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おっさんの異世界のんびり冒険ライフ  作者: 時雨暁
第一章 シチリンド王国
15/19

15.おっさんレティシアを加えてクエストをこなす(決闘を挑まれる)

15話目の投稿です


誤字脱字がありましたら感想文などでお知らせください

 異世界転移した俺こと麻野新はアルマトイアに着きクエストをこなしていき、途中でレティシアと出会い、レティシアが正式なパーティーとして仲間に加わり、明日の連携を考えながら夜を過ごした。


 朝、ベッドから身体を起こし、ライムと一緒に食堂に行くと、すでにレティシアが座って食事をしていた。

 レティシアに挨拶をして、向かい側に座り、注文をしてから、レティシアと話を始めた。

 その後にサミアも来て、三人で他愛無い話をしながら食事をして、食べ終わったらいつも通りライムを預けてギルドに向かった。

 ギルドに入ったら急に静かになりこちらを見ていた。

 不思議に思ったが、気にせずクエストボードを見て、今回のクエストを取り、受付に並んだ。

 並んでいる際も終始見られていて、受付で受理してもらったあと、受付嬢に見られている理由を教えられた。

 レティシアが誰かと一緒に行動する事が珍しいらしい。

 毎回パーティーに誘われていたが、無視するか断わるかしているみたいだ。そのため、普段からソロで活動しているそうだ。

 なるほど、それでみんな驚いているのか。だけど視線がそれだけではないような気がするが……。

 受付から離れて二人と合流し、ギルドから出た。

 今回受けたクエストは、この街で行われている付与に使う材料である属性石の収集だ。

 属性石を持っているのはミフマフと言う魔物でかわいい名前とは裏腹にとても凶暴な魔物だ。

 そのためパーティーは必須で、連携して討伐する形になる。

 かなりの実力者だったら一人でもできるが、そうでもない者達は、大体三人〜四人位で一体を刈る感じだ。

 俺たちは門でて、街から歩いて三時間位歩いて目的地に着いた。

 その場所には他の冒険者パーティーも幾つか来ており、ミフマフを刈っていた。

 俺達もミフマフを探し、見付けてから周りの冒険者達からある程度距離があるのを確認してから、攻撃を仕掛けた。

 仕掛けた直後にこちらを見てすぐに襲いかかってきて、俺はその攻撃を受け止め、すぐ後ろから着いてきたレティシアが魔物の眼を狙って剣を突き刺そうとしたが、すぐに魔物であるミフマフが後ろに飛んで躱してきた。

