
肩までのさらさらヘアーの女の子。
友希…、なんか聞いたコトあるような。
「麻子ちゃん、久しぶり」
「え?!あ、うん。友希ちゃん」
びっくりした~。
あたしのコト覚えてたんだ?
「忘れてるでしょ」
友希ちゃんは笑った。
うっ…。
「ふふ。麻子ちゃんらしいよ。
でも、だいぶ柔らかくなったね。」
「あぁ、よく言われる。警察官になっていろんなコトに関わったら、変わったのかな。」
あたしより背の小さな友希は可愛く見える。
「そっか。今の方がいいよ。」
あたしは笑顔で頷いた。
友希ちゃんって面白い。




