誕生日
久しぶりの投稿です。今回はあの話を書こうと思います。
夏休みに入った。夏休みに入ると早速、真奈と旅行に行くことになった。そして当日の朝7時、俺が待ち合わせ場所である渋谷駅に向かうと、すでに真奈がJRの改札の前で待っていた。
「遅いよー、優斗。今日何の日か分かってるよね?」
「悪い悪い。真奈、おはよう」
「おはよ♡優斗」
「照れるなぁ・・・そうだ。真奈、お誕生日おめでとう!」
「あっ・・・ありがとう!」
「誕生日プレゼントはもう用意しているからな」
「そうなんだ!私、優斗から何貰えるかな・・・」
俺と真奈は電車に乗り、品川から熱海までは新幹線を使い、2時間以上かけて伊豆の海水浴場に到着した。海水浴場に着くと、水着に着替えるため、お互い更衣室に入った。そして程なくして、シャワーを浴びたのか、少し濡れた真奈が現れた。
「大好きな優斗のために、この間渋谷で買ったの。似合ってる?」
可愛い!可愛すぎるぞ!相川真奈!しかし、やっぱり真奈はとっても可愛い。綺麗で長い黒髪に、雪のように白く透き通った肌。そして、人気アイドルが俺のことを大好きと言ってくれる。今にも天国に昇りそうだ。
海水浴場では2人で浮き輪に乗ったり泳いだり、そしてビーチパラソルの下で2人でイチャイチャしてた。
「ねー、優斗。向こうの女の子ばっかジロジロ見てない?」
「いやいや!俺は真奈しか見てねぇよ!」
「ほんとに?」
「本当だって!」
「そう・・・なら信じてあげる」
写真集やグラビアで真奈の水着姿を拝む機会は何度もあったが、真奈の水着姿を生で見るのは実は2回目である。意外と少ない。しかし、やっぱり真奈は胸デカいな・・・
そして夕方になりホテルに向かった。ホテルで真奈が所属する赤坂ガールズの先輩である、藤川深夏さんと大谷七緒さんと合流した。
「真奈、自分の誕生日に彼氏とお泊まりデートなんだって?」
「まぁ、そういうことになりますね」
「さすがに高校生同士でお泊まりはダメだと思うよ・・・でも、私たち口堅いから安心してね」
「はい、ありがとうございます」
どうやら真奈は深夏さんに何か言われてたようだ。そして、
「真奈ちゃんとはもう1年付き合ってるんでしょ?」
「まあ、1回フラれましたけどね。でも、またすぐ付き合うことができたし、俺は幸せ者ですよ。このまま死んでもいいくらいです」
「せっかく大好きな人が彼女なんだから大切にしなさいよ。真奈ちゃんを恋人にできる人は世界中で渡辺くんだけなんだから」
「そうですね。俺、真奈を一生大切にします」
「そう!その意気込みだよ!」
俺も七緒さんに色々言われていた。
それぞれの話が終わると、チェックインを済ませ、部屋に入った。部屋は最上階丸ごとのスイートルームで、伊豆の海が一望できるらしい。そして、深夏さんと七緒さんは別の部屋で泊まるようだ。
「ねぇ優斗、見てー!周り海しかないよー!地平線も見えるよ!」
部屋に入るとすぐ、真奈はベランダに張り付いていた。そして、
「ここ、専用の露天風呂あるじゃん。さすがスイートルーム」
俺は部屋に入るや否や、その露天風呂に入った。部屋の中に階段があり、階段を登り、更衣室のドアを開けると、そこには露天風呂があった。伊豆の海が一望できる。真奈が言っていた通りに、周りは海しかないし、地平線も見える。そして夕方になり、どんどん西に傾く夕陽が綺麗だった。しかし、夕食まで時間あるし、それまで温泉でも楽しむか。
夕食はバイキングだった。それと同時に深夏さんと七緒さんと合流。伊豆という土地柄もあって、海の幸が豊富だ。板前さんが目の前で寿司を握ってくれるし、今日、水揚げされたばかりのマグロの解体ショーもあって、解体したばかりのマグロをその場で食べることもできた。
「優斗、さっき風呂入ってたでしょ?」
「バレたか」
「うん」
「しかし、露天風呂が絶景なんだよな。伊豆の海が一望できるし、周りは海しかないし、地平線も見えるし・・・」
「そうだね・・・私も知ってるよ。でも、せっかく同じ部屋なんだし、優斗と一緒に入りたかったな・・・」
「えっ・・・」
「私は優斗と一緒に露天風呂に入りたかったの!」
「ま、待て!早まるな!俺たちまだ高校生だし・・・」
「裸なら1年の時、入学した直後の林間学校でもう見たでしょ!私、優斗の・・・」
「そうだけど、あっ・・・」
「・・・」
食事中、俺と真奈はあることを思い出し、お互い赤面してしまった。これには、深夏さんと七緒さんも黙り込むしかなかった。
食事が終わると、部屋に戻った。その間、2人はただひたすら沈黙していた。そして真奈は、上にある露天風呂に向かった。ほどなくして、上から真奈の独り言が聞こえてきた。何を言っているかまではわからなかったけど。そしてその間、俺はある物を出すための準備をしていた。
しばらく経って、真奈が露天風呂から上がってきた。風呂から上がったばかりの真奈は髪の毛が濡れてて綺麗だった。浴衣姿も良く似合う。そして、風呂から上がった途端にテレビをつけた真奈に俺は袋で包まれたある物を差し出した。
「真奈、お誕生日おめでとう!朝から誕生日プレゼントをいつ出すかタイミングを伺ってたけど、遅くなっちゃった」
俺は真奈に誕生日プレゼントを渡した。誕生日プレゼントの中身は数日前、デパートで買った数万円相当の指輪だ。本当は少し高い指輪を買いたかったが、高校生が出す金額はこれが限界だった。しかし、真奈はすぐ受け取ってくれた。そして、
「ありがとう優斗・・・やっぱり優斗は私の大切な人だよ。私、これが婚約指輪だと思って大事にはめておくね」
「ありがとう真奈、ずっと一緒だよ・・・」
真奈は左の薬指にその指輪をはめ、俺に最高の笑顔を見せてくれた。そして、お互いの唇が深く、激しく触れ合ったのは言うまでもない。
優斗と真奈がもうここまで辿り着いた以上、もうこれ以上後ろには引けません。あとは・・・




