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鮫神伝  作者: アヤトさん
久鶴章
11/17

東京に行きたかった!!

「今日は学校サボろか♪」

「ひぇええ!?」

わたしの心友、時本ときもと柚香ゆずかが突然言い出しょった。

父母かしろにはどううん?」

「なぁに、決まりょるさ。学校行いとる言うて、うたごう人やありゃ。」

「さなこと言うたて、窺見うかみす人常々おらんかろな?」

「おる訳なかろ。さに、アタシんらは有名人じゃなきにょて、写真に写さるもありゃしん。」

ホッと肩をなでおろす間もなく、各自めめ装いをえに家に戻り、普段ととまにの装いに着替きげえてこぞた。



自己紹介忘れちょた。わたしは傘栗かさくり枇杷びわ。都から遠く離れたわた沿いにある久鶴くづる市に住む高校1年ぞ。柚香とは名付けよりの仲なて、共にアニメころいにして劣等生くざなわりぞ。故にサボるとまぞいにょが・・・

「今から、あんずまの都に行くけ!」

「柚香、いと遠いが〜」

「なぁに、たかが片道4時間の道かろ〜!」

「夕べにむどれるかろか?」

「向こうに2時間おるほどかろ。ほな、良きけ!」

かして、東の都への道は始また。



にょが、秘めたる道は順調すすんたちに行くはずなく、1時間も経たずに、水別みわかれの先の谷で遂に先にて崩れが起き、これ以上進めんとの旨が流れた。

「ええ〜!?」

「東に行きんの!?」

わたしらは近くの駅ではれい戻ししてもろおうと、其の駅へと歩む人の群れへと合わさりたり。

陽炎かんぎろいの揺らめきたる暑い道で、わたしらは喉がかうぇいていたとて道を外れて看板にしたごうて山の水飲み場に飲みにいた。冷や水を久しぶりに飲みけれたとて、其処から道迷いよった。



「ここいずくぞ〜?」

柚香が泣きつつ言うた。

「わたしに判るわけなかろ!?」

怒り口で言う他になし。

「目標さえありゃな〜」

其のやに迷ううちに、声が聞こえきた。

「いざ、ここへ」

「誰か!?」

声のすなる方へ向こうても、何もありゃしん。

また迷うにょが、更に強く声が聞こえる。

「ここへ来なさい」

声のすなる方へ進むと、洞ありけり。

恐ろそる進めば、奥にはいと大きげなふかの歯並びあり。

「「わやぁ〜〜!!!」」

しかして、奥からはさらに

「光る歯を取れ」

と言う声すなり。

見るに、光る歯2つありょるで、わたしと柚香でひとつずつ取た。

何故か、身体が熱くなた気すなり。

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