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おっさんの異世界のんびり冒険ライフ  作者: 時雨暁
第一章 シチリンド王国
18/19

18.おっさん、盗賊団を討伐する

18話目の投稿です


誤字脱字がありましたら感想文などでお知らせください

 異世界転移した俺こと麻野新は、サミアとデートをした。服屋に行き、下着を選び、大道芸を見てから、レストランで昼食を取り、アクセサリーショップに行った。

 その後本屋に行き、最後は夕食を食べてから宿に戻って、告白された。


 あれから数日がたち、サミアと俺はいつも通りの態度で過ごしていた。

 レティシアもあとからデートしていたことを知り、不機嫌になったが、レティシアもデートをすると言うことでなんとか宥めることができた。

 代わりにサミアの方も不機嫌になり、そちらもなんとか宥めることができた。

 ギルドに行き、クエストボード見ているといつもと違うクエストが貼り出されているのが見えた。

 他の冒険者達もそのクエストを見てざわついていた。

 クエスト内容はアジナカ盗賊団の討伐であった。

 一応Dランク以上のクエストとなってい為、低ランク冒険者は受けられない。

 ちなみに俺とサミアは昨日Dランク試験を受けて、見事に合格してDランクなっている。

 レティシアはその上のCランクで、そのランクまでのクエストをソロ冒険者の時は受けてたらしい。

 今は俺達とパーティーを組んでいるので、そのランクのクエストはしばらく受けてないみたいだ。

 俺達に合わせてくれているんだろう。

 盗賊団のクエストなどは種類によるが、人数が多ければ、その分こちらも冒険者達とパーティーを組んであたる形になる。

 前にネーリシのダンジョンでアリの魔物の殲滅の時の様にレイドパーティーをやる感じだ。

 この盗賊団はそこそこの規模みたいで、いくつかのパーティーとレイドを組まないと倒せない感じみたいだ。

 このクエストの下の方を読むと参加人数が三十人以上となっている。

 参加するかしないかはともかく、サミアとレティシアに相談する必要がありそうだ。

 ガヤガヤと言っている冒険者達から離れて、サミアとレティシアがいる方に向かった。

 二人もこちらに気がついたのか、笑顔で近付いて来た。

 二人にさっき見たクエストを話し、どうするか聞いてみたら、二人はこちらに任せると言ってきた。

 ただ、二人に人殺しの経験が有るのか聞いてみたら、レティシアの方はあるみたいだが、サミアの方はないみたいだ。

 この世界の冒険者達は上のランクに行くほど、人殺しの経験があるみたいだ。

 中には経験のないまま高ランクになる人もいるが、その人達は特殊なスキルを持っているか、スキルを進化させて、技術を身に着けた達人位だ。

 サミアに本当に良いのか聞いた。最悪、サミアも自分の手で殺す可能性も有るから無理にクエストを受ける必要もない。

 サミアは「大丈夫です」と覚悟をした目でこちらを見てきたので、分かったと答え、盗賊団の討伐クエストを受けに行った。

 今日、盗賊団のクエストを受けたパーティーは10パーティーで、人数は50人だ。

 他にも参加しているパーティーやソロの冒険者達もいるためさらに多いらしい。

 会議は一週間後に開くのでそこで全員が集まるそうだ。

 それから一週間はクエストをこなしていき、会議の始まる日になった。

 今回、会議に集まったのは100人位の冒険者達だ。

 副ギルド長が現た途端に静まり返った。

 副ギルド長が周りを見てから、説明をし始め、冒険者達はそれを聞いていた。

 盗賊団の規模は100〜150人位で、ここから約三時間位、東にある森の中にいるそうだ。多分そこが拠点になっているのだろう。

 そこに今から一週間後に朝、大体7時位に東門に集合して、揃ったら出発するそうだ。

 他にも色々と決まりなどを話していき、話し終わると解散した。

 それぞれ、クエストを受けたり、そのまま帰っていったりとどんどん冒険者がその場からいなくなっていった。

 俺達三人はクエストボードを見に行き、手頃なクエストを受けていった。

 それから一週間、盗賊団のクエストを受けてから二週間が立った。

