14.おっさんアルマトイアでサミアとクエストをこなし、パーティー仲間を増やす
14話目の投稿です
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異世界転移した俺こと麻野新はネーリシのダンジョンで魔物暴走起こると知らされ、ダンジョンを高ランク冒険者が停止させてから、ダンジョン内の魔物を減らした。
その後ナターカと別れて、サミアと二人でアルマトイアに出発し、のんびり馬車に揺られながら無事に街に着き、宿を取り眠りについた。
朝、目を覚ましてベッドから出ると、寝ているライムを起こし、一階にある食堂に向かった。
食堂にすでに起きている人達が座っていて、店員が忙しなく動いていた。
俺は適当に空いている席に座り、近くに来た店員に注文を頼んで、少し待っていると向いの席にサミアが座り、店員に注文した。
「おはようございます」
「おはよう」
「今日はギルドでこの辺りの魔物とかを調べるんでしたよね?」
「そうだな。だけど、どんなクエストがあるかも調べてからだな」
「そうですね、受けるクエストが分かれば、それを中心に覚えるだけでいいので、覚える範囲が少なくてすみますしね」
「あとは、同じ様なクエストをこなして少しずつ覚えていって、自然に出来るようにしたい」
話している最中に注文した料理が来たので、いったん話を止めて食べ始めた。
食事も終わり、宿をでてギルドに向かい歩いていった。
ギルドに着き中にはいると、冒険者達で賑わっていた。
二人でクエストが貼ってあるクエストボードを見に行き、ランクが低い物を探した。
ランクFのクエストを見つけ、内容を読んでみると、アマシナ草と言う薬草の採取で十枚一束で60シルス(6000円)と書いてあった。
それに常時依頼みたいで、常に貼り出されている用だった。
早速、アマシナ草を調べる為にギルドにある資料室に向かい、調べ始めた。
アマシナ草は俺たちが入ってきた門から出て、すぐの所に有るみたいだ。
ただ、アマシナ草は草原に生えていて、他の草と同じ位の長さのため、見付けづらい。
見分け方は匂いと見た目で、名前の通りアマシナ草は甘い匂いを発していて、シナッているのが特徴だ。
シナッていると言っても、木のしなりみたいに弾力性があるのではなく、野菜などを茹でた時になるシナっとした感じの方だ。
それと、アマシナ草は解毒ポーションの材料になるみたいだ。
資料室でアマシナ草の事を調べ終わったあと、二人でクエストを受けるためクエストボードに行き、依頼の紙を剥がし、それを持って受付に向かった。
受付で受理してもらい、昨日入ってきた門の所まで行き、門番にギルドカード見してから門を出て、すぐ近くの草原に入り、アマシナ草を探した。
以外にも草原でアマシナ草を取っている冒険者が他にもいた。
多分、新人冒険者なのだろう。中には俺たちの様な冒険者もいるかもしれないが…。
しばらく、二人で探し、ある程度採れたので、ギルドまで行き、アマシナ草を換金してから二人で夕飯を店で食べてから宿に戻り、それぞれの部屋に戻った。
次の朝もギルドに行き、昨日と同じ様にアマシナ草の採取クエストを選び、再び草原へとやってきた。
他の冒険者達もすでに来ていて採取していた。
今回は朝からなので、昨日よりは取れるだろう。
二人で黙々と採取していき、午前中で昨日と同じ位、集まった。
お昼は来る途中で買ってきたパンを食べて、少し休憩をしてから採取を再開した。
夕方頃まで採取をして、切の良い所で止めてギルドにに向かった。
アマシナ草を換金してから、二人で宿の食堂で夕飯を取り、部屋に戻って休んだ。
次の日もアマシナ草の採取を選んだり、その次の日はその上のEランクのクエストの討伐を選んだりとクエストをこなしていった。
それから大体二ヶ月位が立ち、俺とサミアはほとんどのEランクのクエストをこなしていき、ここら周辺の地理と出る魔物、採れる薬草などがわかるようになった。
街にある店も大体を把握して、鍛冶屋や道具屋なども良いところを見つけることができた。
今日もギルドに行き、クエストを探し、見つけたクエストを剥がして、受付で受理してもらい、門に向かった。
今回受けたクエストはアンバルカーという魔物の討伐で、最近、数が増えてきているらしく、そのために討伐依頼がきたらしい。
アンバルカーについてもある程度は調べてある。
大きさは大体子供位で、色は白、見た目は兎と猫を足してニで割った感じだ。
アマシナ草などの薬草が主に主食だ。普段は遠くの方で食べているのだが、増え過ぎた為、近くの草原に出てきてしまっている。
近くのアマシナ草を始めとした薬草が食べられてしまって、採取のクエストを受けている冒険者達が採れなくなっているそうだ。
近くの草原に着くと何体かアンバルカーがいた。
近くで薬草採取をしている冒険者が剣を抜き、斬ろうとしたが、寸のところで避けられてしまった。