 再び襲いかかってきて、ミフマフが空中にいるときにサミアの風属性魔法ウィンドカッターが当たり、切り裂かれた。

 着地と同時に突進してきて、それを躱して側面を斬ろうとしたが、空中で身体を捻り躱した。

 だがすぐにサミアのウィンドカッターが当たり、さらにレティシアの剣が突き刺さった。

 すぐに剣を引き抜き飛んで後ろに下がり、相手を警戒した。

 ミフマフはすぐに起き上がり、こちらを警戒し、動かなかった。

 レティシアがすぐに動き、剣で斬りつけると、ミフマフは避けたが、完全には避けきれずに斬られた。

 明らかに動きが鈍くなっているが、それでもこちらを殺そうと、果敢に攻めてくる。

 俺とレティシアで避けながら斬り続け、サミアも風属性魔法で俺達が離れたタイミングで攻撃をしていった。

 やがてミフマフは動かなくなり、俺とレティシアは警戒しながら近付き、剣で軽くつついて生きているかを確認した。

 死んだのを確認したあと、死体を回収してから少し休憩を挟み、次のを探した。

 次のを見つけると、さっきと同じ様に仕掛けていき、少しずつ傷を増やして、動きが鈍くなっていき、やがて動かなかった。

 それを休憩を挟みながら繰り返し、夕方になる頃には、ヘトヘトに疲れていた。

 ギルドに行き、換金するために並んでいると、レティシアとサミアが他の冒険者に声を掛けられていた。

 レティシアは鬱陶しくしていて、サミアも少し嫌な顔をしていた。

 声をかけている冒険者は気付いて無いのか、声をかけ続けていた。

 確かネーリシの時もサミアがナンパされていたな。サミアもレティシアも周りから見れば美人だしな、声もかけたくなるだろう。

 換金も終わり戻ってくると、まだ、しつこくナンパをしていた。

 レティシア達は未だに無視を決め込み、サミアはレティシアの後ろに下がって傍観していた。

 二人は俺を見つけると駆け寄り、左右にそれぞれ腕を組んできた。

 取り敢えず相手を見ると後ろに二人の男を従えた貴族風の男だった。

 貴族風といったのは身なりがそんな感じだからだ。

 貴族風の男は俺を睨みつけると後ろに控えていた男二人に命令をして、俺を二人から剥がそうとしたが、俺がヤクザキックをかまして、二人を吹き飛ばし、貴族風の男を睨みつけた。

