プール!
夏にはまだ少し早いけど水着回です!
真奈と渋谷までデートに行ったちょうど一週間後の金曜日、俺は再び真奈からデートに誘われた。今日の真奈は仕事がない。朝からしっかり学校に行っている。まあつまり、そういうわけで、俺と真奈は授業後、真奈のおごりでタクシーに乗り、あるところに直行することになった。
俺が真奈に言われて、向かった先は赤坂の高級ホテルだった。各国の要人が来日した際、宿泊するというクラスの規模。過去にはアメリカ大統領が来日の際、このホテルに宿泊したこともある。そして、この大統領が宿泊した部屋だという最上階のスイートルームは1泊100万円以上らしい。
「まさか、ここで泊まらないよな?いくら金曜日だとはいえ・・・」
「私、明日朝早くから仕事あるし、泊まらないって」
俺は真奈の指示に従うがままに、ある所に向かう。向かった先は・・・室内プールだった。
「おい、水着ないぞ」
「レンタルあるし、そこは大丈夫だよ」
俺はフロントで水着を渡され、更衣室に向かった。一方真奈は、自前の水着を持っているようだった。着替えが終わると、俺はシャワーを浴びプールサイドに向かった。流水プールとキッズプール、そしてウォータースライダーがある。そして程なくして、水着に着替え、シャワーを浴びたのか、少し濡れた真奈が現れた。
「誰もいないけど、貸切か?」
「うん!だって大好きな優斗と2人きりの時間を楽しみたいんだもん♡」
写真集やグラビアで真奈の水着姿を拝む機会はあったが、生の水着姿を見るのは初めてだ。やっぱり真奈は胸デカいな・・・そして、人気アイドルが俺のことを大好きと言ってくれる。今にも天国に昇りそうだ。
そう俺が考え込んでいるうちに、真奈はプールに飛び込んでいた。水しぶきが俺にかかる。
「優斗ー!早くプール入ろうよ」
「そうだな。俺も真奈と遊びたいしな」
俺は真奈にそう言われたので、そのプールに飛び込む。そして・・・
「そういえば優斗って、私の胸に飛び込まないの?」
「え?別に俺はそんな趣味なんて・・・」
「そうなの?私、優斗なら何されても大丈夫なのに・・・」
結局、俺は真奈の胸に突っ込んだ。いや、突っ込まれたという方が正しいかもしれない。真奈が俺に抱きつき、その影響もあって、俺の顔が真奈の胸に入ったのだ。・・・苦しい。そして、2人で流水プールをしばらくの間、プカプカしていた。
「そういえばここ、ウォータースライダーあるじゃん。行こうぜ」
俺は真奈をウォータースライダーに誘った。真奈も「うん!」と言って誘いに乗ってくれた。
「ちょっと優斗、どこ触ってるの・・・」
「なんか私のお尻に変な感触がするけど・・・」
まず真奈が、そしてすぐ俺がすべり台から降りたのはよかったが、俺の手が真奈の胸に、そして俺の下半身が真奈のお尻に当たったようだ。真奈は「まあ、相手が優斗なら仕方ないよね」と言ってくれたが。
ウォータースライダーには3回乗った。そして思う存分遊んだところで夕食を食べることにした。時刻はもう夕方の6時を回っていた。そろそろ夕食にしていい時間だ。
夕食は2人でプールサイドで食べることにした。ちゃんとテーブルと椅子もある。そして夕食は真奈の手作り弁当だった。しかも2人分作ったようだ。
「全部お前が作ったのか」
「うん!私、料理好きだし」
「じゃあ早速いただきます・・・美味いなこれ。何杯でもいける」
「やった!私、いい奥さんになれるかな?」
「なれるよ絶対。それに、真奈が俺の奥さんになれたらもっと嬉しいんだけどな」
「私も優斗のいい奥さんになれるよう頑張る・・・」
2人の関係はもはや恋人を通り越して夫婦だった。そして夕食を食べると、俺と真奈は流水プールに入った。今度は2人用の浮き輪で仲良くプカプカ。
「優斗、私達やっぱり付き合うべきなのかな・・・」
「そうだな・・・もう両想いってのがわかってるんだから、障害といえる障害はもうないんだよな」
「でも、私はアイドルである以上、恋愛禁止だって言われてるし・・・」
「じゃあ俺を選ぶか、アイドルを選ぶかの二者択一なら、真奈はどっちを選ぶんだ?」
「できれば一生アイドルでいたい!でも私、優斗のこと大好きだし、愛してるし・・・」
「結局両方選ぶのか」
「そうなるわね・・・」
「わかった。だったら俺ともう一回付き合おう」
「えっ・・・」
「俺は世界一可愛いアイドルをお嫁さんにしたい!」
「そんなこと言われたら私、照れちゃうじゃないの・・・」
夜のプール。中には2人しかいない。そのせいか、周りから音がしない。とても静かな状況。そして、お互いの顔がすごく紅潮している。話すにも話せない。そして、時間だけが過ぎてゆく。
「8時過ぎた。もうそんな時間か・・・そろそろプールから出ようか」
「うん・・・」
俺と真奈はプールを出て、着替えをするために一度別れた。そして俺は着替えの前にシャワーを浴びた。着替えが終わると、俺はフロントに水着を返した。ほどなくして、真奈も戻ってきた。
「優斗、今日は楽しかったよ・・・」
「俺も真奈の生水着が見れて嬉しかった・・・」
「優斗、ところでさっきの話なんだけど・・・」
「・・・あの話はなかったことにしてほしい」
「そう・・・でも私の大好きな人だから、これ以上は裏切らないでね、ダーリン♡」
「真奈も俺の一番大好きなアイドルなんだから、俺の期待を裏切ることは絶対にするなよ」
「うん。わかってるって」
俺と真奈は話を終えるとそのまま別れ、お互い帰路に着いた。別れる時に出た真奈の笑顔は、とにかく最高に可愛かった。
相思相愛なのに恋愛に障害があると、すごく燃えますよね。