 今俺たちは、東門に集合していた。大半の冒険者達がすでにいる状態だ。

 あと30分で7時位になり、討伐の為に出発し始める。

 7時になり冒険者が全員揃った所で盗賊団に向けて出発した。

 しばらく歩くこと三時間、ようやく東にある森に到着した。

 それぞれ1チーム8人〜10人位で、範囲を拡げながら森の中に音を立てずに入っていった。

 周りを警戒しながらゆっくりと盗賊団のアジトまで近付いて行った。

 進んでいくに連れ何やら音が聞こえたので、茂みや木の後ろに隠れながら進んでいくと、見えた先で盗賊団らしき連中等が酒や食い物を食べながら、談笑していた。

 近づけるところまで近づき、そこから合図あるまで待機した。

 しばらく待機していると、盗賊団達の動きがおかしくなっていた。

 上半身が揺れるとばたりと倒れた。その後、次々と倒れていった。

 合図が出たので、茂みから出てゆっくりと近づき、盗賊団が寝ているか確認して、持ってきた縄で手脚を縛り、叫ばない様に口に布を当て塞いだ。

 縛り終えた盗賊団達を次々と森の外に運んでいき、外にいつの間にか待機していた、鎧を着た人達が盗賊団を馬車の荷台に乗せていき、満員になったら街へ向かって行った。

 あれは街の警備を担当している人達で、門番をしているのもあの人達だ。

 再び森に入るとすれ違いに、冒険者達が盗賊団を次々と運んでいった。

 さらに進むと金属音が聞こえたので、回りの冒険者達と共に行ってみると、眠らなかった盗賊団達と冒険者達が戦っていた。

 すぐさま加勢し、盗賊達を次々と倒していった。

 倒して捕縛した盗賊もいたが、やはり命のやり取りのため、殺してしまった者もいた。

 まだまだ盗賊はいるため、気を緩める事は出来ないが、未だにこちらの被害が軽症なので、少しは安堵している。

 さらに進むと何やら木の柵が立っていてそれを巨大なテントを囲っていた。

 そこを冒険者達は様子を見ながら慎重に近づき、テントの中を見ると、もぬけの殻だった。

 盗賊団のリーダーらしき人物はどこにも見当たらず、宝のみが置いてあった。

 取り敢えず、何人かの冒険者を残して、探索を開始した。

 さらに進んで行くと洞窟があり、そこを盗賊団が守っていた。

 外から眠りの魔法を掛けて、眠ったのを確認すると手脚を縛り、布で口を塞いだ。

 洞窟の中を覗きこむと、中は明るく、奥まで見えていた。

 周りを警戒しながら洞窟内を進んでいった。

 途中で別れ道があり、どちらに進むか話し合っていると、何やら音が聞こえたので、そちらの方に向くと、こちらに向かってニヤニヤ笑っている。

 すぐさま魔法で攻撃をしようとしたがすぐに盗賊達は反転して逃げていった。

 それを追いかけようとした冒険者達をリーダーが止めた。

 どう見ても、あとを追いかけて来いみたいな感じに見える。

 つまりこの先で、罠を張って待ち構えている可能性が高いということだ。

 盗賊団のリーダーは少し頭が回る人物のようだ。

 逃げていった盗賊達とは反対側の道に進んでいくと牢屋のようなものが見えた。

 近付いて見ると何人かの女性が中にいて、衣服などがボロボロだった。

 盗賊シーフのスキルを持つ冒険者に鍵を開けてもらい、誘拐された人達を外に出し、来た道を戻るとあとからやって来た冒険者達が別れ道のところにいた。

 あとからやって来た冒険者達と合流し、何人かは誘拐された人達の護衛をしながら戻って行った。

 反対側の道を罠感知のスキルがある冒険者達が先頭になり、ゆっくりと慎重に歩いていった。

 奇襲のことも考え、戦闘出来るようにある程度間隔を開けて進んだ。

 進んだ先には巨大な空洞があり、そこの奥にたくさんの盗賊達がいた。

 その中央付近に一際大きい盗賊がいて片刃の大剣を肩に担ぎながらこちらを見ていた。


「おい!お前らに選択をくれてやる、女と身包み全部置いていくなら命だけは助けてやるよ!がははは!!」

「そんなのにのるわけないだろ!」


 それに続く様に他の冒険者達も口々に言っていた。

 しばらく言い合っていたが、痺れを切らしたのか、盗賊のリーダーが掛け声と共に突撃して、それに続く様に他の盗賊達も突撃してきた。