 貴族風の男はそれにビビったのか、そのまま捨て台詞を吐いて、走って出ていき、それを追う様に蹴られた男二人も起き上がり出ていった。

 俺達もギルドからでて、宿に向かった。腕を組みながらだが。

 宿に着き、それぞれ部屋にもどり、少し休憩を取ってから、食堂に降りた。

 席に座り、注文して待っているとサミアとレティシアが降りてきて向かい側に座って、それぞれ注文をした。

 食事をしながら、今日のナンパしてきた貴族風の男について二人に聞いてみたが二人共知らないらしく、今日、初めて合ったらしい。

 その後は他愛無い話をして、それぞれ部屋に戻った。

 次の日、起きて食堂で食事をして、いつも通りライムを預け、三人でギルドに向かった。

 ギルドに着き、クエストボードを見て、良さそうなクエストないか探していると、入口からぞろぞろと大人数が入ってきて、その先頭に昨日の貴族風の男が立っていた。

 周りをキョロキョロして誰かを探しているようで、俺達の方を見た途端にこちらに歩いてきた。

 俺達の前に止まると、まずレティシアに挨拶をして、次にサミアに挨拶をした。

 レティシアは無視をして、サミアは俺の腕を掴んでいた。

 そして今度は俺の方を見て、すぐに二人に向き直った。

 貴族風の男は、自己紹介とパーティーの招待をしてきた。

 貴族風の男の名前はアンタン・リル・ブルブルで貴族風では無く、本当に貴族だった。

 パーティーの招待も冒険者が組んで行うパーティーでは無く、貴族達が行う立食パーティーみたいなものの招待みたいだ。

 レティシアは相変わらず無視を続けて、サミアは丁寧に断った。

 それに対し、アンタンは断られるとは思っていなかったのか、一瞬固まったがすぐに笑顔になり、二人に再びパーティーの招待に誘った。

 だが、さっきと同じ様にレティシアは無視し、サミアも断った。

 今度は、俺を睨みつけて何かを投げてきたので、俺はとっさにサミアを抱えて避けた。

 投げてきた物を見てみると白い手袋だった。

 貴族が決闘にするのに使うあれなのか?。そんなこと思っていると、相手側が、取れと言ってきた。


「それを取れ愚民!、この俺と決闘をしろ!」

「なぜだ?、俺が受ける理由は無いはずだが?」

「受ける理由ならある!、そこの女性二人を奴隷の様に従わせているからだ!」

「何を言っている?、俺は二人にそんな扱いをしたことないが?」

「そんな言葉信じられない!、こちらはちゃんと調べてきたからな!、お前がその二人を奴隷のようにこき使っていると」


 頭が痛くなってきたな。偶におかしい奴はいるが、こうも何回も会うとは思わなかった。

 レティシアは不機嫌だったのがさらに悪くなり、サミアの方も少し機嫌が悪くなった。

 そんなことにも気付かないまま、アンタンは罵倒し続けた。

 罵倒が終わると、再び決闘しろと言ってきた。

 俺は二人を見るとサミアはこちら見て、任せますといった感じで、レティシアの方を見ると今にも斬りかかりそうな表情だった。

 取り敢えず、レティシアを落ち着かせてから、アンタンを見て、どうするか考えた。このままほっとくか、決闘を受けるか。

 放っといた場合、しつこくなる上に最悪の場合、拉致監禁をしてくるかもしれない。かと言って、受けたとしてもこちらにメリットがない。

 悩んでいるとレティシアが手袋を拾い、俺に渡してきた。

 それを受け取ろうとしなかったが、レティシアが俺の手の上にのせてきた。

 アンタンはそれを受け取ったと思ったのか、大声で「決闘は成立した!」と宣言してきた。

 アンタンは決闘場所と日にちと時間を言って、そのままギルドを出ていった。

 俺はレティシアの方を見ると、ニコニコ顔でこちらを見ていた。

 ため息をはきながら、なんでか聞いてみたら、ムカついたからボコボコにしてほしいそうだ。

 仕方ないので、聞いた場所と日にち、時間を覚えて、その日までクエストを行うことにした。

 一週間がたち、指定された場所に行き、時間になるまで待っていた。

 そろそろ時間になる頃、ぞろぞろと部下を連れて歩いてきた。

 決闘する場所は街ある闘技場で、年に一回武道大会がひらかれる。

 そのステージ片方は俺とサミア、レティシアが立っていて、向かい側にはアンタンとその部下が五人位いた。

 アンタンがステージに登り、それに合わせて俺もステージに登った。

 お互いにステージの真ん中まで歩き、互いを見た。


「よく逃げなかったな、褒めてやる」

「仕方ないから来ただけだ……」

「ふん、余裕なのも今のうちだ」


 その後も、アンタンは言いたい放題言って、ステージの端にまで戻っていった。

 俺もいったんステージの端に戻った。

 アンタンがいる方から執事服を来た老齢の男性が出てきて、ステージの真ん中まで歩いてきて、そこで止まるとこちらにも聞こえるように自己紹介をし、ルール説明を始めた。

 ルールは以下の通りだ。

 ・試合は一対一の方式

 ・代理人は有り

 ・試合は三試合有り先に2勝したほうが勝ち

 ・引き分けの場合、先に1勝した方の勝ち

 ・ステージの外に落ちても負けとなる

 ・体力がなくなり次第負け

 ・同じ人物が連続して出ることは可能である

 後、ステージには魔導具による結界が張ってあり、この結界内なら死ぬことはない。

 変わりにステージの外にでかい画面見たいのがあり、そこにそれぞれの体力が表示されていた。

 その画面見たいのも魔導具らしく、結界の魔導具と連動しているみたいだ。

