17.おっさん、サミアとデートする
17話目の投稿です
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異世界転移した俺こと麻野新は、付与した剣を試すために、クエストを受けて、属性付与した剣で討伐して確認したあと、宿に戻り眠りについた。
朝起きたら隣に裸のレティシアが眠っており、起こしてから食堂に向かったら、サミアが不機嫌の為、機嫌を直すためにデートの約束をしたらレティシアともデートの約束をしてしまった。
デートを約束した日から一週間が経ち、今日はサミアとデートする日だ。
食堂で待っていると、サミアが階段から、降りてきた。
サミアがこちらに気付き、こちらに近付いて来た。
合流して、デートで定番の服装を褒めた。そうするとサミアがもじもじしながら、お礼を言ってきた。
早速デート行くために、腕を組んで食堂から出た。
食堂にいた独り身の冒険者達は男性、女性問わず、嫉妬の念を送っていた。
二人は取り敢えず、服屋に向かった。
今回向かった服屋は、一般の人に向けて売っている服屋で、結構有名になっていると所だ。
アルマツ服店と書かれた看板が見え、かなりの人が出入りしていた。
中に入り、掲示板に貼ってある案内図を見ながら女性物の服の場所を確認して、二人で向かった。
女性服が置いてある場所につくと、見た通り、大半が女性で数人は男性がいた。
その男性達も、隣に女性が居て、服を選んでもらったりしていた。
女性服の場所にいるとしたら恋人か夫婦か、オカマぐらいだろう。
サミアが服を物色して、取り出しては自分に当ててこちらに見せて、意見を聞いていた。
俺はそれに対して、似合っていると答えたり、この服は少し派手ではないかと答えたりした。
数着選び、籠に入れたあと次の場所に向かった。
次に向かったのは女性下着売りばで、ほとんどは女性で男性はさっきよりもさらに少なかった。
サミアは色々な下着を手に取り、少し顔を赤くして、手に取った下着を持って試着室に入った。
その間、新は試着室の前に待っていて、少し恥ずかしかった。
地球では独り身だったので、デパートなどでは女性下着売り場の前を通ったりしたことはあったが、中に入る事はなかった。
独身男性が女性下着売り場の中にいたら、変態的な目で見られるから普通は行かない。
でも、世の中には男性でも下着メーカーに努めている人はいるため、他社の下着メーカーのデザインの参考にするために中に入ったり、買ったりするかも知れないが……。
そんな事を思いながら待っていると、試着室のカーテンが開いた。
そこには赤い色の薔薇の刺繍がされた黒い下着を着けたサミアが顔を赤くしながら立っていた。
もじもじしながら、似合うかどうかを聞いてきた。
新も若干、赤くなった顔を少し逸しながら、似合っていると言った。
それが嬉しかったのか、少し微笑んだ。
次の下着を試着するために、いったんカーテンを締めた。
サミアは嬉しそうな顔のまま下着を脱ぎ、次の下着を着けた。
カーテンを開け、再び新に見てもらった。
今度は白にチェック柄が入った下着で、先程の下着よりもおとなしいデザインだった。
さっきと同じ様に下着姿を褒めた。
その後いくつか下着を着けて新に見せて、その中から気に入った物だけを選んだ。
それらを買ってから店を出て、再び腕を組んで歩いた。
歩いていると周りから殺気に似た視線を感じ、見回して見ると、男性冒険者がチラホラとこちらを睨んでいた。
他の男女が通るとそちらを睨んでいた。所謂、嫉妬なのだろう。
そんな視線を浴びながら、歩いていると人だかりが出来ていた。
近付いて見ると、何やらボールを持ってジャグリングをしていた。
その隣にはそれに合わせて、笛を吹いている人がいた。
ボールをいったん置くと、今度はナイフを持ち、ジャグリングを始めた。
それから段々とナイフの数を増やしていき、最大七本のナイフを器用に持ち手部分のみを掴んでいた。
ジャグリングが終わると、拍手が起きた。
今度は後ろに置いてあった小さい椅子を取り出した。
その椅子を斜めしてから、その上に逆さで乗ってバランスを取っていた。
そこから片手を離し、片手逆さでバランスを取りながら、隣の笛を吹いていた女性がボールを軽く投げてきた。
それを上手くキャッチし、その状態の姿勢でジャグリングを始めた。
少しして、隣の女性とジャグリングを始めて、それでも姿勢を崩すことなくやっていた。
それが終わると上手く着地をして、ポーズを取った。
そこから拍手喝采となり、最後に二人はお辞儀をした。
観客達は、箱の中に次々とお金を入れていった。
俺達も箱にお金を入れて、歩き出した。