 それを待ち構えるように動かずに武器を構え、冒険者達は迎撃に入った。

 二つの陣営がぶつかり合い、乱戦状態になった。

 今までと違いリーダーはとても強く、何人者の冒険者達がやられていった。

 俺とレティシアはリーダーに向かって攻撃を仕掛け、時間を稼いだ。

 その間に他の冒険者達が次々と盗賊達を倒していった。

 リーダー以外の盗賊達はそんなに強くないようだ。

 残りはリーダーのみとなり、残った冒険者達は他の冒険者達を回復させながら、次々とリーダーを囲うようにしていった。

 俺とレティシアは周りが終わった事を確認すると、時間稼ぎをやめて攻めていった。

 段々とリーダーの傷が増えていき、遂には深い傷を付ける事ができた。

 リーダーはそれを抑えながら膝をつき、荒い息をしていた。

 これはチャンスだが、油断せずに近寄っていき、一気に攻撃を仕掛けた。

 大剣を振り下ろしてきたが、それを避けて剣を突き刺した。

 レティシアも後ろから突き刺し、息の根を止めた。

 盗賊団のリーダーは死亡して、盗賊団討伐クエストは終わった。

 リーダーの遺体を他の冒険者達と協力しながら運び出し、残った冒険者達は盗賊団に盗まれた物を運び出していった。

 洞窟を出ると他で盗賊団を相手にしていた冒険者達いた。

 その冒険者達に中での話しをして遺体を見せると、緊張が解けていった。

 その冒険者達も手伝いに中に入っていった。

 東門に着く頃には大体三時くらいだった。

 あれだけ戦闘が長く感じていたが、そのうちの移動だけで六時間位で、実際の戦闘は二時間位しか立っていなかった。

 ギルドに着くと、ギルド員と衛兵がいて運んた盗賊の遺体を確認して、衛兵に遺体を引き取ってもらった。

 ギルド長から後日、報酬が支払われるそうで今日はこのまま解散した。

 冒険者達はそれぞれギルドを後にしたり、他の冒険者と駄弁っていたり、再びクエストボード見てクエストを受けようとする者もいた。

 俺たち三人は疲れたので宿に戻り、食堂で遅めの昼食を取り、それぞれの部屋に戻った。

 ベッドに寝っ転がり、ぼーっとしていた。

 しばらくそうやっていると、ドアをノックする音が聞こえたので、立ち上がりドアを開けるとサミアとレティシアが立っていた。

 二人を伴って食堂ヘ行き、そこで食事をしてからライムを返してもらい、部屋に戻った。

 ライムをベッドに置き、寝っ転がった。

 暫くして眠くなり、瞼を閉じて眠りについた。

 次の朝、食堂でサミア達と食事してギルドに向かい歩いていった。

 ギルドに着くと先ずは受付に行き、昨日の盗賊の報酬を貰うために並んだ。

 すぐにギルドが報酬を支払う事が出来るのはこういう盗賊などの討伐や鉱山や遺跡の発見などで、支払う場合に備えて多めに貯めているからだ。

 そういう場合は強盗などに狙われやすいが、夜勤勤務のギルド員は元高ランクの冒険者が多い為、返り討ちにあうみたいだ。

 俺の番になり、報酬を受け取って壁際に寄って二人を待った。

 先にサミアが来て、後からレティシアが来た。

 二人と合流し、盗賊のクエスト報酬はどうだったのか聞いてみたら、それなりだったみたいだ。

 冒険者の参加人数が多い分、払われる報酬は少なくなる。

 それでもいつも受けているクエストよりは多い。

 それが良いのか悪いのかは微妙な所だが………。

 他の冒険者達も納得しながら報酬を受け取っていた。

 俺たち三人は受け取った後どうするか話し合い、今日はその報酬で、三人で買い物に行く事になった。

 取り敢えず先に、減っていたアイテムなどを補充してから色々な店を回っていき、三人で楽しんだ。

 その後は宿に戻り眠りについた。

 それから何日たった後、サミアとレティシアの二人にそろそろ次の街に向かう事を話した。

 サミアはもちろんのことレティシアも付いてくることになった。

 次に向かうのはマナカイという街でシチリンド王国の王都であるアルカンバに向かうために通る街だ。

 その後いくつか街を通り、王都に着く形になる。

 少しずつ出発の準備をしながら、出発日までクエストをこなしていった。


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