 あれによって、自分の体力が常に確認でき、あのゲージがなくなれば、ルールの通り負けとなる。

 老執事であるアデンガの指示で両者ステージに上がった。

 最初の相手は引き連れていた部下の一人が出てきた。

 真ん中で行き、お互い挨拶をさてから少し離れたところに戻った。

 お互いある程度距離を取れたら、アデンガがそれぞれを見て試合の合図をした。

 合図の瞬間、相手は走って俺に迫って来て、間合いに入った途端に斬りきってきた。

 相手が使っている武器は普通の片手剣で、こちらに反撃をさせないかのように連続して斬りかかってきた。

 俺の方は剣で受止めながらタイミングを見ていた。

 防戦一方になっていると見るとアンタンは罵倒しまくっていた。

 そんな罵倒も気にせず防ぎながら、見ていると相手の剣速が落ちてきたのでそれに合わせて剣を当て、受け流した。

 それにより、相手は急に受け止めるものが無くなりバランスを崩した。

 その瞬間に俺は連続で相手を斬った。

 体制を整えようとした瞬間に後退し距離を取って、相手を見た。

 相手はこちらを見たまま動かずに剣を構えたまま息を整えていてた。

 先程よりも警戒を強くしているようで、中々こちらに攻めてこない。

 両者睨み合ったまま時間が過ぎ、今度はこちらから仕掛けた。

 剣を振り下ろし、相手が避けた瞬間にさらに接近し、タックルをかました。

 相手はそれを受け、そのまま後ろに倒れ、その隙を逃さずに剣で斬り刻んだ。

 相手はすぐに立ち上がり攻撃を仕掛けてきたが、上手くそれを避け、さらにカウンターをお見舞いした。

 相手の体力ゲージをみるとかなり減っており、あと少しで0になる。

 相手もそれが分かっているのか、受け身の体制になってきた。

 こちらの攻撃が受け止められて当たらなくなってきているが、それでも

 何回かは当たっているので、段々と体力ゲージが減っていった。

 やがて相手の体力ゲージが0になり、相手が倒れた。

 老執事がこちらの勝利宣言をすると、倒れた相手は他の部下二引きずられてステージを降りていった。

 次の二試合目まで十分間の休憩を挟んだ。

 休憩も終わり、二試合目を始める為にそれぞれの陣営から人が出てきた。

 相手側は背が高く、ガタイの良い大男が大剣持って歩いてきた。

 こちらは、レティシアがステージの真ん中にまで歩いていった。

 最初は俺が出ようとしたが、それをレティシアが止めて、自分が出ると言い出した。

 それを了承し、二試合目は出てもらった。

 アデンガがお互いの定位置着いたのを確認して、試合開始の合図わした。

 先に仕掛けたのはレティシアで二本の剣を巧みに操り、相手にすきを与えないように連続で斬り掛かっていった。

 相手は、防ぐのだけで手一杯で、大剣を盾にしてずっと防いでいた。

 レティシアの剣速が段々と上がり、相手は防ぎ切れ無くなり、体力ゲージを徐々に減らしていった。

 相手の体力ゲージが残り3分の2位になったとき、相手はレティシアごと大剣で薙ぎ払い、遠くに飛ばして距離を取った。

 相手は身体に力を入れると体黄色いモヤモヤしたものが周りに現れた。

 あれは身体強化の魔法で、分類的には無属性魔法になる。

 ただ、身体強化魔法は少し上がるだけで微妙な魔法だ。

 だが、極めればかなり強力になる魔法だ。

 身体強化魔法は身体強化魔法・下→身体強化魔法・中→身体強化魔法・上→身体強化魔法・最上→身体強化魔法・極の順で進化する。

 ギルドの話ではソロでドラゴンを倒せるそうだ。

 ちなみに身体強化魔法・極を持っている冒険者は居て、SSランクを持っている5人のうちの一人だ。

 レティシアは相手が身体強化魔法使ったのがわかると自分も身体強化魔法を使い始めた。

 お互いが身体強化魔法を使った為、差は埋まらず、むしろ拡がるばかりだ。

 相手の体力がどんどん削れていき、0になった途端に相手は倒れた。

 二試合目もこちらの勝ちで、これでこの決闘はこちらの勝ちなのだが、相手の貴族であるアンタンはこの試合は無効だと言い出した。

 これに関してはレティシアが怒って、一瞬でアンタンまで近付き、剣を突き付けた。

 それに驚いたアンタンは、尻もちをつき後ろに後退った。

 アデンガはこちらの勝利宣言をして、決闘は終わった。

 レティシアは、こちらに戻ってくるとそのまま新の腕に抱きついてきた。

 その反対側にサミアが抱きつき少しよろけるも、倒れずになんとか耐えた。

 アンタンは、こちらにパパに言ってやると叫んでいたが、アデンガが首に手刀を入れ、気絶させてからこちらに向き、会釈してからアンタンを引きずり、去っていった。

 新を含める三人はその様子いなくなるまで見てから、宿に戻った。

 次の日、ギルドに行くと老執事であるアデンガがギルド入り口に立っていて、こちらを見つけると会釈してから近付いてきた。

 会いに来た理由は昨日の謝罪と謝礼金のためだそうで、謝礼金として10000シルス(1000000円)を渡してきた。

 それを受け取ったあとアデンガはその後の出来事を話してくれた。

 なんでもアンタンは父親に昨日怒られたそうだ。その後は荷物を纏めて領に戻るそうだ。

 再び会釈してからアデンガは馬車乗って帰っていった。

 俺達はお金を収納して、ギルドでいつも通りクエストを受け、こなしていった。

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