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遺書日誌  作者: あやと
93/218

ホロスコープ/握る

ー

ー

書き尽くした文字列

滲んだ声は響いてる

重ねた芙蓉を抱きしめて


ここから夜を切り裂いて

途切れた銀も過去に散って

だけど僕はここにいる

描いた明日に飛び込んで

繰り返す夜を終わらせて

もし白んだ空

瞬きに灯りが揺れても

見失って傷が傷んでも

僕は今この雲を払うから

何度でも君を塗り替えてやるから

どこまでも望む方へ

いつまでも君を守っていて

ー

ー

僕がどれだけもがいたとしても

見えないところまで沈んだ

君の心は救えない

君に届く言葉を紡げるのは

最終、君だけだから

どうしたって僕らは二人で

一つの存在にはなれない

君と僕の隙間を消すことはできない


だけど僕の心君に向ける愛は

自分を愛せない僕が

僕自身に向ける感情より大切だから

流れ込む風が冷たくとも

僕は君との距離を愛したい

きっと二人で触れ合うその危うさが

この世で一番尊い世界だから

冷え切った夢の中で

微かな体温を感じていよう

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