そろそろ昼時になってきたので、二人で近くにあったレストランに入った。
ここは他の店と違って、静かで色々な人が食事を楽しんでいた。
雰囲気はドレスコードを必要な感じの店だ。ドレスコードをする店もテレビやマンガなどで知っている位で、一度も入ったことないが……。
この店はドレスコードは必要ないみたいで、普通の服を着ているものが座って食事をしていた。
二人も席に案内され、座ったあと、ウェイトレスにメニュー表を渡された。
そのメニューを見ながら、ちらりと見ると、真剣にメニューを見ていた。
メニュー表には料理名と値段、それに写真つきだ。
この写真も、渡り人が広めたんだろう。
魔導具店で見たことがあるがとても値段が高かった。
どの位かというと、ミスリルを使った剣と同じ値段位だ。
二人はそれぞれ、メニューを決め、ウェイトレス呼び、メニューを伝えてから、二人で会話をした。
会話している最中に料理が来たので、いったん会話をやめて、料理を食べ始めた。
一口食べると、とても美味しいと感じた。
いつも食べている、食堂のものとは比べ物にならないくらいだ。
サミアの方も美味しかったのか、喜んで食べていた。
だが、サミアはリントリス伯爵家の次女、つまり貴族だ。
このような料理より上の料理を食べ慣れていると思ったんだが。
サミアに聞いてみたら、貴族の大半はそんな感じの食事らしい。
ただ、男爵家や準男爵家などは、場所によっては、庶民に近い食事をするそうだ。
他にも何故、冒険者になったかも聞いた。
貴族の次男以降とかなら家督が継げないからわかるが、女性の場合、他の貴族との繋がりのの為に政略結婚などで嫁ぐと思うのだが。
サミアは自由に生きている冒険者を見て、憧れたそうだ。
それに加えて、政略結婚の相手が、最悪の性格をしていた為に黙って家出したそうだ。
その後、着の身着のまま歩き、途中で会った従者などに頼み、馬車に乗せてもらって街に向かい、着いたら、近くの門番や冒険者達に聞きながら、ギルドを目指して、冒険者登録をしたそうだ。
最初は苦労したそうだが、優しい冒険者やギルド員に教わりながら経験を積んでいったそうだ。
サミアは食事をしながら懐かしんでいた。
食事も終わり、店を出たあと、再び歩き出した。
次の店は装飾品の店では所謂、アクセサリーショップだ。
この街の複数のアクセサリーショップの中で評判の良い店に向かった。
しばらく歩くとでかい看板で見えてきて、そこにはミナヤ装飾店と書かれていた。
店の外からでも見えるように、硝子でできた窓を取り付けてそこに展示用として、指輪やネックレス、腕輪などが置かれていた。たしかショーウィンドウというんだったか?。
そんな事を思いながら、サミアに引っ張られて中に入ると色々な装飾品が所狭しと硝子ケースの中に置かれていた。
それをサミアと二人で、ゆっくりと見て廻った。
どれも値段は高く、付与されている物によっては、ミスリルの剣が買えるぐらいだ。
店の中を進んでいくと、とても安いアクセサリーが並んでいた。
隣の看板を見てみると弟子作品と書かれていた。
近くにいた店員に聞いてみたら、ここに置いてある作品は全て、この店に御している人達の弟子たちが作った物が置いてあるそうだ。
それを眺めながらちらりとサミアを見てみると、サミアがある一つを凝視していた。
俺もそちらを見ると二つの指輪が置かれていた。
それぞれが赤と青の色で、外側には何やら模様が掘られていた。
置いてある説明書にはとある遺跡の文字をモデルにしている用で、それを崩した感じで模様として使っているみたいだ。
不思議な模様だが、いいデザインだと思う。
店員に言ってケースから取り出してもらい、手に取って直に見た。
よく見ると内側の方にも模様が掘られていて、外側と同じ様な模様だった。
サミアも手に取り、色々な角度から眺めていた。
店員に言ってこの指輪を買い、店の外に出て赤と青の指輪をサミアに渡したが、サミアは赤の指輪だけ受け取り、青の指輪は俺にと言った。
俺は青の指輪を受け取り、人差し指に嵌めた。
サミアは赤の指輪を左手の薬指に嵌めて、手を頭上に上げて眺めていた。
少ししてサミアはハッと戻り、恥ずかしそうに顔を赤くして俯いていた。
サミアが落ち着いてから、再び歩き出した。
次の場所は、本屋だった。
サミアが次は俺の行きたい場所ということで本屋に来た。
建物の大きさはそこそこで、家二軒位の大きさだ。
中に入ると、所狭しと本が棚に置かれていた。
奥に進むと所々破れたり、切れたりしている本が並んでいた。
ここら辺の本は古い物が多く、古代に有った歴史や遺跡などで発見された物などが置かれているみたいだ。