一応、アンバルカーは比較的におとなしい魔物で、こちらから攻撃しても避けるだけで反撃はしてこないが、子供を身籠ったりしていると、反撃をしてくる。
ただ、かなりすばしっこく、こちらの攻撃がとても当たりにくい。
それがとても厄介でランクも低いため、受ける冒険者が少ない、そのため、しばらくすると増えているそうだ。
一応定期的にクエストは出しているらしいが、誰も受けたがらないこともあり、強制依頼としてギルドから出すこともあるそうだ。
ちなみにアンバルカーは食用にもなり、とても美味しい。
早速、俺たちもアンバルカーを討伐するために近付いて行った。
近くまで来たら、まずサミアが風属性魔法のウィンドカッターを放ったが、魔法を察知したのか、寸のところで避けられた。
何度か放つが、全て避けられてしまった。
ムキになったのか連続で魔法を放って当てようとするが、全て避けられてしまった。
サミアは魔法止めて肩で息をしていたので、俺は交代するよう声をかけた。
俺は剣を抜き、少しずつ間合いを詰めていき、ある程度行ったら一気に行き、剣を振り下ろした。
アンバルカーは下ろした剣を避けて距離を取り、こちらを見ていた。
再び、同じ様に剣を振り下ろすが、また避けられ距離を取られた。
息を整えたサミアが来て二人で相談した。
二人で間合いまで近付いて、まずサミアが魔法で攻撃をしていき、その間に俺が気配遮断で気配を消しながら近付き、ある程度の距離まで来たら、一気に詰めて、剣を刺した。
アンバルカーはしばらくもがいていたが、やがて動かなくなった。
剣を引き抜き収納してから、二人で次の魔物を探した。
それからもアンバルカーをさっきと同じ様にサミアが魔法で引き付けて、俺が気配遮断で近付いて倒していった。
夕方頃になり、刈りを止めて戻っている途中で倒れている人がいたので駆け寄り声をかけたが返事がなかったので、身体を揺さぶろうとしてさらに近付き、しゃがんだら、規則正しい寝息が聞こえたので見てみると、倒れている人は寝ていた。
門が締まるので、取り敢えず起こす為に揺さぶり、少しして目を開けたので離れると、倒れていた人は上半身を起こし、周りをキョロキョロと見回した。
その後こちらに気付いて、ぼ~っとしながら見てきたが、再び目を閉じ、倒れて寝ようとしたので、身体揺さぶり声をかけた。
再び目を開けて、こちらを見てきた。
「誰?」
「あー、俺は麻野新、それでこっちの女性がサミアだ」
「………」
「まぁ、いきなり見知らぬ奴が声をかけて起こしたから警戒するのは分かるが、倒れているのを発見して心配して声をかけたんだ」
「………」
「寝ていただけのようで安心したが、もう夕方だから起こさないと門が閉まってしまうと思ってね」
「それは、ご丁寧にどうも」
そう言って起き上がり、門に向かって歩いて行った。
俺たちもそれに続くように歩き出した。
倒れていた人はその場に止まりこちらに振り返った。
「そういえば、自己紹介していなかった。私の名前はレティシア、よろしく」
自己紹介したあと再び前を向き、歩き出した。
その後、レティシアとは門で別れて俺とサミアはギルドに向かい、今日手に入れたアンバルカーを換金してから、宿に戻った。
次の日もアンバルカーの討伐クエストを選び、門を出て草原の所で刈っていると、誰かが近付いて来たので見てみると、レティシアがこちらに歩いてきていた。
お互いに挨拶を済ませたあと、レティシアは何処かに歩いて行った。
いなくなったあと、俺とサミアはアンバルカー討伐の続きを再開した。
お昼までに三匹刈り、昼食の為にいったん休憩に入った。
昼食を食べてていると遠くの方でアンバルカーを相手にしているレティシアがいた。
レティシアは両手に細長い剣を持ち、素早く近づき片方の剣で斬りつけ、アンバルカーが避けたところでもう一つの剣で刺した。
剣を抜き、振って血を飛ばすと鞘に収めて、仕留めたアンバルカーを袋に入れていた。
入れ終わったあと、そのままこちらに来て、俺の隣に座ると袋から料理を出して食べ始めた。
何も言わず、黙々と食べていて、時々こちらをちらっと見てくる。
食べ終わり、再びアンバルカーを探して歩いていると後ろからレティシアが着いてきていた。
どうしたのか聞いてみたところ、なんでもないと言ってきた。
再び歩き出すとそれに合わせてレティシアが着いてきて、こちらが止まると向こうも止まり、こちら動くとそれに合わせて向こうも動き出した。
偶にいなくなるが必ずと言っていいほど、俺たちの所に戻って来ていた。
何度聞いてもなんでもないと言ってきたので、そのまま放ったらかしにして、刈りを続けた。
夕方頃になり、ギルドに向かい歩くとレティシアも着いてきて、換金を済ますとそのまま宿に戻ったあと眠りについた。
朝起きて、隣で寝ているスライムであるライムを起こし、いつも通り宿の女将に預かってもらった。
