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男女比1:40の学園生活  作者: 青獅子
高校1年生
29/105

植田和美の日常②

前話の続きです。引き続き和美視点。

ライブが終わり、楽屋に戻ると私たち3人はまず着替えを済ませた。そして打ち上げに入る前に私は一旦楽屋を出て、優斗に一通のLINEを送った。




「まだ帰路についていなかったら今すぐ関係者入口に来てください。場所は少し面倒ですが、入口の反対側、ビルの裏路地にあります。事務所の人には話をつけているので来たら好きに開けて構いません。うららとアリスもいます」




そのLINEを送った数分後、優斗は颯爽とやって来た。優斗はライブの時と同じ服装だった。そして、物販で販売されたTシャツを着ていた。そして両手には物販で買ったであろう紙袋を2つ持っていた。




「何の用だ、和美。つーかもう着替えていたのか」


「これから打ち上げがあるから優斗も参加して。うららとアリスもいるわ」


「つーか俺みたいな一般人が打ち上げに参加して大丈夫なのかよ。それよりライブ後の物販もすごい並んでたぞ。ライブの即席写真やCD、DVDも売っているんだな。結局みんな買っちゃったよ」


「あ、買ったんだ。ありがとう。それより事務所には話をつけているから大丈夫よ」




会話が終わると、私は優斗を連れて打ち上げが行われる楽屋のドアを開いた。楽屋ではうららとアリス、そしてマネージャーの種田《たねだ》さんやライブハウスのスタッフさん数人が私を待ち構えていた。


「やっぱり和美が呼んだ相手ってあなただったのね。名前で呼んでるし、もしかしてもう付き合ってるの?」


と、種田さんが優斗に言う。そして優斗は、


「違いますよ!」


と言った。そして種田さんは私に、


「早く渡辺くんと付き合っちゃいなさいよ。私が隠し通すから」


と言ってきた。私は少し顔が赤くなった。




そして打ち上げに突入、時刻は午後6時30分を回っていた。ライブの打ち上げとはいえ、実際は夕食を食べて記念撮影をするくらい。おおむね1時間半くらいで終わるだろう。それよりファンからのプレゼントや事務所からの贈呈品を持ち帰りすることが大変だ。



夕食が食べ終わった頃には午後8時を回っていた。記念撮影を済ませた後、私は種田さんとライブハウスのスタッフさんに、




「私たち明日から学校なんでもう帰ります。今日は色々ありがとうございました。ライブ楽しかったです!」




と言う。そして優斗は種田さんに、




「種田さん、今日は打ち上げにまで参加してもらってありがとうございました。ライブすごく楽しかったです!」




と言った。そして種田さんは優斗に、




「渡辺くんも和美を大切にしなさいよ」




と言った。私は少し顔が赤くなった。やっぱり私は優斗のことが好きなんだ。いつか優斗を振り向かせてやる。

次話からは新シリーズに突入します。

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