貴重な本などは余程の物でもない限り、国が保管することは無い。
余程の物とは、死者蘇生や国などを滅ぼす広域魔法が記されたものや毒や疫病などの研究書などだ。
それ以外は本屋に売られている―――とても値段が高いが………。
そのうちの一冊を手に取り、読んでみた。
タイトルは種族についてと書いてあった。
中身は色々な種族のことが書かれていて、聞いたことのない種族も書かれていた。
例えば、吸血鬼族や冥族、神使族なんてのも居たみたいだ。
吸血鬼族はそのまんま吸血鬼で血を吸う種族だ。
血は他種族から少し分けてもらう位で、他の種族と同じ様に食事をするみたいだ。
地球だと弱点がかなり多いが、こちらではそんなことはないみたいだ。
冥族はいたという事実だけでどのような種族かは余り書かれてはいなかった。
神使族は文字通り神の使いみたいで、特別な力である神力が使えたらしい、それ以外は何も書かれていなかった。
その本をしまい、他の本を手に取り、読み始めた。
色々な本を読み、かなりの時間が過ぎた。
サミアの所まで歩き近付いたが、かなり集中して読んでいるみたいで、こちらの接近に全然気付いてないみたいだ。
軽く声をかけたが返事もなく本を読んでいるので、今度は肩を叩いてみた。
一瞬ビクッとしてこちらを向き、俺だったのを見て安堵していた。
そろそろ夕食の時間で、どうするか聞いたら本屋を出ると言ってきた。
数冊、本を買って店を出た。
店を出てから、今度は夕食を食べるために歩きながら店を探した。
昼間に行ったレストランでは無く、違う店で食べようと思い探していると、近くにこじんまりとした店があった―――まるで小さな居酒屋みたいな感じだ。
デートしている者としては、普通はあんな店は行かないが、何故か行ったほうが良いと感が告げていた。
その店に入ると木のカウンターが有り、テーブルが二つしかおいてなかった。
サミアも俺に続いて中に入り周りをキョロキョロしていた。
カウンターの席に座り、置いてあったメニュー表を見てから目の前にいる店員に注文した。
サミアもメニューを注文して、静かに待った。
俺達以外は客はいないみたいで、外の騒がしい音と店員が目の前で料理をしている姿と音だけが聞こえた。
少しして、俺達二人の前に料理が置かれた。
俺は天ぷらを頼み、サミアはおでんを頼んでいた。
この料理があるとゆうことは渡り人が教えたのだろう。
サミアの方も口でハフハフしながら美味しそうに食べていた。
夕飯も食べ終わり――あの後色々注文したが――店を出て、夜の道を歩いていった。
この時間帯でも周りはとても賑わっていた。
お互い何も話さずに歩き、宿に向かって行った。
宿に着いて、その後部屋に向かった。
サミアの部屋に着くとサミアがこちらを向いた。
「今日はありがとうございました」
「いや、こっちも楽しかったよ」
「あの……」
「ん?どうした?」
少し間が空き、意を決っした様な顔をして、こちらを見てきた。
未だに疑問に思って見ていたが、段々とサミアの顔が近付いて来て、キスをされていた。
少しして、顔が離れると顔を赤くしながらこちらを見ていた。
「私は新さんのことが好きです……」
「………」
「返事はすぐじゃなくていいので……」
言い終わった後、そのまま自分の部屋に速歩きで帰っていった。
俺はサミアが部屋に戻るまで見ていた。
「好意を持っているのは薄々気付いていたが、あそこまで大胆に来るとは思わなかったな……」
そんなことを思いながら、サミアの想いにどう答えようか考えながら、部屋に戻った。
部屋の前に着いたら、ライムを回収するのを忘れたのでいったん食堂に行き、いつも通り、女性に囲まれているライムを回収して、再び部屋に戻った。
部屋のベッドに横になり、サミアの想いについて真剣に考えながら、遅くまで起きていた。
次の朝、ベッドから起きて、少しぼーっとしていた。
昨日の告白のことを考えていた為、少し寝不足気味になっていた。
寝るまで考えていたが答えが出なかった為、取り敢えず保留にすることにした。
食堂に行くとサミアがすでに朝食を取っていた。
サミアの近くに座り、昨日の事について話した。
告白の件は真剣に考えて答えを出したいのでしばらく待ってほしいと伝えた。
そしたら、「それまでずっと待っていますね」と言ってくれた。
その後レティシアが来て、座ってから俺達二人を交互に見てから首を傾げたが、気にせずに挨拶をしてきた。
三人で朝食を取りながら、次のクエストを何にするのか、話し始めた。
誤字脱字がありましたら感想文などでお知らせください
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