女将にあずけてからライムは食堂のテーブルに登り大人しくしているみたいで、最初の頃は下ろしていたらしいが、一人の女性冒険者が自分の食べている料理を与えたら、それを取り込んで食べてから触手を伸ばしてその冒険者の手をツンツンとつついて来たらしく、それがとても可愛かったらしい。
それから次第に食堂に来る女性冒険者が増えていき、今の状態になっているそうだ。
そのおかげなのか俺とサミアの食事代は無料になっている。
朝食をサミアと取ったあとギルドに向かい、ギルドの中に入ってからクエストボードを見ていると後ろかレティシアが歩いてきた。
お互いに挨拶を交わして、何の用なのか聞いてみたらパーティーを組みたいらしい。
いきなりなのでなんとも言えないが、サミアに聞いてみたがどちらでも構わないそうだ。
取り敢えず了承して、合わなかったら脱退する形となった。
三人で受けるクエストはアンバルカーキングで、昨日討伐していたアンバルカーの親玉だ。
受付で受理して、門を出てから対った。
草原をひたすら歩き、しばらくすると奥の方で巨大な動いているものが見えた。
近付いて見るとアンバルカーがいたが普通のアンバルカーと違って大きさは大人の約三倍位だ。あれがアンバルカーキングなのだろう。
少しずつ近付いていったら、アンバルカーキングがこちらに気付き、襲い掛かってきた。
それを躱し、同時に剣で斬りつけようとしたがかわされた。
そこに間髪入れずにレティシアが攻撃を仕掛け、一撃掠ったが致命傷にならなかった。
サミアはアンバルカーキングがレティシアから離れたので、風属性魔法をウィンドカッターを放ち、すぐに俺とレティシアが接近して、魔法を避けた瞬間に攻撃を放った。
レティシアの剣が突き刺さり、アンバルカーキングが痛みで悲鳴を上げている間に俺は左眼を斬り付けた。
さらに痛みで足が止まっている間に離れて、サミアの中級風属性魔法のトルネードカッターで斬り刻んだ。
魔法が止むとアンバルカーキングは全身切り傷で、沢山の血が流れていた。
再び、俺とレティシアの二人で接近し、攻撃を仕掛けていった。
アンバルカーキングは段々と動きが鈍くなり、動かなくなった。
俺とレティシアは威嚇しているだけで動かないアンバルカーキングを前後で挟み、同時に攻撃を仕掛けた。
アンバルカーキングは前から来た俺に対して、飛びかかってきた。
俺は剣で攻撃を受け止め、その間に後ろから翔けてきたレティシアが二本の剣で突き刺した。
受け止めていた前脚が力を無くし、下に落ちていった。
完全に死んだのを確認して収納したあと、ギルドに向かった。
アンバルカーキングをギルドに換金したあと夕方まで時間があったので解散して、それぞれ自由時間にした。
俺は歩きながら自分のステータスがどのくらい上がったか確認した。
______________
麻野新:Lv458
体力:64950
魔力:58600
力:SS
素早さ:S+E
丈夫さ:S+E
器用さ:S+C
運:S+E
ジョブ
短剣士Lv10、暗殺者Lv10、中級剣士Lv1
スキル
言語翻訳、洗浄魔法Lv10、無限収納魔法Lv10、飲水魔法Lv10、気配遮断Lv10、魔力操作Lv8、気配察知Lv10、夜の目Lv10、意思疎通Lv10、契約召喚Lv1、テイマー鑑定
称号
スライム殺し《スライムスレイヤー》
アルミラージ殺し《アルミラージスレイヤー》
――――――――――――――――――――――――――
スライム︰ネーム名ライム︰Lv76
体力:7450
魔力:4350
力:B
素早さ:D
丈夫さ:D
器用さ:E
運:C
ジョブ
スキル
消化
称号
――――――――――――――――――
俺の方は件なみ上がり、ジョブの剣士も下級から中級になっていたがライムの方は少しだけだった。
ステータスを見終えて閉じると、隣から視線を感じたので見てみるとレティシアがじーっとこちらを見ていた。
「どうしてここにいる?」
「なんとなく?」
「疑問で返されても困るんだが……」
「じゃあ、一緒にいたいから」
「じゃあって……」
俺は仕方ないので、レティシアを連れてそこらへんを歩いた。
夕方になり、宿に戻るためレティシアと別れの挨拶をした。
宿の食堂でサミアと会い一緒の席で食事をしていると、隣の席にレティシアが座ってきた。
レティシアは注文すると話に加わってきた。
話の中でレティシアもこの宿に部屋さっき取ったみたいで、今日から―――と言ってももう夜だが―――一緒の宿になった。
明日からはレティシアも正式なパーティーの一員として俺たちと行動するようだ。
サミアも俺もそれを受け入れ、明日はどのような事をするのか話しながら食事をした。
話も終わり、ライムを受け取ってから部屋に戻り、横になった。
明日からは三人でクエストを行うことになる。
仲間との連携を思いながら、夜を過ごした。
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