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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校3年生
90/105

握手会の話とか

これ書いてもいいのかな・・・一応言っておきますが、去年書いたのとほとんど同じ話です。

6月半ばの日曜日。月末に期末テストが控えているにも関わらず、俺は千葉まで行っていた。梅雨の真っ只中ということもあって、この日はあいにくの曇り空。小雨もパラつく。なぜこの状況でわざわざ千葉まで行くのかって?理由は単純。赤坂ガールズの個別握手会に参戦するからだ。ちなみに5回目。お目当てはもちろん相川真奈。




朝9時、開場。俺は厳重な警備を長い行列とともにくぐり抜け、会場に入った。そして朝10時の握手会開始に向けて、大勢のファンが一斉に走り出し、それぞれのブースに列を作る。また握手会と平行して、ミニライブが午前と午後、計2回行われるが、それはまた別の話にしておこう。


そして俺は真っ先に、真奈が座るブースへと駆け出した。・・・しかし、すごい行列だ。真奈、やっぱり人気あるんだな。寺内や柚穂ちゃんの列も結構長いみたいだし。




「皆さんお元気でしたか〜?相川です。今日、握手会に参加する皆さんに私からお知らせしたいことがあります。握手会に参加する際はまず、手をしっかり消毒して、綺麗にしてから握手会に参加してください。以上、相川真奈からのお知らせでした!」




真奈が拡声器を使い、そう言うと、レーンが開放され、握手会が始まった!




握手会のテンポは意外と速い。1人1回あたり3秒程度で強制終了となり、次の人と握手をすることになる。真奈ほどの人気メンバーとなれば、それが何時間も続き、お昼休憩を挟んだとしても、夕方までひたすら握手をすることになる。




俺が列に並んでいる間、そう考えているうちに、ついに真奈と握手する番が回ってきた!俺は手前にあった消毒液で手を洗い、ついに真奈と対面する!




「まーにゃん、おはよー!」


「おはよー!」


「俺、久しぶりにまーにゃんに会えて嬉しいよ」


「私も元気そうな優くんに会えて嬉しい♡」


「ありがとう!さすが俺のまーにゃん」


「うん!ずーっと一緒にいようね♡」


「言ったな?約束だぞ!」


「はーい」




握手会で俺に接した真奈の対応は、いつものような、『恋人』でも『同級生』でもなく、ただ単純に、『アイドルとファン』だった。真奈は普段、ファンから『まーにゃん』と呼ばれている。3期生で赤坂ガールズでの活動歴は5年ほどだが、真奈は数多くの先輩メンバーとともに、赤坂ガールズの中心メンバーに立っているのだ。そして、俺は真奈との握手会を終えると、時間があったので、隣の会場でやっていたミニライブを見ることにした。出ていたメンバーは4期生と5期生。柚穂ちゃんもいる。しかし、みんな真奈に劣らず可愛いな。彼女たちが将来の赤坂ガールズを背負っていくと考えると、非常に感慨深い物を感じる。そういう意味では、中学まであまりアイドルに興味がなかった俺も真奈と2年以上関わることで、すっかり赤坂ガールズの虜になってしまったんだな。




午後になり、俺は昼食を食べるため会場近くにあるレストランに向かった。ほどなくして真奈からLINEが届いた。LINEには、『優斗、今日握手会来てくれてありがとう!』と書かれていた。俺は真奈に返信をする。すると、真奈もこれから休憩だということがわかった。そして、昼食を済ませると『真奈、午後からも頑張れよ!』というLINEを送り、俺は会場を後にした。そして、真奈から『ありがとう!私、優斗から励まされちゃった!』という返事が来ていたことは言うまでもない。






数日後、俺に衝撃的なニュースが飛び込んで来たを知らずに。

次回、物語はいよいよ最終局面に入っていきます。

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